【検証】法人ゴールドカードでおすすめの1枚とは?

man
「一番おすすめの法人ゴールドカードはどれですか?」
「法人ゴールドカードにもいっぱいあって、何を選べば良いのか?わかりません。」
・・・

という方に「どの法人ゴールドカードが一番お得なのか?」法人カード10枚を所有する経営者が体験談に基づいておすすめの1枚を解説します。

目次

法人ゴールドカードを選ぶポイントとは?

「何を目的に法人ゴールドカードを持ちたいのか?」が、法人ゴールドカードを選ぶ重要なポイントになります。

「一般カードじゃなくて、ゴールドカードが良い理由」を考えてみると

man
コストパフォーマンスではなく、ステイタス性を重視したい。

というのが大きいのではないでしょうか。

concierge

単純にコストパフォーマンスで見れば、年会費永年無料の法人カードも

  • ライフカードビジネス(法人カード)/一般カード
  • ビジネクスト・法人クレジットカード

等、いくつかありますし、法人ゴールドカードだからポイント還元率が高いということもないのです。しかし、年会費は法人ゴールドカードの方が高いのですから、コストパフォーマンスで見れば、一般カードのよりもゴールドカードが劣ってしまうのは間違えありません。

man
「でも限度額はゴールドカードの方が高いんじゃないの?」

と思う方も多いかと思いますが、実際には、ライフカードビジネス(法人カード)/一般カードは、年会費永年無料で限度額が10万円~500万円ですので「ゴールドカードだから限度額の最大値が大きい」というわけでもないのです。

man
「ゴールドカード限定のサービスを利用したい方が多いんじゃないの?」

確かに

  • 海外旅行傷害保険が手厚い
  • 国内旅行傷害保険が手厚い
  • 国内空港ラウンジが利用できる
  • 空港の送迎サービス、手荷物宅配などが利用できる
  • 飲食店の優待サービス
  • ホテルの優待サービス
  • コンシェルジュデスク
    ・・・

などが利用できるという点で、一般カードではなく、ゴールドカードを選ぶ方も一定数いるかと思います。

concierge
しかし、実際にどれほど上記のサービスを利用する機会があるでしょうか?

国内出張が多い方が空港ラウンジを利用する機会が多いぐらいではないでしょうか。

ゴールドカード限定のサービスと言っても、プラチナカードやブラックカードに比較すると、サービスレベルはかなり低く、一つのサービスがゴールドカードの比較検討材料になるものではないのです。

筆者の意見としては

法人ゴールドカードを持ちたい。

ということは

「対外的な信用力」「ステイタス性」「ブランド力」のある法人カードを利用したい。

と考えている方がほとんどだと考えます。

concierge
中小企業の経営者、個人事業主が気にするのは、対外的な見え方です。
  • 接待をするときに支払いのために出しても恥ずかしくないカード
  • 社員との飲み会で支払いのために出しても恥ずかしくないカード
  • デートの時に支払いのために出しても恥ずかしくないカード
    ・・・

として

man
「一般カードではなく、法人ゴールドカードを持ちたい。」

と考えるのではないでしょうか?

接待相手の取引先の担当者から

man
「あの会社の社長、一般カードで支払っていたよ。だっせーな。」

社員から

man
「うちの社長、一般カード使っているんだぜ。この会社にいても、夢ないよな。」

デートした女性から

woman
「社長のくせに一般カード使っているんだよ。信じられない。」
concierge

と言われる、思われることのダメージの方が、経営的な損失が大きいと考える経営者が多いのです。

法人ゴールドカードの年会費は、年間数万円ですが、取引先が1社でも減れば数十万円、数百万円の損失ですし、社員が1名でも辞めれば、採用コストは50万円~100万円かかってしまいます。

だとすると

法人ゴールドカードを選ぶ最大のポイントは「ステイタス性」

ということになります。

「ステイタス性」の高い法人ゴールドカードを選ぶ

ステイタス性の高さは「国際ブランド」に左右される

国際ブランドのカード利用額比較

国際ブランドVISAMasterCardJCBAmerican ExpressDinersUnionPay
加盟店数2920万店2920万店750万店1040万店850万店200万店
年間利用回数(ショッピング)35.6回30.7回18.6回53.8回28.2回11.6回
年間利用回数(キャッシング)1.4回1.4回0.4回0.9回1.4回0.4回
年間利用回数(合計)37回32.1回19回54.7回29.6回12回
一回の支払い平均額(ショッピング)8,600円8,700円11,500円15,400円16,600円19,200円
一回の支払い平均額(キャッシング)27,200円25,900円17,400円16,000円17,500円19,500円
年間利用額(ショッピング)305,200円255,700円209,100円829,900円467,600円223,400円
年間利用額(キャッシング)38,600円36,800円7,400円14,200円24,900円8,200円
年間利用額343,800円292,600円216,500円844,100円492,400円231,600円
発行枚数86,900万枚70,540万枚7,660万枚9,740万枚590万枚28,500万枚
利用額合計29,874億円20,637億円1,658億円8,222億円293億円6,600億円
利用額世界シェア42.6%30.7%2.5%12.2%0.4%9.8%

出典:2012 The Nilson Report

これを見るとわかる通り

国際ブランドの年間利用額(ショッピング)のランキング

1位:American Expres 829,900円
2位:Diners 467,600円
3位:VISA 305,200円
4位:MasterCard 255,700円
5位:UnionPay 223,400円
6位:JCB 209,100円

