住信SBIネット銀行の法人口座はどうなった?2026年8月3日にドコモSMTBネット銀行へ商号変更、手数料と口座番号は据え置き

住信SBIの法人口座は商号が変わったと書いたアイキャッチ。旧商号から新商号ドコモSMTBネット銀行への矢印と、金融機関コード0038は変更なしのバッジを配置している

法人口座の開設先を調べていて「住信SBIネット銀行」で検索すると、たどり着く先の銀行名が違っていて戸惑うことがあります。2026年8月3日に商号が変わったためです。名前は変わりましたが、口座番号も金融機関コードも、法人向けの手数料も据え置かれています。何が変わって何が変わらないのかを、銀行の公式ページで順に確かめていきます。

先に結論

  • 2026年8月3日に、商号が株式会社ドコモSMTBネット銀行へ変わりました。英文名はDOCOMO SMTB Net Bank, Inc.です。
  • 金融機関コードは0038のまま。支店番号と口座番号にも変更はありません。
  • 法人口座の口座維持手数料とインターネットバンキング利用料は0円。他行宛て振込は145円(税込)で、優遇プログラムで最安130円(税込)です。
  • 口座開設はオンライン完結。条件を満たせば代表者の運転免許証だけで申し込めます。最短で翌日から使えます。
  • 「ドコモの銀行」というサービスブランドは個人向けのもので、法人向けサービスとBaaS提携サービスは対象外です。

2026年8月3日、商号がドコモSMTBネット銀行に変わった

銀行が公開している社名変更の案内には、新しい商号と変更日が明記されています。新商号は株式会社ドコモSMTBネット銀行、変更日は2026年8月3日(月)です。あわせて、いま持っている口座は今後も変わらず使えること、金融機関コードや支店番号、口座番号に変更がないことも書かれています。

ドコモSMTBネット銀行の社名変更ページの画面キャプチャ。新社名が株式会社ドコモSMTBネット銀行、変更日が2026年8月3日と表示されている
出典:ドコモSMTBネット銀行「ドコモSMTBネット銀行への社名変更について」

サイトのフッターには、商号が株式会社ドコモSMTBネット銀行、所属銀行の商号が三井住友信託銀行株式会社、金融機関コード(銀行コード)が0038と表示されています。振込先として登録している取引先には銀行名の変更を伝えることになりますが、番号を打ち直してもらう必要はありません。

商号変更で変わるもの・変わらないもの
項目 2026年8月3日以降
商号 株式会社ドコモSMTBネット銀行に変更
金融機関コード 0038のまま
支店番号・口座番号 変更なし
キャッシュカード・ATM・デビット機能 これまで通り利用できる
サービスブランド「ドコモの銀行」 個人向けの自社ブランド。法人向けサービスとBaaS提携サービスは対象外

法人向けサービスは「ドコモの銀行」ブランドの対象外と明記されています。個人口座の画面デザインが変わったからといって、法人口座の画面やメニューが同じように変わるとは限りません。

法人口座の手数料は据え置き。口座維持は0円

法人向けの手数料ページを見ると、振込と入出金の金額が並んでいます。ネット銀行らしく、口座を持っているだけでかかる費用はありません。

ドコモSMTBネット銀行の法人のお客さま向け手数料ページの画面キャプチャ。他の金融機関への振込が145円(税込)、振込優遇プログラムで最安130円(税込)と表示されている
出典:ドコモSMTBネット銀行「手数料・金利(法人のお客さま)」
法人口座の主な手数料(すべて税込)
項目 金額
当社宛ての振込 0円
他の金融機関宛ての振込 金額に関わらず145円。振込優遇プログラムで最安130円
総合振込(初期登録料・月間基本料金) いずれも0円
ATM預け入れ・引き出し 各110円(ゆうちょ銀行ATMのみ各330円)
残高照会 0円
組戻手数料 880円
証明書(WEBからPDF閲覧) 0円。請求した場合は1通880円

振込優遇プログラムは、他行宛ての振込件数に応じて手数料が下がる仕組みです。毎月1日に前々月の件数で判定し、その月の月末まで優遇が適用されます。対象は法人第一支店(106)と第一ビジネス営業部(301)で、総合振込サービス・マネータップ振込・振込APIは集計にも適用にも含まれません。

口座開設の当月と翌月は、どの法人も振込手数料が月10回まで無料になります。開設直後にまとめて支払いを済ませると、この枠を使い切れます。なお口座開設日は、申込内容が銀行のシステムに登録された日であり、開設完了メールが届いた日とは異なる場合があると案内されています。

オンライン開設なら、代表者の運転免許証だけで申し込める

法人口座の開設方法は、オンラインと郵送の2つです。よくある質問のページに、それぞれで必要になる条件が表で示されています。オンラインのほうが条件は多いものの、書面を用意しなくて済みます。

