法人カードのコンシェルジュデスクへ不満を感じている方は少なくありません。筆者自身も、法人カードのコンシェルジュデスクには不満を感じることが少なくありません。今回は、法人カードでコンシェルジュデスクを使うときに感じた不満と使いこなす方法について解説します。
法人カードでコンシェルジュデスクを使うときに感じた不満
不満その1.携帯電話からいつまで経っても繋がらない
法人カードに限らず、クレジットカードのコンシェルジュデスクに電話すると必ず
カードに関するお問い合わせは「1」と「#」
トラベルご旅行に関するお問い合わせは「2」と「#」
コンシェルジュデスクに関するお問い合わせは「3」と「#」
を押してください。」
と言われるはずです。
実際に上記は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのコンシェルジュデスクの電話番号ですが・・・
このように
一回目の電話の選択肢に「コンシェルジュデスク」があれば、その次はコンシェルジュデスクの担当者につながるので、まだ我慢できるのですが
「押す番号を間違えたのか?違うところにつながってしまって、やりなおさなければならなくなった。」
ということも少なくありません。
この不満を解消するコンシェルジュデスクの使いこなし方
対策.ダイレクトにコンシェルジュデスクにつながる法人カードを持つ
直通でコンシェルジュデスクにつながるクレジットカードもあります。
- ラグジュアリーカード
- JCBザ・クラス
です。
法人カードに対応しているのは
ラグジュアリーカード
ですので
ラグジュアリーカードのコンシェルジュデスクを利用すれば、ストレスレスで対応してもらえます。
国際ブランド | Mastercard® |
初年度年会費(税込) | 55,000円 |
2年目~年会費(税込) | 55,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 1.00% |
ポイント還元率/上限 | 2.20% |
ポイント倍増方法 | 商品券との交換 |
- |
- |
国際ブランド | Mastercard® |
初年度年会費(税込) | 110,000円 |
2年目~年会費(税込) | 110,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 1.25% |
ポイント還元率/上限 | 2.75% |
ポイント倍増方法 | 商品券との交換 |
- |
- |
国際ブランド | Mastercard® |
初年度年会費(税込) | 220,000円 |
2年目~年会費(税込) | 220,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 1.50% |
ポイント還元率/上限 | 3.30% |
ポイント倍増方法 | 商品券との交換 |
- |
- |
次点でセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのように一回の選択でコンシェルジュデスクにつながる法人カードを選ぶと良いでしょう。
対策.メール対応しているコンシェルジュデスクの法人カードを選ぶ
コンシェルジュデスクの中にはメール対応しているものもあります。
コンシェルジュデスクがメール対応しているクレジットカードは
- TRUST CLUB プラチナ Visaカード
- エポスプラチナカード
- デルタ スカイマイル TRUST CLUB プラチナVisaカード
- レクサスカード
- マイレージ・プラス セゾンプラチナカード
- スルガプラチナカード
- 七十七Visaプラチナカード
- むさしのVisaプラチナカード
- 道銀Visaプラチナカード
- 北陸Visaプラチナカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- ラグジュアリーカード/Mastercard Titanium Card
- ラグジュアリーカード/Mastercard Black Card
- ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(メールへの返信で対応)
などがあります。
法人カードに対応しているのは
- ダイナースクラブプレミアムカード+ビジネス・アカウントカード
- ラグジュアリーカード/Mastercard Titanium Card
- ラグジュアリーカード/Mastercard Black Card
- ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(メールへの返信で対応)
国際ブランド | Mastercard® |
初年度年会費(税込) | 55,000円 |
2年目~年会費(税込) | 55,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 1.00% |
