【検証】法人カードで「国内出張」おすすめの1枚とは?

man
「会社が北海道なので東京に出張に行く機会が多いのですが、どの法人カードがおすすめですか?」
「海外出張はほとんどないので、国内出張でおすすめの法人カードを教えてください。」

東京の会社でも、国内出張はありますが、地方の会社の場合は東京や大阪に頻繁に出張する方も多いはずです。「どの法人カードが国内出張で役立つのか?」法人カード10枚を所有する経営者が体験談に基づいておすすめの1枚を解説します。

目次

海外出張と国内出張の大きな違い

保険の重要度の違い

海外出張

海外の国には保険の制度がない国が多く、高額な医療費が請求される可能性があるため、ケガや病気の際に治療費・入院費がしはわれる「海外旅行障害保険」は必要不可欠です。

国内出張

日本国内なら、自分の保険(社会保険)が使えるので、万が一出張中に病気やケガになったとしても、2割~3割の医療費負担で治療・入院ができるため、出張中だから問題になることも少なく、「国内旅行傷害保険」はなくても、それほど問題がありません。

空港の活用の違い

海外出張

海外出張は荷物も大きくなり、成田や関空を使うため、電車よりも車で空港まで行く方も増えます。空港からの手荷物宅配サービス、送迎サービス、無料ポーターサービスが活躍します。

国内出張

国内出張の場合は、電車で空港に行く方の方が多く、荷物も1日~2日分ですので、それほど空港サービスの重要度は高くありません。必要なのは待ち時間をつぶすための空港ラウンジぐらいです。

新幹線の重要性

海外出張

新幹線はありません。

国内出張

飛行機の方が早いですが、時間の計算が立ちやすいのは新幹線でしょう。「出張先がどこなのか?」にもよりますが、飛行機と新幹線は併用するものです。

現地サポートの違い

海外出張

言葉が通じないため、トラベルデスクやコンシェルジュデスクなどのサポートサービスはかなり重宝されるものです。飛行機の遅延、パスポートの紛失、病気やケガのときに日本語でサポートしてくれるサービスは心強い味方なのです。

国内出張

日本国内であれば、ウェブサイトの情報も多くありますし、日本語が通じるため、コンシェルジュデスクなどがなくても、対応可能です。あった方が現地のお店などを予約してくれるなどのメリットがあるため、ベターです。

consultant
同じ出張でも、「海外出張」と「国内出張」では必要なサービスや機能が異なるため、選ぶべき法人カードも変わってくるのです。

国内出張で法人カードを選ぶ際には何を重視するべきか?

その1.「チケットレス」「WEB予約」「法人価格」の国内線利用

一部の法人カードには「JAL ONLINE」「ANA@desk」のサービスが利用できるものがあります。

「JAL ONLINE」

「JAL ONLINE」 「JAL ONLINE」
特徴
  • 法人専用運賃「eビジネス6」は最大43%の割引
  • 急な予約変更、搭乗当日の予約が可能
  • 24時間365日国内線の予約・発券手配が可能
  • 「eチケット」なので航空券の受取が不要
  • 座席指定が完了していれば「タッチ&ゴー」が可能
  • 1ヶ月間の搭乗実績をまとめて翌月にご請求
  • 銀行口座からの自動振替も利用可能
  • レポート出力機能あり
予約から精算までの流れ
予約から精算までの流れ
「チケットレス」での搭乗の流れ
「チケットレス」での搭乗の流れ

「ANA@desk」

「ANA@desk」 「ANA@desk」
特徴
  • 「ビジネスリピート」「出張@割」で最大49%の割引
  • 搭乗月ごとの後払い一括精算
  • 出張コストの見える化
  • 管理コードは企業側が設定可能
  • CSV、PDF形式での明細書ダウンロード
  • 携帯・スマートフォンからアクセスOK
  • 「eチケット」なので航空券の受取が不要
  • 「ANA@deskサポート」がしっかりフォロー
予約から精算までの流れ
予約から精算までの流れ
「eチケット」発行の流れ
「eチケット」発行の流れ
consultant
非常に便利でお得な法人向けサービスなのですが、実はこのサービスは両方とも「年会費無料、利用料無料」で利用できるサービスです。
man
「じゃあ、別に法人カードに付帯されてなくてもいいのでは?」
consultant
そうではありません。

