法人カードでも活用できる「コンパニオンカード」とは?「コンパニオンカード(サブカード)」が使えるおすすめ法人カード

man
「コンパニオンカードって何ですか?」
「コンパニオンカードのメリットデメリットを教えてください。」
「法人経営者がコンパニオンカードを使うメリットってありますか?」
「コンパニオンカードが使える法人カードを教えてください。」

知っている方が多くない「コンパニオンカード」ですが、使い方によっては、かなり使い勝手の良いものでもあります。今回は、コンパニオンカードとは?コンパニオンカードが使えるおすすめ法人カードについて解説します。

コンパニオンカードとは?

コンパニオンカードとは

「companion」は、英語では「共に行動する仲間」という意味を持ちます。コンパニオンカードとは、メインのクレジットカードと同じ機能を持つカードのこと

を言います。シンプルに「セカンドカード」というケースもあります。

man
「追加カード、家族カードとは違うの?」
teacher
  • 法人カードの追加カード → 社員や役員が利用するためのカード
  • 家族カード → 家族が利用するためのカード

ですので、どちらも「他の人が利用するメインカードと同じを持ったカード」のことを言います。

しかし、

  • コンパニオンカード = 自分が利用する2枚目のカード

です。

コンパニオンカードは、自分が利用するためのセカンドカードという位置づけになるのです。

コンパニオンカードの特徴

年会費永年無料で発行できるものがほとんど

基本的にコンパニオンカードの発行は、無料です。

無料かつ自動的にメインカードと一緒に送られてくるものが多いです。

請求は同じ口座から引き落とし

基本的にコンパニオンカードを利用した場合も、同じ口座から引き落としになります。

  • メインカードの利用 → 銀行口座Aから引き落とし
  • コンパニオンカードの利用 → 銀行口座Aから引き落とし

同じ口座から引き落とされますが、利用明細には「メインカード」「コンパニオンカード」と分けて記載されます。

ポイントも同じように貯まる

メインカードを利用しても、コンパニオンカードを利用しても、貯まるポイントは同じです。

どちらを使っても、ポイントやキャッシュバック面では、同じメリットがあります。

コンパニオンカードの例

ダイナースクラブカードに付帯される「TRUST CLUB プラチナマスターカード」

国際ブランドDiners
初年度年会費(税込)24,200円
2年目~年会費(税込)24,200円
年会費優遇条件アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要
ポイント還元率/基本0.40%
ポイント還元率/上限0.80%
ポイント倍増方法●ポイントアップ加盟店
ホテル:2倍
レストラン:2倍
ショップ:2倍
【年会費特典】初年度年会費無料
-

ダイナースクラブカードを発行すると

Mastercardブランドの「TRUST CLUB プラチナマスターカード」が年会費永年無料で発行できます。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

カード分類プラチナカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法郵送申込み
発行スピード通常1~3週間
年会費無料ステータス-
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)一律の利用制限なし
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=1マイル)
スカイマイル(1ポイント=0.8マイル)
ETCカード年会費0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害10,000万円(自動付帯:5,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害5,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用500万円

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを発行すると

セカンドカードとして「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」が年会費永年無料で発行できます。「ACカード」というのは、「Additional Card(アディショナル・カード)」のことであり、カード券面にも「AC」と表示されています。

「コンパニオンカード」のメリット

メリットその1.支払いを分けて管理できる

コンパニオンカードを利用することで

  • メインカード → ○○用の支払い
  • コンパニオンカード → △△用の支払い

と明確に分離することができるため、家計管理が非常に楽になります。

例えば

  • メインカード:娯楽費など生活に必要ではないものの支払い
  • コンパニオンカード:生活に必要なものの支払い
  • メインカード:海外での支払い
  • コンパニオンカード:国内での支払い
  • メインカード:レシートあり支払い
  • コンパニオンカード:レシートなしの支払い
  • メインカード:通常の支払い
  • コンパニオンカード:他人のための支払い(後で請求する必要がある支払い)
  • メインカード:完全にプライベートな支払い
  • コンパニオンカード:会社の経費支払いの代表者立替の支払い

など、支払いを自分なりに分類したい場合に有効なのです。

teacher
とくに「会計処理」の関係で、レシートのあり・なし、代表の立て替え払いなどを、コンパニオンカードを使うことで分類できれば、かなりの経理作業の削減が可能jになるのです。

