という方に「どの法人カードが一番経営に役立つのか?」法人カード10枚を所有する経営者が体験談に基づいておすすめの1枚を解説します。
法人カードで経営に役立つってどういうこと?
- 法人カードでポイントが貯まるから、雑所得として売上が増える
- 法人カードで経費支払いまでの猶予が長くなるので資金繰りが楽になる
- 法人カードでビジネス商品の優待料金があるからコスト削減になる
- 法人カードで経理の事務作業が効率化できるからコスト削減になる
・・・
結論
今回は結論から言います。
法人カードで「経営に役立つ」おすすめの1枚は
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
です。
実際に筆者も、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを保有して、色々なサービスを利用させていただいておりますが・・・経営に直結するメリットがある法人カードは「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」の一択と言っていいぐらいです。
他の法人カードにはないサービスが多く付帯されています。その中身を実際に利用した経験を踏まえて解説します。
【経営企画・マーケティングに役立つ】ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」
「ジー・サーチ(G-Search)」とは
です。
- 全国145万社以上の企業情報が調べられる
- 帝国データバンク、東京商工リサーチなど10社の情報を一括検索可能
- 企業信用情報・倒産速報が横断検索可能
- 新聞・雑誌の記事検索
- マーケティングレポートの検索が可能
となっています。
利用するシチュレーションとしては
- 顧客への企画書に市場シェアなどの情報を入れ込みたい。
- 新規で取引する企業の与信を帝国データバンクの情報で調べたい。
- 競合の動向を新聞や雑誌を横断検索して調べたい。
- 顧客に市場レポートを渡したい。
・・・
使い方は、色々ありますが、コスト削減に優れている法人カードにしては珍しく
- 「売上を上げる」
- 「顧客を増やす」
- 「顧客のロイヤリティを上げる」
・・・
ことに活用できるサービスと言えます。
経営者でも、営業担当の役員でも、同じですが
- 市場動向
- 競合動向
- 新商品動向
・・・
をいち早く入手することで、そこにビジネスチャンスが生まれるのです。
実際にやってみました。
【体験】クレジットカードのシェアを調べてみる
1.マーケティング資料から「クレジットカード」で検索
2.「クレジットカードービザ、マスターカードの2大ブランドがクレジット、デビットで圧倒的なシェア」をクリック
3.購入する
※個別の情報は従量課金ですので、利用した分、課金されます。この情報はPDFで330円(税込)でした。
【体験】ヤフー株式会社の帝国データバンクの情報を調べてみる
1.「企業情報をみる」→「企業情報横断検索」をクリック
2.会社名に「ヤフー」と入力して検索します
3.帝国データバンクのヤフー株式会社のデータが閲覧できます。
※この情報はPDFで1,760円(税込)でした。
法人年会費(税込):3,300円(税込) → 無料
【経営企画に役立つ】ビジネス情報サービス「ビジネス・コンサルティング・サービス」
従業員が数名の中小企業の経営者の場合は、なかなか経営の相談ができる方が身近にいないケースも多く、経営上の課題を自分で抱えたまま、解決できない、ストレスをためてしまうケースも多いのです。
実際に筆者は「社員雇用」に対する相談をしてみました。
- 無料相談
- 1時間~2時間ほど船井総研の同じ業種の担当者が電話で対応してくれる
- 親身に相談にのってもらった。
- 顧問契約などの営業的なものはなかった・
という印象です。
無料相談と言っても、「すぐに船井総研などの顧問契約の話を持ち出されるのかな?」と内心思っていましたが、そんな話は一切なく、同業の会社のコンサルティング事例などを色々話してもらいながら、解決策を提案してもらえました。
当然、より具体的な提案を求めるのであれば、顧問契約、コンサルティング契約が必要になるのかもしれませんが、この段階でも十分に自分の疑問、競合他社が行っている施策などを聞くことができたのでプラスになったと感じています。
【出張・営業・大事な会議の成功に役立つ】会員制ビジネスラウンジ「ミーティング・スクエア」
- 地方にある会社の出張で東京に来た時のオフィス代わりに利用する
- 自宅などで起業して立派なオフィスがない経営者が箔をつけるために利用する
- 商談の場として活用する
ということが可能になります。
- 無料コーヒーが出る
- カード保有者と同伴者1名まで無料
- 1日最大2時間利用できる
など特典があります。
筆者は、自宅兼オフィスという形で会社を運営しているのですが、頻繁にクライアントを招くような設計になっていないため、カフェやファミレスで打ち合わせをすることが多いのですが、ある程度のクラスのクライアントとの商談の場合は、ファミレスに呼び出すのも気が引けますし、ちゃんとした場を用意できなければ、それも商談の成功率を下げてしまう要素になります。
このようなときに「帝国ホテル」というブランドの商談スペースを自由に利用できるのは大きなメリットとなっているのです。
【人脈づくりに役立つ】ビジネスカード会員限定イベント
執筆時点では第一回は開催されていないため(2017年8月に第1回の開催予定)詳細は不明な状態ですが、
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを持っている経営者が参加するイベントですので、通常の異業種交流会よりも、ランクの高い経営者が多く集めることが予想されます。
「人脈づくり」を目的に参加してみるのも良いでしょう。
【従業員満足度向上に役立つ】福利厚生サービス「クラブオフ」
大企業であれば
- 社員食堂を設けたり
- 別荘地に保養所を作ったり
