実際に法人カード「ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカード」を使った人の意見や口コミ・評価、レビューを知りたいという方は少なくないはずです。
今回は、筆者が保有している法人カード「ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカード」の実際利用した結果のレビューです。実際に使ってみなければ気付くことのできないメリットデメリットやお得な使い方、実際の限度額、発行までに日数、審査、おすすめポイントなどをレビューします。
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードの利用状況
発行した経緯
筆者は
- 国内出張
- 国内旅行
- 海外出張
- 海外旅行
に行く機会が多いのですが、
JALマイルは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードで貯めているのですが
JALは航空便がなく、ANAしか利用できないケースも、少なくありません。
そこで
ANAマイルを貯めやすい法人カード
という点で
ANAダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの発行を決めました。
さらにANAマイルが貯まりやすい上位カードの「ANAダイナース プレミアムカード」のインビテーションが来たので、そのまま「ANAダイナース プレミアムカード」を発行した形になります。
また、上位カードのANAダイナース プレミアムカードも、作っておきたいと思ったのも、一つの理由となっています。
発行時のカードスペック
発行済法人カード | 申込日時 | 発行日時 | 発行までの期間 | 発行期間備考 | ショッピング総利用枠 | キャッシング総利用枠 | 審査 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ANAダイナースカード+ビジネス・アカウントカード | 2019年8月21日 | 2019年9月4日 | 14日 | ビジネスアカウントカード発行 | 100万円 | 0万円 | 1回目審査通過 |
国際ブランド | Diners |
初年度年会費(税込) | 170,500円 |
2年目~年会費(税込) | 170,500円 |
年会費優遇条件 | アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要 |
ポイント還元率/基本 | 1.50% |
ポイント還元率/上限 | 4.50% |
ポイント倍増方法 | ●ANAグループでのご利用 100円 → +2.0ポイント ●ANAカードマイルプラス加盟店 100円 → +0.5~1.0ポイント ●ポイントアップ加盟店 ホテル:2倍 レストラン:2倍 ショップ:2倍 |
- |
- |
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードの発行時点のレビュー
インビテーション(招待)
ANAダイナース:入会日:2019年8月28日
インビテーション(招待)到達日:2020年9月17日
1年間のカード利用額:1,198,060円
発行スピード
申込日:2020年10月7日
入会日:2020年10月15日
カード受取日:2020年10月15日
申込からカード受取までの期間:8日
考察
ANAダイナース プレミアムカードは、ANAダイナースカードを利用しはじめてから、約1年でインビテーション(招待)がきた形になります。
その間のカード利用額は、1,198,060円とそれほど高額ではありませんが、目安として1年継続利用して、100万円程度の利用で、ANAダイナース プレミアムカードのインビテーション(招待)が来ると考えて良いでしょう。
メールでの登録依頼、電話での登録依頼がありました。
ビジネス・アカウントカード
ANAダイナース プレミアムカード発行後にANAダイナースのビジネス・アカウントカードも、ANAダイナース プレミアムカードのビジネス・アカウントカードに自動的に更新されます。
限度額
ショッピング限度額:100万円
キャッシング限度額:0円
リボ払い 実質年率:15.0%
キャッシング 実質年率:-
考察
ANAダイナース プレミアムカードは、ANAダイナースカードのショッピング限度額と何も変わらない設定でした。
個人カードとしての発行になるため、ショッピング限度額100万円は、十分に高額な限度額設定と言っていいでしょう。法人カードとしての利用でも、十分な金額と言えます。
ただし、上位カードになったので、限度額も引き上げられることを予想してましたが、そうではありません。※増額依頼をした場合には、プレミアムカードの方が増額してもらえる可能性は高くなります。
リボ払いの金利は、上限金利ギリギリの高金利設定です。
審査
インビテーション(招待)型のカードですので、審査はありません。インビテーション(招待)が来た時点で審査通っています。
考察
インビテーション(招待)の来る条件としては
- 1年間の利用
- 100万円以上の利用
- 返済遅延なし
というものが大まかな目安と言えます。
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードは、ブラックカードレベルの法人カードですが、それほど取得が難しいものではありません。
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードの実際に使ったからわかるメリット
メリットその1.ANAマイルが貯まりやすい
ANAダイナース プレミアムカードは、ANAダイナースカードよりもさらにANAマイルが貯まりやすくなっています。
ANAダイナースカード
- 100円 = 1ポイント = 1マイル(ANAマイル) マイル還元率:1.0%
ANAダイナース プレミアムカード
- 100円 = 1.5ポイント = 1.5マイル(ANAマイル) マイル還元率:1.5%
でANAマイルを貯めることができます。
ANAダイナース プレミアムカードは、これに加えて
- 入会ボーナスマイル:10,000マイル
- 継続ボーナスマイル:10,000マイル
- 搭乗マイルボーナス:+50%
- 入会キャンペーンのボーナス付与
がありますので
メリットその2.国内線ANAラウンジが無料
- クレジットカード保有者が利用できる空港ラウンジは、クレジットカード会社が運営しているラウンジです。
- 航空券を購入した方が利用できる空港ラウンジは、航空会社(ANA、JALなど)が運営しているラウンジです。
一般的に航空会社が用意しているラウンジの方が、クレジットカード会社が用意しているラウンジよりも、サービスレベルが高いのです。
ANAダイナース プレミアムカード保有者は、国内線ANAラウンジを無料で利用することができます。
