街中やコンビニで「Apple Pay」を使う方も増えてきました。会社の経費として、コンビニで親を買ったり、充電器を買ったりすることもあるはずです。このようなシチュエーションで活躍する「Apple Pay対応法人カード」を紹介します。
「Apple Pay」とは?
「Apple Pay」とは
を言います。
「Apple Pay」は
- ポストペイ型の電子マネー「iD」
- ポストペイ型の電子マネー「QUICKPay」
に対応したクレジットカードを「iPhone」「Apple Watch」端末のアプリに読み込ませることで利用が可能になります。クレジットカードだけでなく「Suica」も搭載可能です。
- コンビニ
- スーパー
- ドラッグストア
- ファミレス
- タクシー
・・・
など、多くの店舗で「Apple Pay」を利用したカード支払いが可能になっています。
法人カードで「Apple Pay」を利用するメリットとは?
時間の短縮
経営者が考えなければならないは「無駄な時間コストの軽減」です。
例えば
タクシーなどで法人カードで支払いをすると、法人カードをタクシーの運転手さんが専用の端末に通して、支払の可否を確認します。その上で、狭いタクシーの中でサインをしなければなりません。
ここで「Apple Pay」に法人カードを対応させておけば、タクシーの端末にかざすだけで決済が完了するので、1分、2分は短縮できます。
お客様が同乗しているのであれば、お客様を待たせることなく、案内ができます。
法人カードを「Apple Pay」に登録しておく、意味が営業上でもあるのです。
すべての法人カードが「Apple Pay」に対応しているわけではない!
JCBの場合
JCBカードは設定・利用できますか?
JCBグループ発行のクレジットカードを持つお客様は、Apple Payにカードを追加することでApple Payが利用できます。
現時点では、JCBデビットカード、JCBプリペイドカード、JCBプレモカード、法人クレジットカードおよび一部の個人クレジットカードは追加や利用ができません。
法人クレジットカードのうち、カード番号が「354」から始まり、カード表面に「BUSINESS」と表示のあるカードは追加や利用ができます。
となっています。
- JCBブランドの個人向けクレジットカード → Apple Pay対応
- JCBブランドの法人向けクレジットカード → Apple Pay非対応
ということを意味します。
のです。
三井住友Visaカードの場合
三井住友カードを用意ください。
Apple Payに対応した三井住友カードをお持ちでない方は以下よりお申し込みください。
一部の提携カード、法人カードなどではApple Payの設定・利用はできません。
ということは
のです。
楽天カードの場合
手持ちのクレジットカードでApple Payの決済はできますか?
Apple Payのご利用にあたり、楽天カード株式会社が発行した個人用カードをご利用になれます。
楽天VIP Loan Card、楽天バーチャルプリペイドカード、楽天ETCカード、HomesカードではApple Payをご利用になれませんのでご了承ください。
のです。
ただし、楽天カードの法人カード「楽天ビジネスカード」は、「楽天プレミアムカード」とセットで申込スタイルの法人カードです。「楽天プレミアムカード」の方は「Apple Pay」の登録が可能です。
ライフカードの場合
どのカードがApple Payに追加できますか?
当社が発行する、国際ブランドが付いたクレジットカードが追加可能です。
Vプリカ、ローン専用カード、ライフカードビジネス(法人カード)は対象外となります。
有効期限切れ、解約済み、支払い遅延などの理由でご利用が制限されていないものに限ります。
のです。
ポケットカードの場合
どのカードでApple Payの設定・利用ができますか?
