実際に法人カード「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」を使った人の意見や口コミ・評価、レビューを知りたいという方は少なくないはずです。
今回は、筆者が保有している法人カード「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」の実際利用した結果のレビューです。実際に使ってみなければ気付くことのできないメリットデメリットやお得な使い方、実際の限度額、発行までに日数、審査、おすすめポイントなどをレビューします。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの利用状況
発行した経緯
起業直後は、年会費無料、年会費格安の法人カードを利用していたのですが、徐々に売上が上がっていくにつれて
- 「もう少し、ステイタス性が高い法人カードを持ちたくなった。」
- 「接待の機会が増えてきたため、対外的にイメージの良い法人カードを持ちたくなった。」
- 「年会費が若干高くても、大丈夫な利益が出るようになった。」
ため、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを作りました。当時は、メインカードとして利用していました。
現在は、上位のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを利用しています。
発行時のカードスペック
発行済法人カード | 申込日時 | 発行日時 | 発行までの期間 | 発行期間備考 | ショッピング総利用枠 | キャッシング総利用枠 | 審査 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード | 2016年7月28日 | 2016年9月2日 | 36日 | - | 30万円 | 0万円 | 1回目審査通過 |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 36,300円 |
2年目~年会費(税込) | 36,300円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
- |
【入会後・カード利用】合計190,000ポイント |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード発行時点のレビュー
発行スピード
- 申込日:2016年7月28日
- カード受取日:2016年9月2日
- 申込からカード受取までの期間:31日
考察
申し込んでから発行されるまでは、約1カ月かかりました。
3枚目、4枚目の法人カードでしたので、それほどすぐに発行する必要性はありませんでしたが、他の法人カードと比較すると、若干発行までにかかる時間は遅いと言えます。
時間的に余裕をもって作る必要があります。
限度額
- 初期設定のショッピング限度額:30万円
考察
アメックスの法人カードは「一律の上限なし」となっていますが、「上限なしで使える」ということではありません。「利用状況に応じて限度額が自動的に変動します。」ということを意味しています。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは作りやすい反面、初期設定のショッピング限度額は30万円と低く、利用しながら、利用実績(クレジットヒストリー)を貯めることで徐々に限度額が上がっていく仕組みなのです。
筆者も、はじめは限度額を確認していなかったため、100万円程度の支払い時に利用して、支払いができなかった経験があります。
審査
審査は、一回で通過しました。
考察
外資系の法人カードの場合は、年会費収入が大きいため、初期限度額を抑えて、多くの人に発行する方針を採用しています。そのため、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは作りやすい設定の法人カードです。
起業直後の方でも、申込できる法人カードです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの実際に使ったからわかるメリット
メリットその1.対外的なイメージが良い
やはり、日本で一番「ステイタス性が高いクレジットカード」と認知されているのは「アメックス(アメリカン・エキスプレス)」です。
- 接待の時
- 社員といる時
- 経営者仲間といる時
- デートの時
- 友人・知人といる時
の会計で、アメックスを出すことで、比較的良い印象を与えることが可能になります。
また、アメックスを持つことができるようになった自分に対して「自信」が出るような効果もあるような気がしていました。
メリットその2.お部屋のアップグレード
筆者の場合は、国内出張、海外出張の機会があるのですが
「外資系ホテル」が多いのですが、自動的にアップグレードしてもらえる機会が少なくありませんでした。
メリットその3.ビジネス系のサービスが多い
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードでは
- ビジネス・コンサルティング・サービス
- ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」(登録制)
- ビジネス情報調査代行サービス (登録制)
- 日経電子版Pro(登録制)
- ビジネス・カード会員様限定イベント
- 「クラウド会計ソフト freee」へのデータ連携
- リボ払いサービス 「ペイフレックス あとリボ® for Business」
など、ビジネス系のサービスが多く用意されています。
とくに筆者の場合は
- 採用に関することで「ビジネス・コンサルティング・サービス」を利用
- 企画書・提案資料の作成で「ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」」を利用
しています。
中小企業の場合
- 自社で企画書を作成するときにマーケティングデータが必要
- 与信を審査するときの「帝国データバンクや、東京商工リサーチ」の企業情報が必要
- 新聞、雑誌の情報が必要
になるケースが多く、「ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」」はかなり重宝しています。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの実際に使ったからわかるデメリット
デメリットその1.限度額が小さい
はじめは、限度額を確認していなかったため、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの限度額がこれほど低いとは思っていませんでした。