メリットその2.メインカードで支払いができないときの代替え手段になる

ダイナースクラブカードに付帯される「TRUST CLUB プラチナマスターカード」の場合

  • メインカード「ダイナースクラブカード」 → Dinersブランド
  • コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」 → Mastercardブランド

です。

利用したい加盟店が「Dinersブランド」に対応していないときに、「Mastercardブランド」のコンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を使えば、支払える可能性があるのです。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードに付帯される「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」の場合

  • メインカード「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」 → 金属製
  • コンパニオンカード「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」 → プラスチック製

です。

メインカードは金属製なので、加盟店の読み取り機器によっては、正常に読み取れずに支払いができないケースがあるのです。そのようなケースで、プラスチック製の「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」を出せば、問題なく支払える可能性があります。

メリットその3.メインカードの紛失対策

「クレジットカードの紛失」というのは、i一大事です。

悪用されると困るため、すぐに利用停止の連絡を入れる必要がありますが

  • クレジットカードが使えなくなる
  • クレジットカードの引き落としができなくなる
  • クレジットカードの引き落としができないサービスが利用停止になる

と、連鎖的な問題が発生してしまうのです。

これが日本国内であったら、まだ大丈夫ですが・・・

海外出張中で、現金もあまり持ち歩かずクレジットカードに頼っていた場合、「クレジットカードの紛失」は、致命的なものになってしまうのです。

ここでコンパニオンカードがあれば

  • メインカード:利用停止
  • コンパニオンカード:一時的にしのぐ

ことが可能です。

  • メインカード:お財布に入れる
  • コンパニオンカード:鞄に入れる

と、管理する場所を別にすることで、紛失リスクに備えることができます。

  • メインカード:持ち歩く
  • コンパニオンカード:家に置いておく(生活に必要なライフラインの支払いに使う)

という方法を取れば、メインカードを紛失したとしても、家にあるコンパニオンカードで、光熱費、インターネット回線費用、携帯料金、電話料金を支払っていれば、ライフラインは止めることなく、紛失の影響を抑えられるのです。

「コンパニオンカード」のデメリット

デメリットその1.利用できるクレジットカードは少ない!

基本的に

  • コンパニオンカード
  • セカンドカード

が発行できるのは、ステイタス性が高い、エグゼクティブ向けのクレジットカードのみです。

前述した

  • ダイナースクラブカード
  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

にしか付帯されていないのです。

ダイナースクラブカードの場合

  • ビジネスカード
  • 追加カード
  • 提携カード

には発行することができず、利用できるのは

  • ダイナースクラブカード
  • ダイナースクラブ プレミアムカード

だけなのです。

コンパニオンカードを利用できるクレジットカードは、まだまだ少ないことを理解しておく必要があります。

man
「でも、だとしたら、法人カードでは利用できないのでは?」
teacher
そんなことはありません。法人カードで利用できるおすすめ「コンパニオンカード」を解説します。

法人カードで利用できるおすすめ「コンパニオンカード」

ダイナースクラブカード/コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」

ダイナースクラブカードの場合は、ビジネス・アカウントカードを追加カードとして発行することで、法人口座から引き落としが可能jになります。(法人カードとして利用できることになります。)

ダイナースクラブカード:個人利用
ビジネス・アカウントカード:法人利用

という使い分けが可能になるのです。

これにコンパニオンカードが発行できるので

  • ダイナースクラブカード:個人利用
  • コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」:個人利用のセカンドカード
  • ビジネス・アカウントカード:法人利用

と、3パターンの利用が1枚のクレジットカードを発行するだけでできるのです。

  • 個人のプライベート支払い → ダイナースクラブカード
  • 法人の経費支払い → ビジネス・アカウントカード
  • Dinersブランドが使えないとき → コンパニオンカード
  • 紛失時 → コンパニオンカード
  • 代表者個人が立て替える必要があるとき → コンパニオンカード

と使い分けることで

  • 目的別に支払いを管理できる
  • 1枚のカードで、多くのケースの支払いに対応できる
  • ポイントは、すべて一つにまとめられる
  • 経費作業コストが削減できる
  • 「Diners」加盟店、「Mastercard」加盟店で利用できる

というメリットがあるのです。

しかも、コンパニオンカード「TRUST CLUB プラチナマスターカード」の場合には

Boingo Wi-Fi(Mastercard会員専用プログラム)