ポイント還元率/上限 | 2.20% |
ポイント倍増方法 | 商品券との交換 |
- |
- |
国際ブランド | Mastercard® |
初年度年会費(税込) | 110,000円 |
2年目~年会費(税込) | 110,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 1.25% |
ポイント還元率/上限 | 2.75% |
ポイント倍増方法 | 商品券との交換 |
- |
- |
国際ブランド | Mastercard® |
初年度年会費(税込) | 220,000円 |
2年目~年会費(税込) | 220,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 1.50% |
ポイント還元率/上限 | 3.30% |
ポイント倍増方法 | 商品券との交換 |
- |
- |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 143,000円 |
2年目~年会費(税込) | 143,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
- |
- |
※ダイナースプレミアムカードは、個人カードですが「ビジネス・アカウントカード」を発行することで、法人カードとして利用することができます。
国際ブランド | Diners |
初年度年会費(税込) | 24,200円 |
2年目~年会費(税込) | 24,200円 |
年会費優遇条件 | アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要 |
ポイント還元率/基本 | 0.40% |
ポイント還元率/上限 | 0.80% |
ポイント倍増方法 | ●ポイントアップ加盟店 ホテル:2倍 レストラン:2倍 ショップ:2倍 |
【年会費特典】初年度年会費無料 |
- |
国際ブランド | Diners |
初年度年会費(税込) | 29,700円 |
2年目~年会費(税込) | 29,700円 |
年会費優遇条件 | アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要 |
ポイント還元率/基本 | 0.40% |
ポイント還元率/上限 | 0.80% |
ポイント倍増方法 | ●ポイントアップ加盟店 ホテル:2倍 レストラン:2倍 ショップ:2倍 |
- |
【新規入会+利用】最大77,000マイル |
不満その2.ぼんやりとした質問に答えてくれない
コンシェルジュデスクを並行して利用していると、大きな違いがあることに気づきます。
- 「予約代行」が業務のコンシェルジュデスク
- 「質問」に対してできるだけ回答を用意してくれるコンシェルジュデスク
です。
前者の場合は
いつ
何時
何名
どのコース
予算
いつ
何名
チェックインの時間は?
というように、ある程度こっちで決めてあげないと、適切な回答が出てこないのです。
例えば、筆者がした質問には
というものがあります。
前者のコンシェルジュデスクでは
となってしまうのです。
後者の場合は
「レストランから見る方法ですと、今ならこのレストランが予約できます。」
「ホテルから見る方法ですと、今ならこのホテルが予約できます。」
と、いろいろな選択肢を提供してくれるのです。
「予約代行」だとしたら、ネットやアプリで簡単に予約できる現代では、大きなメリットはなくなってしまいます。
この不満を解消するコンシェルジュデスクの使いこなし方
対策.年会費が高い法人カードのコンシェルジュデスクを使う
基本的に
年会費が安い(2万円以下)の法人カードのコンシェルジュデスクの場合は、コンシェルジュデスクにもコストをかけられないため、どうしても画一的な「予約代行」の色合いが強くなってしまうのです。
年会費が高い(2万円超)の法人カードのコンシェルジュデスクの場合は、コンシェルジュデスクも十分にコストをかけられるので、「できるだけ顧客の要望にNOを言わずに対応する」ことを落とし込まれているので、なんとか要望に応えようとしてくれるのです。
年会費2万円超の法人カード比較
不満その3.確認が多すぎて、無駄な時間を費やす
旅行やホテルの予約をすると、コンシェルジュデスクと、いろいろな情報のやりとりを電話ですることになります。
- 出発日
- 出発時間
- 手配してもらう飛行機や新幹線の出発時間
- 手配してもらう飛行機や新幹線の到着時間
- 交通手段の料金
- ホテルのチェクイン時間
- ホテルのチェックアウト時間
- ホテルの部屋のグレード
- ホテルの料金
- ホテル利用時の注意点
- 領収書の有無
- 精算の方法
- レストランの予約時間
- レストランの利用人数
- レストランのコース
- レストランの料金
- レストランまでのアクセス
- ・・