となっています。

1人あたりの年間利用額が大きい国際ブランド = お金を使ってくれる可能性が高い顧客

ですから、必然的に

  • American Expres
  • Diners

のクレジットカードを利用する顧客に対して、レストランやホテルのサービスが良くなるのは、当たり前なのです。

JCBのお客さん4人分 = American Expresのお客さん1人分

ですから、American Expresのお客さんが来れば、4名分の手厚いサービスをしても良いと、判断しているのです。

日本では、それほど顕著ではありませんが

海外では

  • American Expres
  • Diners

の利用者の方が「お金持ち」「エグゼクティブ」として、丁重なサービスを受けられるのです。

日本唯一の国際ブランドである「JCB」は「UnionPay」にも及ばないのです。

「ステイタス性」の高い法人ゴールドカードを選ぶ場合には

  • American Expresの法人ゴールドカード
  • Dinersの法人ゴールドカード

がおすすめということになります。しかし、Dinersの法人ゴールドカードはありません。

つまり、「ステイタス性」でおすすめできる法人ゴールドカードは

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

に限られてきてしまうのです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードにないサービスを利用したい場合にのみ、ほかの法人ゴールドカードをおすすめします。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードにないサービスって?

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの弱点

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードには

  • ステイタス性が高い
  • American Expresのプロパーカード
  • 限度額は一律の制限なし
  • 海外旅行傷害保険:最高1億円(自動付帯)
  • ビジネスラウンジ/リージャス初年度無料
  • ビジネス・コンサルティング・サービス
  • 国内空港ラウンジ無料
  • 手荷物無料宅配サービス
  • 無料ポーターサービスあり
  • ビジネスサービスの優待プログラム/ビジネス・セービング
  • レストラン、ホテルの優待プログラム/アメリカン・エキスプレス・セレクト

と、いろいろな特典やサービスが整っていますが・・・弱点もあります。

弱点その1.ポイント還元率の低さ

  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードのポイント還元率:0.40%

です。

ポイントで勝負していない法人カードと言っていいでしょう。

man
「ゴールドカードが持ちたいけれども、ポイントも効率的に貯めたい。」

という方には

ポイント還元率の高い法人ゴールドカード

楽天ビジネスカード

をおすすめします。

楽天ビジネスカードは、楽天カードが発行している法人ゴールドカードですが、ステイタス性が低い分、ポイント還元率は1.0%と高く設定されています。

弱点その2.海外空港ラウンジが利用できない

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードには、プライオリティ・パスは付帯されていません。

  • ハワイ:ダニエル・K・イノウエ国際空港
  • 韓国:仁川国際空港

のみ利用することができます。

そのほかの海外空港をプライベートの旅行や海外出張で利用する機会の多い方には、プライオリティ・パスが付帯された法人カードをおすすめします。

プライオリティ・パスが付帯された法人ゴールドカード

楽天ビジネスカード

(ゴールドカードではありませんが)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

弱点その3.レストラン優待サービスにコース料理1名分無料がない

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードには

  • アメリカン・エキスプレス・セレクト

というレストラン優待サービスがありますが、優待特典を見ても、10%OFF程度のものがほとんどなのです。

しかも、ダイニング特典は、2017年9月30日で終了しています。

弱点その3.レストラン優待サービスにコース料理1名分無料がない

法人カードのレストラン優待で利用される機会の多いサービスには

2名以上の利用でコース1名分無料

という特典があります。

接待や会食、デートの機会が多い経営者・個人事業主の方にとっては、「2名以上の利用でコース1名分無料」の特典がある法人カードをおすすめします。

「2名以上の利用でコース1名分無料」の特典がある法人ゴールドカード

EX Gold for Biz M(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エム)

EX Gold for Biz S(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エス)

(ゴールドカードではありませんが)

ダイナースクラブビジネスカード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはどちらの方がステイタス性が高いの?

アメリカン・エキスプレスのプロパーカードの法人ゴールドカード

アメリカン・エキスプレスとクレディセゾンの提携カードの法人プラチナカード

です。

ステイタス性でみると

プロパーカード > 提携カード

なので、ステイタス性は「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」に軍配。

カードの色でみると

プラチナカード > ゴールドカード

なので、ステイタス性は「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」に軍配。

という形になります。

国際ブランド同士の比較とは違って、ステイタス性を比較する具体的な数値がないので、イメージの話になってしまいますが

concierge
基本的に格上とされるのはプロパーカードの「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」です。

年会費を見ても

  • 「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」:31,000円(税別)
  • 「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」:20,000円(税別)

ですから、プラチナカードの「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」の方が安いのです。

解説した通りのステイタス性で選ぶのであれば

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」

の方がおすすめということになります。

しかし、カードを利用するときに色(ゴールド or プラチナ or ブラック)ぐらいでしか、カードのレベルがわからない方と一緒にいることが多いのであれば、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」を選ぶのも一つの考え方です。

ただし、プロパーカードであれば、プラチナ、ブラックと利用額に応じて招待される上のランクがありますが、提携カードの場合はプラチナまでで終わりです。

結論

法人ゴールドカードでおすすめの1枚は

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

です。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードにないサービスや特典を利用したい方は

ポイント還元率の高い法人ゴールドカード

楽天ビジネスカード

プライオリティ・パスの付帯された法人ゴールドカード

楽天ビジネスカード

(ゴールドカードではありませんが)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

「2名以上の利用でコース1名分無料」の特典がある法人ゴールドカード

EX Gold for Biz M(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エム)

EX Gold for Biz S(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エス)

(ゴールドカードではありませんが)

ダイナースクラブビジネスカード

をおすすめします。

concierge
年会費の安さやポイントの貯まりやすさなど、別の要素を重視したい方は、一般カードも含めて比較検討することをおすすめします。「ステイタス性」を重視しないのであれば、ゴールドである必要がありません。