ポケットカード株式会社が発行したクレジットカードであれば、Apple Payへの設定およびご利用が可能です。Fマネーカード、P-one Businessカード、各提携ビジネスカード従業員カードでは、Apple Payをご利用になれませんので、ご了承ください。
のです。
三菱UFJニコスの場合
Apple Payは、Mastercard、VisaブランドのMUFGカードの個人会員のお客さまが対象となります。(一部対象外のカードがございます)。
のです。
ダイナースカードの場合
ダイナースカードはすべてのカードで「Apple Pay」が未対応です。
Apple Pay対応法人カード一覧
オリコカードの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
セゾンカードの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
UCカードの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
アメリカン・エキスプレスの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
Apple Payに法人カードを登録する方法
手順その1.iPhoneの「設定」から「WalletとApple Pay」を選択
手順その2.「カードを追加」を選択
手順その3.「Touch ID」を設定する
※パスコードでも構いませんが、「Touch ID」の方が簡単でおすすめです。「Touch ID」は指紋認証のシステムですので、パスコードよりも早く、指でなぞるだけで「Apple Pay」の支払い画面が起動します。パスコードの場合は、番号の入力が必要になるので、片手では操作できないデメリットがあります。
手順その4.「次へ」をクリックする
手順その5.カードの種類を選ぶ
「クレジット/プリペイドカード」を選びます。
手順その6.名義とカード番号を入力する
手順その7.カードを撮る
法人カードを枠に合わせると自動的に番号を読み取ってくれます。手動で入力することも可能です。
手順その8.有効期限、セキュリティコードを入力する
手順その9.同意する
手順その10.「QUICKPay」が使えるという画面が表示される
手順その11.カードの認証をする
SMS認証とメール認証があります。
手順その12.認証完了
手順その13.カードが登録される
手順その14.「Apple Pay」を開く
手順その15.「Touch ID」を認証する
手順その16.会計時の「QUICKPay」のリーダーにかざす
手順その17.支払完了
手順その18.支払い履歴が表示される
Apple Pay対応法人カードのおすすめの使い方
その1.タクシーで使う
最近では「QUICKPay」「iD」対応のタクシーも増えてきました。
「JapanTaxi(ジャパンタクシー|旧:全国タクシー)」のアプリなどを利用すれば
- お近くのタクシーをアプリで呼び出せる
- 同時に「Apple Pay対」で支払いができる
- タクシーが迎車にきて、現地に到着すると自動的に決済が確定する
その2.Suicaを使う
法人用に利用している「Suica」も、「Apple Pay」に搭載できます。
ただし、
- Suica(無記名)
- My Suica(大人用記名)
- Suica定期券(通勤・大学)
のみですので、社員証付のSuicaなどは取り込めません。
会計に厳しい会社の場合
Suica(無記名)利用時には「どこから、どこに行ったのか?」区間を記録しておくことが求められます。
その3.ファミレスで使う
会社経営者の場合
- ファミレスでご飯を食べる
- ファミレスで時間をつぶす
- ファミレスで取引先と会議をする
- ファミレスで社員と打ち合わせをする
・・・
という機会も、少なくありません。
すかいらーくなど、ファミレスでも「Apple Pay」は利用できます。
その4.コンビニ・ドラッグストアで使う
法人カードの「Apple Pay」では、会社の経費利用の目的でしか、コンビニ・ドラッグストアで使うことはできませんが・・・
- 来客用の飲み物の買う
- 携帯電話の充電器を買う
- USBなどのコネクタを買う
- 掃除道具を買う
- ノートなどの文房具を買う
・・・
意外と、会社の経費利用で利用する機会も多いのです。
Apple Pay対応法人カードを利用する際の注意点
iPhoneの電池切れに注意
「iPhone」「Apple Watch」で支払えば良いと思って、ファミレスで食事をしたところ
というシチュエーションも、往々にして起こります。
お財布ケータイとは異なり、「iPhone」「Apple Watch」は、電池切れ時にはアプリが起動しないので、支払ができないのです。
「iPhone」「Apple Watch」の電池切れに注意をするか、代替の支払方法も念のため、持っておく必要があります。
まとめ
「Apple Pay」とは
- 「iPhone」「Apple Watch」にクレジットカードの情報を登録すると、「iPhone」「Apple Watch」をお店の端末にかざすだけでカード払いが完了する機能(アプリ)のこと
を言います。
ほとんどのクレジットカード会社は「Apple Pay」に対応しているのですが・・・
- 個人カード → 「Apple Pay」対応
- 法人カード → 「Apple Pay」非対応
というクレジットカード会社も少なくありません。(今後は、法人カードも対応にするクレジットカード会社が増えてくると予想されます。)
その中でApple Pay対応の法人カードには
- オリコカードの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
- セゾンカードの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
- UCカードの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
- アメリカン・エキスプレスの法人カード:Apple Pay対応「QUICKPay」
があります。
Apple Pay対応法人カードのおすすめの使い方には
- その1.タクシーで使う
- その2.Suicaを使う
- その3.ファミレスで使う
- その4.コンビニ・ドラッグストアで使う
というものがあります。
「Apple Pay」を利用すれば「無駄な待ち時間」をかなり短縮できるので
- 会計時の無駄な時間を減らして、他のことに使える
- 会計時に他の人を待たせずに済む
- 見慣れていない人には話のネタになる
というメリットがあります。
会社経営者であれば、最新の決済方法のことを知っていたり、使える方が何かと便利です。「Apple Pay」対応の法人カードを作ることも検討してみると良いでしょう。