これを
- 候補を提示してもらって
- その中から選んで
- さらに一つずつ確認する
のですから、2泊3日の国内旅行でさえ、1時間ぐらいコンシェルジュデスクと話すことになってしまうのです。
とくに面倒なのは「確認」です。
コンシェルジュデスクと電話連絡する場合は
とアナウンスがあることがわかります。
コンシェルジュデスクは、予約内容を間違えると大きな問題になってしまうので、最後にすべての予約や時間について再確認をするのです。
確認だけで20分ぐらいかかりました。
と思ってしまうのも、致し方ないことなのです。
この不満を解消するコンシェルジュデスクの使いこなし方
対策.事前に「時間がないので手短に」「確認連絡不要」と伝えておく
コンシェルジュデスクも、
がわかりません。
その場合は、マニュアルに沿って
という行動にでるのです。
しかし、こちらから
と伝えておけば
確認作業は排除して、提示する候補も少なく、手短に対応してくれるのです。
また、一度、「時間がないので手短に対応してほしい。」という要望を出しておけば
顧客カルテにその旨が記載されるので
今後の対応も、同じように確認不要で手短に対応してくれるはずです。
不満その4.ネットで予約した方が安い
実際にコンシェルジュデスクで予約して行った旅行ですが
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードでの予約では
一休.comでの予約では
2名:朝食付き 32,400円(税込)
+1,000分のクーポン
加算ポイント:648ポイント実質:30,752円(税込)
となるのです。
この不満を解消するコンシェルジュデスクの使いこなし方
対策.コンシェルジュデスクにお得になるホテルを聞く
前述した
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 143,000円 |
2年目~年会費(税込) | 143,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
- |
- |
には
ファイン・ホテル・アンド・リゾート
というホテル優待プログラムがあります。
これを利用すると
- 朝食ビュッフェ無料
- お部屋の無料アップグレード
- 100米ドル相当のホテル・オリジナル特典
- 午後16時までのレイトチェックアウト
- 午前12時までのアーリーチェックイン
- 無料wi-fi
という特典が使えるのです。
「利用している法人カードに、このようなプランに該当するホテルがあるかどうか?」は、コンシェルジュデスクが十分に知っています。
と聞いて、優待プログラムを利用できるホテルを選べば、自分で予約するよりjも、お得になる可能性が高いのです。
不満その5.チケットがアナログ
筆者の場合
新幹線 → モバイルSuica + スマートEX
飛行機 → スキップサービス
などを使って
できるだけ、スマートフォンだけで移動できるようにしています。
しかし、コンシェルジュデスクに依頼すると
アナログな形で新幹線のチケットなどが送られてきます。
この不満を解消するコンシェルジュデスクの使いこなし方
対策.移動手段はコンシェルジュデスクに頼らない
コンシェルジュデスクに頼むのは
- ホテル
- レストラン
自分で予約するのは
- 移動手段
と分けて考えた方が合理的です。
ホテルやレストランの場合は
- その法人カードにしかない特典がある
- ネット予約に対応していないお店がある
- 一見さんお断りのお店がある
- 自分では探せないお店がある
・・
などの理由で、どうしても、コンシェルジュデスクに頼んだ方がメリットが大きいケースがあるのです。
しかし、アプリ予約、ネット予約、スマホによるチェックインなどを使い慣れている方にとっては
- 電車
- 飛行機
- タクシー
などは、自分で予約した方が早いし、管理も、その場の手続きも、楽なのです。
まとめ
クレジットカードのコンシェルジュデスクも万能ではありません。
上手に使うためには、利用する側が「使いこなす方法」を習得する必要があります。
- 不満その1.携帯電話からいつまで経っても繋がらない
→ ダイレクトでコンシェルジュデスクにつながる法人カードを使う
→ コンシェルジュデスクがメールで対応してくれる法人カードを使う - 不満その2.ぼんやりとした質問に答えてくれない
→ 年会費が高い法人カードのコンシェルジュデスクを使う - 不満その3.確認が多すぎて、無駄な時間を費やす
→ あらかじめ手短に対応して欲しいと要望を出す - 不満その4.ネットで予約した方が安い
→ 法人カードのホテル優待プログラムがあるホテルを予約する - 不満その5.チケットがアナログ
→ 移動手段は自分で予約
と、コンシェルジュデスクの使いこなす方法があるのです。
「法人カードのコンシェルジュデスクの対応にイライラした。」
「法人カードのコンシェルジュデスクってどうやればうまく使えるの?」
・・