ドコモSMTBネット銀行のよくある質問の画面キャプチャ。法人オンライン口座開設と法人郵送口座開設で必要な条件が表にまとめられている
出典:ドコモSMTBネット銀行「〔法人口座〕法人口座開設に必要な条件や書面を教えてください。」
オンライン開設と郵送開設で求められる条件
条件 オンライン 郵送
日本国内で登記がされていること 必要 必要
法人の居住地国が日本であること 必要 必要
代表者が有効な運転免許証を持っていること 必要 —
担当者の届け出が不要であること 必要 —
実質的支配者の申請が5人以下であること 必要 —
実質的支配者の居住地国が「日本のみ」であること 必要 —
審査の結果、銀行が口座開設を認めること 必要 必要
口座開設に必要な書面を用意すること — 必要
法人口座アプリで初期設定とスマート認証NEOの登録を行うこと 必要 —

代表者が運転免許証を持っていない場合、実質的支配者が6人以上いる場合、海外に居住する実質的支配者がいる場合は、オンラインの条件から外れます。その場合は郵送での開設になり、書面の用意が必要です。カード側の必要書類との違いは法人カードの必要書類をまとめた記事で整理しています。

1

条件表で自社が当てはまるかを見る代表者の運転免許証、実質的支配者の人数と居住地国の3点が分かれ目です。

2

WEBから申し込む来店は不要で、24時間365日申し込めると案内されています。

3

アプリで初期設定とスマート認証NEOの登録をするオンライン開設ではこの手順が条件に含まれています。

4

審査の結果を待つ銀行は、口座の悪用による被害を防ぐため法人口座開設において審査を行うと明記しています。オンライン開設なら最短翌日から口座を使えると案内されています。

法人口座に付いてくるカードと、融資の窓口

法人口座を開くと、預金残高の範囲内で使えるデビットカードが付いてきます。銀行の案内では、利用金額に応じて最大1.0%のポイント還元があるとされています。審査を経て与信枠を持つ法人カードとは仕組みが違い、残高の範囲でしか使えないかわりに、カード自体の審査を待たずに決済を始められます。

デビットカード

口座開設で付いてくる。預金残高の範囲内で使い、その場で口座から引き落とされる。利用金額に応じて最大1.0%のポイント還元。

法人カード(クレジット)

与信枠を持ち、締め日から支払日までの猶予がある。発行には別途の審査が要る。

事業性融資dayta

口座の利用実績から借入条件(借入可能額・金利)を毎月案内。決算書などの書類提出と来店は不要と案内されている。

振込優遇プログラム

他行宛て振込の件数で手数料が下がる。開設月と翌月は月10回まで無料。

資金繰りの道具としては、口座からすぐ引き落とされるデビットと、支払いを翌月以降に回せる法人カードで役割が違います。両方を持って使い分ける考え方は法人カードと法人デビットカードの併用を扱った記事にまとめています。

他行の法人口座と比べるときに見るところ

ネット銀行の法人口座は、どこも「口座維持手数料0円」を掲げています。差が出るのは振込手数料の水準と、それを下げる条件です。件数で下がるのか、残高で下がるのか、無料回数が付くのか。自社の月間振込件数を数えたうえで表を見ないと、実際の負担は比べられません。

比較するときに拾っておきたい項目
項目 ドコモSMTBネット銀行の法人口座
口座維持手数料 0円
インターネットバンキング利用料 0円
他行宛て振込 145円。優遇で最安130円
手数料が下がる条件 他行宛ての振込件数(前々月で判定、当月末まで適用)
開設直後の特典 開設当月と翌月は月10回まで振込無料
開設の手続き オンライン完結。条件を満たせば代表者の運転免許証のみ

必要書類そのものの考え方は銀行によって違います。ネット銀行2行の手続きを並べた整理は法人口座の開設に必要な書類の記事にあります。

よくある質問

口座番号や振込先の登録を変える必要はありますか

ありません。金融機関コード、支店番号、口座番号に変更はないと銀行が案内しています。変わるのは表示される銀行名です。

「ドコモの銀行」は法人口座にも使えるブランドですか

個人のお客さま向けの銀行サービスブランドとされており、BaaS提携サービスと法人向けサービスは対象外と明記されています。

振込手数料の145円はいつでも同じですか

他の金融機関宛ての振込は、振込金額に関わらず145円(税込)です。振込優遇プログラムの判定に当てはまると、最安130円(税込)まで下がります。

代表者が運転免許証を持っていない場合はどうなりますか

オンライン口座開設の条件から外れます。郵送での口座開設に切り替え、必要な書面を用意することになります。

審査にはどれくらいかかりますか

オンライン口座開設なら最短翌日から口座を利用できると案内されています。実際の期間は審査の状況によって変わるため、余裕を持って申し込むのが確実です。

まとめ

住信SBIネット銀行の法人口座を探している人がたどり着く先は、2026年8月3日からドコモSMTBネット銀行になりました。金融機関コード0038も口座番号もそのままで、法人向けの手数料も据え置かれています。他行宛て振込145円、優遇で最安130円、口座維持は0円、開設月と翌月は月10回まで無料。オンライン開設の条件は代表者の運転免許証と実質的支配者の人数・居住地国で決まります。名前の変化に驚く必要はなく、見るべきは自社の振込件数と、条件表に当てはまるかどうかです。

参照した公式情報

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