日本を含む世界100カ国100万カ所以上のホットスポットでインターネットへの無料接続が可能

Mastercard Taste of Premium
  • 国際線手荷物無料宅配
  • 海外空港送迎手配代行サービス
  • ダイニング by 招待日和(2名利用で1名無料)
  • ヘリクルーズ手配サービス
  • 国内高級ホテル・高級旅館予約サービス
  • Trip.com 特別優待

などの独自特典も、あるのです。

teacher
コンパニオンカードとして、もっともおすすめできる法人カードになっています。
国際ブランドDiners
初年度年会費(税込)24,200円
2年目~年会費(税込)24,200円
年会費優遇条件アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要
ポイント還元率/基本0.40%
ポイント還元率/上限0.80%
ポイント倍増方法●ポイントアップ加盟店
ホテル:2倍
レストラン:2倍
ショップ:2倍
【年会費特典】初年度年会費無料
-

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」

アメックスの場合は

  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

どちらにも、「セカンド・プラチナ・カード(ACカード)」が発行されます。

また、プラチナカードの直接申込も可能になったので、すぐに利用できるメリットがあります。

法人カードは

  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

ですので

  • 法人の経費支払い → アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
  • メインカードの紛失時 → セカンド・プラチナ・カード(ACカード)
  • 法人支払いの中で支払いを分けたいとき → セカンド・プラチナ・カード(ACカード)
  • 金属製のメインカードが利用できないとき → セカンド・プラチナ・カード(ACカード)

という使い分けが可能です。

大きなメリットとしては

法人カードのコンパニオンカードですので「法人支払いの中で目的別に分けられる」というメリットがあります。ダイナースクラブカードの場合は、個人カードのコンパニオンカードですので「法人支払いの中では分けられない」のです。

デメリットとしては

機能面は、メインカードとセカンド・プラチナ・カード(ACカード)は、まったく同じですので、ダイナースクラブカードとは違って

  • 付帯特典が追加になるものではない
  • AMEX加盟店で使えない場合は、どちらも使えない

というデメリットもあります。

teacher
法人支払いの中で、コンパニオンカードで支払いを目的別に分けたい方におすすめできる法人カードとなっています。
国際ブランドAMEX(アメックス)
初年度年会費(税込)143,000円
2年目~年会費(税込)143,000円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本0.50%
ポイント還元率/上限5.00%
ポイント倍増方法●ボーナスポイント・パートナーズ
高島屋オンラインストア :2倍
じゃらん :2倍
Oisix (おいしっくす) :2倍
アイシティ:3倍
イモトのWiFi :5倍
レストラン・ホテル:2倍~10倍

●メンバーシップ・リワード・プラス
ポイント交換レート:2倍
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経営者の方とご家族だけが特別なサービスを受けたい場合には、4枚まで家族カードが年会費無料の個人カード「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」がおすすめ
teacher
個人カードにも、コンパニオンカードがありますが、アメックスには「ビジネス用の追加カード」というものがないため、法人口座から引き落としができません。法人支払いにはおすすめしにくいのですが、個人事業主であれば「事業用のサブカード」「個人用のメインカード」という切り分けも可能です。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

カード分類プラチナカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法郵送申込み
発行スピード通常1~3週間
年会費無料ステータス-
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)一律の利用制限なし
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=1マイル)
スカイマイル(1ポイント=0.8マイル)
ETCカード年会費0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害10,000万円(自動付帯:5,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害5,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用500万円

まとめ

コンパニオンカードとは

  • 「companion」は、英語では「共に行動する仲間」という意味を持ちます。コンパニオンカードとは、メインのクレジットカードと同じ機能を持つカードのこと

を言います。

コンパニオンカードのメリットには

  • メリットその1.支払いを分けて管理できる
  • メリットその2.メインカードで支払いができないときの代替え手段になる
  • メリットその3.メインカードの紛失対策

というものがあり

デメリットには

  • 利用できるクレジットカードは少ない!

という点が挙げられます。

teacher

コンパニオンカードを利用することで

「紛失してしまった」
「なぜ、カードの支払いができない」
「加盟店が国際ブランドに対応していない」
「目的別に支払いを切り分けたい」

というトラブルに対応することができます。カードの利用ができないと、大きなストレスを抱えることになります。紛失リスクに備えるためにも、法人経営者、個人事業主の方は、コンパニオンカード(サブカード)がある法人カードを検討してみてはいかがでしょうか。

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