「JAL ONLINE」「ANA@desk」のサービスは「旅行会社」「クレジットカード会社」経由でないと契約できないサービスなのです。

契約するときに指定のカード会社の法人カードの引き落としでないと契約できないのです。

「eチケット」発行の流れ

指定のカード会社は以下の通りです。

ANA@desk
ANA@desk
JAL ONLINE
JAL ONLINE

下記の法人カードが対象になります。

  • JCB法人カード
  • 三井住友ビジネスカード
  • UC法人カード
  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
  • ダイナースクラブビジネスカード

その2.ホテル利用、優待

JCB法人カード

  • 「じゃらんnet」:じゃらんコーポレートサービス

三井住友ビジネスカード

  • 「じゃらんnet」:じゃらんコーポレートサービス

UC法人カード

  • なし

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

  • Hotels.com:8%OFF
  • 国内高級ホテル:セレクト優待料金

ダイナースクラブビジネスカード

  • 国内高級ホテル:優待料金

「じゃらんnet」:じゃらんコーポレートサービス

「じゃらんnet」:じゃらんコーポレートサービス
  • お得な法人向け限定の特別プラン
  • 法人一括決済サービス
  • 出張状況(予約プラン名、宿泊先のエリア、宿泊代金等)のリアルタイム管理
consultant

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」「ダイナースクラブビジネスカード」は国内ホテルと言っても、ハイアットやホテルオークラ等の高級ホテル路線での優待サービスが用意されています。

「じゃらんnet」:じゃらんコーポレートサービス

これは筆者の考えですが、国内出張を積極的に利用する中小企業、零細企業の経営者は毎回高級ホテルに泊まるかと言うと、それよりは出張先に素早く行ける、出張先の駅に近いホテルを選ぶかと思います。そのため、使える優待が限られてしまう「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」「ダイナースクラブビジネスカード」よりも、「じゃらん.net」の法人向けサービスの方が、全国のホテルが利用でき、各利用者の決済を一元化して管理できるのでおすすめだと考えます。

この時点で残る候補は

  1. JCB法人カード
  2. 三井住友ビジネスカード

の2つの大手プロパーカードということになります。

その3.新幹線利用

プラスEX

プラスEX

プラスEXは、東海道新幹線をチケットレス、かつ会員価格で利用できるサービスです。

  • 会員価格
  • スマートフォン、パソコン、携帯電話でいつでも予約ができる
  • 発車直前まで予約の変更が可能
  • ICカードで改札を「タッチ&ゴー」
  • 法人カードから引き落とし可能

年会費500円(税別)のサービスです。

consultant
このサービスも、基本的に誰でも利用できますが、法人カードの引き落としができるカード会社は指定されています。

今までの絞込の候補に残っている

  1. JCB法人カード
  2. 三井住友ビジネスカード

は両社とも、「プラスEX」を利用することができます。

「JCB法人カード」「三井住友ビジネスカード」を「国内出張」に関連するその他のサービスで比較

consultant
国内出張では、経営者1人が出張するというケースよりも、社員も含めて出張の機会が多いと考えますので、年会費が高額なゴールドカード、プラチナカードよりも、年会費が格安な一般カードを選択しています。

一般カードの比較

三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード

三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード

2017.02.15
  • 年会費:1,250円(税別)
  • 追加カード年会費:400円(税別)
  • 国内旅行傷害保険:最高2000万円
  • ショッピング保険:国内なし
  • レストラン優待:Visaビジネスグルメオファー
  • 新幹線チケットレス:プラスEXサービス※有料 年500円(税別)
  • 法人ETCカード:初年度年会費無料、次年度年会費500円(税別)※1回以上の利用で次年度無料

JCB法人カード/一般カード

JCB法人カード/一般カードを徹底検証。他法人カードと比較して判明した強み・弱み。ポイント・審査・限度額

2016.01.25
  • 年会費:初年度無料、1,250円(税別)
  • 追加カード年会費:初年度無料、1,250円(税別)
  • 国内旅行傷害保険:最高3000万円
  • ショッピング保険:国内なし
  • レストラン優待:なし
  • 新幹線チケットレス:プラスEXサービス※有料 年500円(税別)
  • 法人ETCカード:年会費無料
  • ガソリンカード付帯:エッソ・モービル・ゼネラル コーポレートカード※有料 年96円(税別)