通常、ANAのプレミアムメンバーしか利用できない国内線ANAラウンジが無料で利用することができるのです。
メリットその3.銀座プレミアムラウンジが混雑を回避して利用できる
銀座プレミアムラウンジが利用可能です。
- ANAダイナースカード会員 → 銀座プレミアムラウンジのラウンジエリア
- ANAダイナース プレミアムカード会員 → 銀座プレミアムラウンジのプレミアムエリア
メリットその4.レストラン優待「エグゼクティブ ダイニング」がお得
これはANAダイナースカードと同様ですが
法人カードのおすすめのサービスの中に
- 2名様以上の利用で1名様分のコース料理が無料
というサービスがあります。
ダイナースにも、同様のサービス「エグゼクティブ ダイニング」があるのですが
- 高級なレストランが多い(コース料理の金額も高く、無料になるお得度も大きい)
- 6名以上の利用で2名様分無料というサービスもある
という点が、他の法人カードよりも、お得な点です。
メリットその5.家族カードが無料
ANAダイナース プレミアムカードは、家族会員年会費が無料です。
メリットその6.個人と法人の使い分けができる
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードの大きなメリットは
- ANAダイナース プレミアムカード → 個人のプライベート利用
- ビジネス・アカウントカード → 法人の経費利用
と、一つのクレジットカードで、個人と法人を使い分けられる点にあります。
サブカードとして、Mastercardブランドのダイナースクラブ コンパニオンカード(TRUST CLUB プラチナマスターカード)もついてくるので、使えない加盟店も、かなり少なくなっています。
ポイントは、個人・法人で合算できるため、マイルも貯まりやすいメリットがあります。
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードの実際に使ったからわかるデメリット
デメリットその1.コンシェルジュデスクがない
ANAダイナースカードは、ステイタスカードではあるのですが、ダイナースクラブの一般カードであることは変わりません。
カードの裏面を見ても、コンシェルジュデスクではなく、ANAカードデスクの連絡先しか書いていないのです。
- カードデスクですので、カードに関する相談や質問には回答してくれますが
- コンシェルジュデスクではないので、レストラン手配・提案、旅行手配・提案、チケット手配・提案、お土産手配・提案などには対応してくれないのです。
デメリットその2.海外空港ラウンジは、プライオリティパスより対象空港が少ない
ANAダイナースカードは、独自のネットワークで「海外空港ラウンジ」を無料利用できるようにしています。
850カ所の海外空港ラウンジを利用できます。
ただし、プライオリティパスと比較すると
- ダイナースクラブ海外空港ラウンジ:850カ所
- プライオリティパス:1500カ所
と、圧倒的にプライオリティパスの方が利用できる海外空港ラウンジが多く
例:ダニエル・K・イノウエ国際空港
プライオリティパス
- 国際線ターミナル
IASS Hawaii Lounge - インターアイランドターミナル(ハワイ諸島間線ターミナル)
THE PLUMERIA LOUNGE
ダイナースクラブ海外空港ラウンジ
- 国際線ターミナル
IASS Hawaii Lounge
というように
ダイナースクラブが使えて、プライオリティパスが使えない海外空港ラウンジがほぼない
のですから、プライオリティパスと併用するメリットもないのです。
デメリットその3.年会費が高い
年会費は、15.55,000円(税込)です。
高額な年会費が発生する法人カードとなっています。
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードを実際に利用した評価
評価基準 | 評価 |
---|---|
発行スピード | [star rating="2"] |
審査の通りやすさ | [star rating="2.5"] |
限度額の高さ | [star rating="4"] |
管理画面・明細 | [star rating="4"] |
ポイント・マイルのお得さ | [star rating="4.5"] |
年会費の安さ | [star rating="1.5"] |
サポート・コンシェルジェの対応 | [star rating="2.5"] |
ステイタス性 | [star rating="5"] |
海外出張・海外旅行・ホテル優待 | [star rating="4.5"] |
レストラン優待 | [star rating="4.5"] |
国際ブランド | Diners |
初年度年会費(税込) | 170,500円 |
2年目~年会費(税込) | 170,500円 |
年会費優遇条件 | アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要 |
ポイント還元率/基本 | 1.50% |
ポイント還元率/上限 | 4.50% |
ポイント倍増方法 | ●ANAグループでのご利用 100円 → +2.0ポイント ●ANAカードマイルプラス加盟店 100円 → +0.5~1.0ポイント ●ポイントアップ加盟店 ホテル:2倍 レストラン:2倍 ショップ:2倍 |
- |
- |
考察
ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードは
- 比較的インビテーションが来やすいブラックカード
- ANAマイルが貯まりやすい
- 国内線ANAラウンジが利用できる
- 銀座プレミアムラウンジが混雑を避けて利用できる
- 家族カードの年会費無料
- 法人と個人併用可能
- Mastercard加盟店でもコンパニオンカードで使える
- レストラン優待が手厚い
- 海外空港ラウンジが無料利用できる
- ビジネスクラスの優先チェックインカウンターが使える
という特徴があり、
- ブラックカードを利用したい会社経営者
- 銀座ラウンジを頻繁に利用したい会社経営者
- 個人と法人を併用したい個人事業主や小規模な会社経営者
- ANAマイルを貯めたい経営者
- 国内出張、国内旅行に行く機会が多い経営者
- 海外出張、海外旅行に行く機会が多い経営者
におすすめできる法人カードです。
筆者も、ANAマイルを貯めながら、国内線ANAラウンジ、銀座プレミアムラウンジが利用できる法人カードとして重宝しています。
「ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードの審査はどうなっているの?」
「ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードを実際に使った良い点を教えてください。」
「ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカードを実際に使った悪い点を教えてください。」