知っている方が多くない「コンパニオンカード」ですが、使い方によっては、かなり使い勝手の良いものでもあります。今回は、コンパニオンカードとは?コンパニオンカードが使えるおすすめ法人カードについて解説します。
コンパニオンカードとは?
コンパニオンカードとは
を言います。シンプルに「セカンドカード」というケースもあります。
- 法人カードの追加カード → 社員や役員が利用するためのカード
- 家族カード → 家族が利用するためのカード
ですので、どちらも「他の人が利用するメインカードと同じを持ったカード」のことを言います。
しかし、
- コンパニオンカード = 自分が利用する2枚目のカード
です。
コンパニオンカードは、自分が利用するためのセカンドカードという位置づけになるのです。
コンパニオンカードの特徴
年会費永年無料で発行できるものがほとんど
基本的にコンパニオンカードの発行は、無料です。
無料かつ自動的にメインカードと一緒に送られてくるものが多いです。
請求は同じ口座から引き落とし
基本的にコンパニオンカードを利用した場合も、同じ口座から引き落としになります。
- メインカードの利用 → 銀行口座Aから引き落とし
- コンパニオンカードの利用 → 銀行口座Aから引き落とし
同じ口座から引き落とされますが、利用明細には「メインカード」「コンパニオンカード」と分けて記載されます。
ポイントも同じように貯まる
メインカードを利用しても、コンパニオンカードを利用しても、貯まるポイントは同じです。
どちらを使っても、ポイントやキャッシュバック面では、同じメリットがあります。
コンパニオンカードの例
ダイナースクラブカードに付帯される「TRUST CLUB プラチナマスターカード」
国際ブランド | Diners |
初年度年会費(税込) | 24,200円 |
2年目~年会費(税込) | 24,200円 |
年会費優遇条件 | アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要 |
ポイント還元率/基本 | 0.40% |
ポイント還元率/上限 | 0.80% |
ポイント倍増方法 | ●ポイントアップ加盟店 ホテル:2倍 レストラン:2倍 ショップ:2倍 |
【年会費特典】初年度年会費無料 |
- |
ダイナースクラブカードを発行すると
Mastercardブランドの「TRUST CLUB プラチナマスターカード」が年会費永年無料で発行できます。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
カード分類 | プラチナカード |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
申込方法 | 郵送申込み |
発行スピード | 通常1~3週間 |
年会費無料ステータス | - |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | 一律の利用制限なし |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 1.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=1マイル) スカイマイル(1ポイント=0.8マイル) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | 楽天Edy |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 500万円 |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを発行すると
セカンドカードとして「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」が年会費永年無料で発行できます。「ACカード」というのは、「Additional Card(アディショナル・カード)」のことであり、カード券面にも「AC」と表示されています。
「コンパニオンカード」のメリット
メリットその1.支払いを分けて管理できる
コンパニオンカードを利用することで
- メインカード → ○○用の支払い
- コンパニオンカード → △△用の支払い
と明確に分離することができるため、家計管理が非常に楽になります。
例えば
- メインカード:娯楽費など生活に必要ではないものの支払い
- コンパニオンカード:生活に必要なものの支払い
- メインカード:海外での支払い
- コンパニオンカード:国内での支払い
- メインカード:レシートあり支払い
- コンパニオンカード:レシートなしの支払い
- メインカード:通常の支払い
- コンパニオンカード:他人のための支払い(後で請求する必要がある支払い)
- メインカード:完全にプライベートな支払い
- コンパニオンカード:会社の経費支払いの代表者立替の支払い
など、支払いを自分なりに分類したい場合に有効なのです。
メリットその2.メインカードで支払いができないときの代替え手段になる
ダイナースクラブカードに付帯される「TRUST CLUB プラチナマスターカード」の場合
- メインカード「ダイナースクラブカード」 → Dinersブランド
- コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」 → Mastercardブランド
です。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードに付帯される「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」の場合
- メインカード「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」 → 金属製
- コンパニオンカード「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」 → プラスチック製
です。
メリットその3.メインカードの紛失対策
「クレジットカードの紛失」というのは、i一大事です。
悪用されると困るため、すぐに利用停止の連絡を入れる必要がありますが
- クレジットカードが使えなくなる
- クレジットカードの引き落としができなくなる
- クレジットカードの引き落としができないサービスが利用停止になる
と、連鎖的な問題が発生してしまうのです。
これが日本国内であったら、まだ大丈夫ですが・・・
ここでコンパニオンカードがあれば
- メインカード:利用停止
- コンパニオンカード:一時的にしのぐ
ことが可能です。
- メインカード:お財布に入れる
- コンパニオンカード:鞄に入れる
と、管理する場所を別にすることで、紛失リスクに備えることができます。
- メインカード:持ち歩く
- コンパニオンカード:家に置いておく(生活に必要なライフラインの支払いに使う)
という方法を取れば、メインカードを紛失したとしても、家にあるコンパニオンカードで、光熱費、インターネット回線費用、携帯料金、電話料金を支払っていれば、ライフラインは止めることなく、紛失の影響を抑えられるのです。
「コンパニオンカード」のデメリット
デメリットその1.利用できるクレジットカードは少ない!