拮抗した戦いですが・・・

「レストラン優待」「追加カードの年会費が安い」ことを重視するなら

三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード

「初年度年会費無料」「法人ETCカード無料」「旅行傷害保険の金額が高い」「ガソリンカード付帯」を重視するなら

JCB法人カード/一般カード

となっています。

結論

法人カード「海外出張」でおすすめの1枚は

JCB法人カード/一般カード

です。

JCB法人カード/一般カードを徹底検証。他法人カードと比較して判明した強み・弱み。ポイント・審査・限度額

2016.01.25
consultant
  • 「JAL ONLINE」「ANA@desk」 → 飛行機による国内出張がお得かつ便利
  • 「じゃらんnet」じゃらんコーポレートサービス → 国内出張のホテル手配がお得かつ便利
  • 「プラスEX」 → 新幹線による国内出張がお得かつ便利

が利用できます。これは三井住友ビジネスカードも同じなのですが

  • 国内旅行傷害保険:最高3000万円
  • 年会費:初年度無料
  • 法人ETCカード:年会費永年無料
  • 法人ガソリンカード:付帯可能
  • キャッシュバック型も選べる

と「年会費が初年度無料なのではじめはコストなしで利用できること」「法人ETCカード、法人ガソリンカードなど車関連のサービスも充実していること」「国内旅行傷害保険の限度額が高いこと」「キャッシュバック型も選べること」を考慮しました。

また、「JCB」は日本の企業で唯一の国際ブランドですので、海外でのサービスは「VISA」「MasterCard」に劣っているものの、国内のサービスでは一番と言っていい国際ブランドです。十分に国内出張で活躍します。

JCB法人カード/一般カードには、キャッシュバック型の「JCBビジネスプラス法人カード/一般カード」があります。

JCBビジネスプラス法人カード/一般カード

2017.02.14

「JCBビジネスプラス法人カード/一般カード」のキャッシュバックの仕組みは

出張旅費、ガソリン代、電話代、飲食代などの交通費・接待費・通信費の利用額に対して、0%~3.0%のキャッシュバック率が適用され、翌々月のカード利用代金の支払い日にキャッシュバックが適用されます。
結論
consultant
というものです。「出張旅費」もキャッシュバックの対象になっているので、このキャッシュバック型の方が金銭的なメリットが大きくなる可能性があります。最高3.0%のキャッシュバック率が適用されます。ただし、上限が15,000円ですので上限を超えそうであればポイント型の方がおすすめになります。

追加カードの枚数が多くなる方

追加カードの年会費が安い

三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード

三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード

2017.02.15

をおすすめします。

例えば

社員5名分の追加カードを発行する場合

JCB法人カード/一般カード

年会費1,250円(税別) × 6枚(親カード込み) = 年会費7,500円(税別)

※初年度は完全に無料

三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード

年会費1,250円(税別) + 追加カード400円(税別) × 5枚(親カード込み) = 年会費3,250円(税別)

ですので、

初年度は

  • JCB法人カード/一般カード:0円
  • 三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード:3,250円(税別)

2年目までのコスト合算

  • JCB法人カード/一般カード:7,500円(税別)
  • 三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード:6,500円(税別)

ですから、コストが逆転するのです。

consultant
追加カードの枚数が増えれば増えるほど、追加カードの年会費が安い「三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード」が有利になります。

国内の空港ラウンジを利用したい方

上位カードの

JCB法人カード/ゴールドカード
JCB法人カード/プラチナカード

JCB法人カード/プラチナカード

2017.01.30

JCB法人カード/ゴールドカードを徹底検証。他法人カードと比較して判明した強み・弱み。ポイント・審査・限度額

2016.12.19

をおすすめします。

国内出張の際も高級ホテルを利用したい方

高級ホテルの優待が付帯されている

ダイナースクラブビジネスカード

ダイナースクラブビジネスカード

2017.01.16

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

2017.01.12

をおすすめします。

国内出張での法人カード利用の注意点

国内旅行傷害保険は一般カードの場合は「利用付帯」

「JCB法人カード/一般カード」「三井住友ビジネスカード/クラシック(一般)カード」でも同じですが

国内旅行傷害保険は「利用付帯」です。

「JCB法人カード/一般カード」の場合

  • 国内旅行傷害保険:最高3000万円
国内旅行傷害保険は一般カードの場合は「利用付帯」

(※2)WEB明細サービス「MyJチェック」にご登録があり、事前に旅行代金等をJCB一般法人カードでお支払いになるなど、所定の条件を満たすと旅行傷害保険が適用となります。事前のお手続きは不要です。

とカードを持っているだけでは保険が適用されないことに注意が必要です。

国内旅行傷害保険で自動付帯になるのは、ゴールドカード以上のスペックの法人カードになっています。