- 社員旅行をしたり
- 資格取得支援をしたり
・・・
多様な福利厚生サービスを用意して、従業員満足度を高め、人材雇用に効果を上げることが可能です。
しかし、社員数が数名、数十名の中小企業の場合は、なかなか福利厚生サービスに力を入れることは難しいのが現状です。
そこで、利用されるのが「クラブオフ」のような福利厚生サービスです。
「クラブオフ」のような福利厚生サービスは、中小企業でも簡単に社員に福利厚生サービスを提供できるように、参加する中小企業の数を集めて、その代わりにホテルなどの宿泊施設などに「これだけの数の会社の従業員が利用するので、その分割引してください。」と向上して、割安で宿泊できるようにしているのです。
福利厚生サービスを中小企業でも導入できるシステムと言えるでしょう。
VIP会員:月額550円(税込) → 無料
「クラブオフ」はでは75,000以上の契約施設を特別優待料金で利用することができます。
提供されている福利厚生サービスの一部を紹介
ホテル:1泊500円
レストラン:最大50%OFF
グルメ:割引
スパ:割引
スポーツクラブ:登録料無料、プレゼント
社員が利用するためには、追加カードを持っている必要がありますが。
【接待に役立つ】ビジネス・ダイニング by ぐるなび
- エリア
- 予算
- 人数
- 要望
などを伝えれば、最適なお店を提案してくれて、予約までしてくれるのです。
「年間5回以上のご利用で、抽選で人気の手土産をプレゼント」という特典もあり、秘書のように使うことができると言っていいでしょう。
「自分で調べられるよ。」という方には不要かもしれませんが
- 自分で調べて予約する時間がない経営者
- 出張先など土地勘がないところで商談、接待をしなければならない経営者
などに重宝されるはずです。
【支払に役立つ】事前承認手続き
法人カードは限度額が決まっているので、限度額までの利用しかできません。
しかも、ほとんどの法人カードは引き落としまで50日~60日ですので、限度額の半分までしか現実的にはカード利用ができないのです。
限度額:50万円 → 利用できるのは月25万円
しかないのです。
これでは
- 従業員が増えたのでオフィスのパソコンやデスクをまとめて購入したい。
- 海外視察に行く必要ができた。
- テレビに取り上げられてネットの検索数が増えたのでインターネット広告の予算を引き上げたい。
という、高額な支払が発生するときに1枚の法人カードでは対応できなくなってしまいます。このタイミングでもう一枚法人カードを申込んでも、届くまでは3週間ぐらいかかってしまいますし、審査が通るかもわからないのです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの場合は「事前承認手続き」が可能です。
「事前承認手続き」とは
まとめ
一般的な法人カードの場合は
- ポイント
- 優待特典
- 海外旅行障害保険
- 飛行機や新幹線の予約手配
- レストラン・ホテル優待
などにサービスが偏りがちなのですが
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは
- ビジネスコンサルティング
- ビジネス情報
- ビジネス会員限定イベント
- 接待・会食の飲食店、予約提案
- 福利厚生
- 限度額の一時引き上げ
などが用意されています。
- 売上を上げる
- コスト削減をする
- 顧客満足度を上げる
- 従業員満足度を上げる
- 人脈を広げる
総じて、経営に役立つサービスが多く用意されているのです。
大企業の経営者には不要かもしれませんが
- 個人事業主、自営業者
- 社員がいない経営者
- 社員数数名、十数名の中小企業の経営者
- 起業して間もない経営者
- 経営に関する相談相手がいない経営者
には、かなり重宝されるサービス設計になっているのです。
筆者の私も、ビジネス面で使い勝手の良い法人カードとして重宝しています。
単純に「書籍を買う、タクシーに乗る、広告を出す」という買い物ベースのものはポイント還元率の高い法人カードをメインカードとして利用していますが、
メインカードとは別に数万円の年会費を支払ってでも、これらの経営に役立つサービスが利用できるので、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを併用しているのです。
経営面のサポートを期待する経営者には「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」をおすすめします。
ちなみに次点は・・・
ダイナースクラブビジネスカード
でした。
ダイナースクラブビジネスカードも、
専門家チームに経営相談可能なプライベートアドバイザーサービス
各分野のプロ5人の「プライベートアドバイザー」が参謀役や顧問としてアドバイスいたします。
ダイヤモンド経営者倶楽部のビジネスラウンジ/銀座サロン
ダイヤモンド経営者倶楽部メンバーの活動拠点である銀座サロンを利用できます。
などがあるため、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードほどではありませんが、経営に役立つサービスが利用できます。ビジネス書などが取り揃えてられています。
ダイナースクラブビジネスカードの場合は
- 高級レストランのコースを1名様無料で優待
- 海外のラグジュアリーホテルでの特別割引/海外クラブホテルズ
- スモール・ラクシャリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド メンバーシップ優待
- 最高1億円の海外旅行傷害保険
- 銀座ショッピング優待プラン
- ゴルフプライベートレッスン優待
と、より「プライベートでの特典」にウェイトが置かれているので「経営に役立つ」という意味では2番手になってしまうのです。
「法人カードで経営に役立つってどういうこと?」
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