基本的に
- コンパニオンカード
- セカンドカード
が発行できるのは、ステイタス性が高い、エグゼクティブ向けのクレジットカードのみです。
前述した
- ダイナースクラブカード
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
にしか付帯されていないのです。
ダイナースクラブカードの場合
- ビジネスカード
- 追加カード
- 提携カード
には発行することができず、利用できるのは
- ダイナースクラブカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード
だけなのです。
コンパニオンカードを利用できるクレジットカードは、まだまだ少ないことを理解しておく必要があります。
法人カードで利用できるおすすめ「コンパニオンカード」
ダイナースクラブカード/コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」
ダイナースクラブカードの場合は、ビジネス・アカウントカードを追加カードとして発行することで、法人口座から引き落としが可能jになります。(法人カードとして利用できることになります。)
ビジネス・アカウントカード:法人利用
という使い分けが可能になるのです。
これにコンパニオンカードが発行できるので
- ダイナースクラブカード:個人利用
- コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」:個人利用のセカンドカード
- ビジネス・アカウントカード:法人利用
と、3パターンの利用が1枚のクレジットカードを発行するだけでできるのです。
- 個人のプライベート支払い → ダイナースクラブカード
- 法人の経費支払い → ビジネス・アカウントカード
- Dinersブランドが使えないとき → コンパニオンカード
- 紛失時 → コンパニオンカード
- 代表者個人が立て替える必要があるとき → コンパニオンカード
と使い分けることで
- 目的別に支払いを管理できる
- 1枚のカードで、多くのケースの支払いに対応できる
- ポイントは、すべて一つにまとめられる
- 経費作業コストが削減できる
- 「Diners」加盟店、「Mastercard」加盟店で利用できる
というメリットがあるのです。
しかも、コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」の場合には
Boingo Wi-Fi(Mastercard会員専用プログラム)
日本を含む世界100カ国100万カ所以上のホットスポットでインターネットへの無料接続が可能
Mastercard Taste of Premium
- 国際線手荷物無料宅配
- 海外空港送迎手配代行サービス
- ダイニング by 招待日和(2名利用で1名無料)
- ヘリクルーズ手配サービス
- 国内高級ホテル・高級旅館予約サービス
- Trip.com 特別優待
などの独自特典も、あるのです。
国際ブランド | Diners |
初年度年会費(税込) | 24,200円 |
2年目~年会費(税込) | 24,200円 |
年会費優遇条件 | アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要 |
ポイント還元率/基本 | 0.40% |
ポイント還元率/上限 | 0.80% |
ポイント倍増方法 | ●ポイントアップ加盟店 ホテル:2倍 レストラン:2倍 ショップ:2倍 |
【年会費特典】初年度年会費無料 |
- |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」
アメックスの場合は
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
どちらにも、「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」が発行されます。
また、プラチナカードの直接申込も可能になったので、すぐに利用できるメリットがあります。
法人カードは
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
ですので
- 法人の経費支払い → アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
- メインカードの紛失時 → セカンド・プラチナ・カード(ACカード)
- 法人支払いの中で支払いを分けたいとき → セカンド・プラチナ・カード(ACカード)
- 金属製のメインカードが利用できないとき → セカンド・プラチナ・カード(ACカード)
という使い分けが可能です。
大きなメリットとしては
デメリットとしては
機能面は、メインカードとセカンド・プラチナ・カード(ACカード)は、まったく同じですので、ダイナースクラブカードとは違って
- 付帯特典が追加になるものではない
- AMEX加盟店で使えない場合は、どちらも使えない
というデメリットもあります。
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 143,000円 |
2年目~年会費(税込) | 143,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
- |
- |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
カード分類 | プラチナカード |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
申込方法 | 郵送申込み |
発行スピード | 通常1~3週間 |
年会費無料ステータス | - |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | 一律の利用制限なし |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 1.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=1マイル) スカイマイル(1ポイント=0.8マイル) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | 楽天Edy |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 500万円 |
まとめ
コンパニオンカードとは
- 「companion」は、英語では「共に行動する仲間」という意味を持ちます。コンパニオンカードとは、メインのクレジットカードと同じ機能を持つカードのこと
を言います。
コンパニオンカードのメリットには
- メリットその1.支払いを分けて管理できる
- メリットその2.メインカードで支払いができないときの代替え手段になる
- メリットその3.メインカードの紛失対策
というものがあり
デメリットには
- 利用できるクレジットカードは少ない!
という点が挙げられます。
コンパニオンカードを利用することで
「紛失してしまった」
「なぜ、カードの支払いができない」
「加盟店が国際ブランドに対応していない」
「目的別に支払いを切り分けたい」
というトラブルに対応することができます。カードの利用ができないと、大きなストレスを抱えることになります。紛失リスクに備えるためにも、法人経営者、個人事業主の方は、コンパニオンカード(サブカード)がある法人カードを検討してみてはいかがでしょうか。
一番利用している経営者が多い法人カードとは
「コンパニオンカードのメリットデメリットを教えてください。」
「法人経営者がコンパニオンカードを使うメリットってありますか?」
「コンパニオンカードが使える法人カードを教えてください。」