これは、郵送された資料に掲載されているわけではなく、マイページにログインしないと見れない限度額ですので、認識していなかったのです。
結果、100万円ぐらいの支払いを店頭でしようとしたら
と、少し恥をかいてしまったのです。
利用実績(クレジットヒストリー)によって、徐々に限度額が増えていくのですが
限度額を増やすためには、デポジットとして利用額と同額の事前入金をしなければならないのですが、それでは、クレジットカードの意味がありませんので、現実的ではないのです。
デメリットその2.年会費の割にポイント還元率が低い
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの場合は
- 100円 = 1ポイント
でポイントが貯まります。
カードご利用後の代金に利用する
- 1ポイント = 0.5円(ポイント還元率:0.5%)
※ホテル・旅行代理店などの加盟店で利用した場合
- 1ポイント = 0.8円(ポイント還元率:0.8%)
※航空会社で利用した場合
- 1ポイント = 1.0円(ポイント還元率:1.0%)
ですので
デメリットその3.コンシェルジュデスクはない
イメージでは
アメックスのゴールドカード
ですと、コンシェルジュデスクが利用できそうな気がしてしまいますが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードにコンシェルジュデスクはありません。
トラベルデスク、コールセンターのみの利用となります。
デメリットその4.海外空港ラウンジが利用できない
イメージでは
アメックスのゴールドカード
ですと、海外空港ラウンジが利用できそうな気がしてしまいますが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードには、プライオリティパスなどが付帯されていません。
使える海外空港ラウンジは
- ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧・ホノルル国際空港)
だけとなっています。
デメリットその5.2名以上の利用で1名分のコース料理無料のサービスがない
ステイタス性が高い法人カードに、採用されていることが多いレストラン優待に
というものがあります。
このサービスがあると、1回5,000円のコースを月2回利用したとしても
- 年間割引額 = 5,000円 × 月2回 × 12回 = 12万円
ものコスト削減につながります。
経営者であれば、月2回ぐらいは高級店での会食の機会はあるはずですので、年会費の元を取りやすいレストラン優待なのです。
以前は、上記サービスがなかったのですが、現在は、全国約200店舗のレストランで所定のコース料理を2名様以上でご利用いただいた場合、1名様分のコース料金が無料になるご優待サービスが利用できます。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを実際に利用した評価
評価基準 | 評価 |
---|---|
発行スピード | [star rating="2.5"] |
審査の通りやすさ | [star rating="4.5"] |
限度額の高さ | [star rating="2"] |
管理画面・明細 | [star rating="4"] |
ポイント・マイルのお得さ | [star rating="3.5"] |
年会費の安さ | [star rating="2"] |
サポート・コンシェルジェの対応 | [star rating="2"] |
ステイタス性 | [star rating="5"] |
海外出張・海外旅行・ホテル優待 | [star rating="3.5"] |
レストラン優待 | [star rating="2.5"] |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 36,300円 |
2年目~年会費(税込) | 36,300円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
- |
【入会後・カード利用】合計190,000ポイント |
考察
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは
ステイタス性が高い法人カード
として、活躍するカードです。
コストパフォーマンスが高いわけではありませんが
この点がアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの最も優れているポイントと言えます。
また、ビジネス系のサービスが充実しているため、「経営に役立てやすい」法人カードとも言えます。
一方で、デメリットも多く
「ステイタス性が高い法人カード」というイメージにも関わらず
- 限度額が低い
- 海外空港ラウンジが使えない(ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港は利用可能)
- コンシェルジュデスクがない
- 年会費の割にポイント還元率が低い
- レストラン優待の質が低い
というデメリットも抱えている法人カードです。
筆者の場合は、1年程度利用して、上位のプラチナカードにアップグレードしています。アメックスの場合は、ゴールドカードの年会費は高いのですが、上記のようにイメージとは裏腹なサービスの低さもあるため、年会費は高くなるものの、プラチナカードの方がメリットが大きいと判断したからです。
実際に、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナド・カードは、上記のようなデメリットがなく、メインカードとして現在も重宝しています。
これから、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを検討している方は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを使いながら、どこかのタイミングでプラチナカードにアップグレードすることをおすすめします。
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 143,000円 |
2年目~年会費(税込) | 143,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
- |
- |
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの審査はどうなっているの?」
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを実際に使った良い点を教えてください。」
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを実際に使った悪い点を教えてください。」