という方に「どの法人カードが一番早く発行できるのか?」法人カード10枚を所有する経営者が体験談に基づいておすすめの1枚を解説します。近年、法人カードがないと利用できない法人向けのインターネットサービスも増えています。すぐに法人カードが必要な方は、発行スピードの早い法人カードを選びましょう。
そもそも、法人カードは申込から発行まで、どのくらいの時間がかかるの?
法人カードの申込から発行の手順としては
- 対象法人カードのウェブサイトからオンライン申込をする
- カード会社が審査を行う
- 審査通過、正式な申込書が郵送で送られてくる
- 正式な申込書に情報を記載し、「本人確認書類」「口座振替依頼書」を合わせて返送する
- 申込内容のチェックをして問題なければ、法人カードを発行する
- 郵送で法人カードが発行される
という形になっています。
審査期間:2~3営業日
郵送期間:2~3営業日 × 2回
+
申込書の準備:1~2営業日
ですから、何事もなく、スムーズに申込が完了すれば「7営業日~11営業日」で発行することも可能です。
それでも、「営業日」ベースですので、2週間ぐらいはかかってしまうのです。
さらに
- 郵送物を受け取るのが遅れてしまう
- 申込書の準備に時間がかかってしまう
- 書類に不備がある
- 口座振替依頼書の口座に不備がある
・・・
などの問題があれば、その分、カード発行までの時間がかかってしまうのです。
また、もう一つの要因としては「法人の審査は、個人よりも慎重に行われる」という点があります。
個人のクレジットカード審査の場合
個人がクレジットカードを発行する場合は、経営者や自営業者でない限りは、雇用されているのですから、給料が支払われます。
給料をベースにショッピング限度額を決めるのですから、会社を辞めない限りは返済に困ることはなくなるのです。
会社を辞めたとしても、勤務先の会社の条件を厳しくしなければ、バイトでも働くことができます。
つまり、よほどのことがなければ、クレジットカード会社が「貸し倒れ損失を負う」ということにはなりにくいのです。
だからこそ、個人のクレジットカード審査では
- 収入
- 勤務先への在籍確認
- 個人信用情報で返済遅延や返済事故がないか?
が確認できれば、発行して問題ないのです。
しかし、法人カードの場合はこうはいかないのです。
法人カード審査の場合
契約主体は、経営者個人になります。
会社が倒産してしまうと、経営者も会社の借金を全額払いきれないことが多いので、自己破産してしまうのです。
経営者が自己破産してしまえば、クレジットカード会社の債権は消滅してしまいます。
つまり、「貸し倒れ損失」になってしまうのです。
同じです。
個人のクレジットカードも、経営者や自営業者には審査が格段に厳しくなるのです。
違う点としては、個人のクレジットカードよりも、法人カードの方が事業用の支払いに利用するので、カード利用額が高額になりやすいという点です。
法人カードを経営者個人との契約するのも
個人のクレジットカードを経営者個人と契約するのも
貸し倒れが発生する確率は同じだとしても、カード利用額、つまり「貸し倒れ損失額」が大きくなってしまうのです。
だからこそ、
法人の審査は、個人よりも慎重に行われる
≒ カード会社によっては審査に時間をかける
ことになるのです。
そのため、個人のクレジットカードよりも、発行までに時間がかかる法人カードがほとんどなのです。
法人カード「発行スピード・即日発行」でおすすめの1枚とは?
は各クレジットカード会社のウェブサイトには記載されていません。
ウェブサイトに発行期間を記載してしまうと、それが守れなかった場合にクレームが発生してしまうので
クレジットカード会社のウェブサイトには
- 発行までの期間は記載されていない
- 記載されていても、「2週間~3週間程度」「最短〇〇日」というようにぼやかした記載がされている
のです。
そのため、「法人カードの発行にどのくらいの時間がかかるのか?」は実際に申し込んでみるしかありません。
筆者が申し込んだ主な法人カードと発行までの期間を記載します。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
申込日時:2016年7月28日
申込書到着日時:2017年8月2日
電話確認:2016年8月9日
カード到着日時:2016年9月2日
申込から発行までの期間:約1か月
JCB一般法人カード
申込日時:2016年12月15日
電話確認:2017年3月25日 ※一度、審査落ちになってからの連絡のため
申込書到着日時:2017年4月7日
カード到着日時:2017年5月4日
申込から発行までの期間:約6か月
三井住友ビジネスカード(クラシック)
申込日時:2017年1月19日
申込書到着日時:2017年1月30日
電話確認:2017年2月16日
カード到着日時:2016年2月23日
申込から発行までの期間:約1か月
ビジネクスト・法人クレジットカード
※現在サービス提供を終了しています。
申込日時:2017年3月12日
電話確認:2017年3月15日
申込書到着日時:2017年5月15日
カード到着日時:2017年6月8日
申込から発行までの期間:約3か月
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
申込日時:2016年7月26日
電話確認日時:2016年7月27日
審査通過メール受信日時:2016年7月27日
カード到着日時:2016年7月31日
申込から発行までの期間:5日
考察
平均的なカード発行までの期間は「約1カ月」と言っていいでしょう。
本来「2週間~3週間」の発行ですが、若干時間がかかっているのは、筆者が返送するまでに数日を要していることが理由です。
また、発行に時間がかかった「JCB一般法人カード」は、一度「審査落ち」の連絡をもらっていたのですが、忘れたころにもう一度連絡が来て、「審査が通りました。」と連絡をもらいました。これは想像ですが、一度「審査落ち」したときから、審査基準が緩くなって、過去の申込者に再連絡を下のだと考えられます。特殊なケースだと考えましょう。
発行スピードは、カードによるのではなく、クレジットカード会社によって違うので
この中で言えば
ということがわかります。
クレディセゾンが発行スピードが早い理由とは?
理由は
カード発行の手順が他のカード会社と違うから
です。
一般的な法人カードのカード発行手順
- 対象法人カードのウェブサイトからオンライン申込をする
- カード会社が審査を行う
- 審査通過、正式な申込書が郵送で送られてくる
- 正式な申込書に情報を記載し、「本人確認書類」「口座振替依頼書」を合わせて返送する
- 申込内容のチェックをして問題なければ、法人カードを発行する
- 郵送で法人カードが発行される
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」のカード発行手順
- 対象法人カードのウェブサイトからオンライン申込をする
- カード会社が審査を行う
- 審査通過、法人カードが郵送で送られてくる
- 法人カードと同梱されている「口座振替依頼書」を合わせて返送する
この違いが大きいのです。
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」のカード発行手順では、「紙の申込書」はなく、オンライン申込から直接「カード」が発行されるのです。
「法人カード」が届いてから、後追いで「口座振替依頼書」を返送する
という発行フローになっているため、法人カードが発行されるまで「たった5日」というスピードを記録しているのです。
これは、クレディセゾンの発行する法人カードの大きな特徴と言っていいでしょう。
「発行スピード」でおすすめの法人カードは
クレディセゾンの発行する法人カード
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」はどっちが発行スピードが早いのか?
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」は、個人向けのクレジットカードですが、2018年に法人口座を引き落とし口座に設定できるようになった法人カードとしても使えるクレジットカードです。
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」のウェブサイトを見てみると・・・
最短、5分で発行
となっています。
そうなんです。
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」は、元々個人向けに「最短即日発行」ができるクレジットカードだったのです。
それが法人口座対応をしただけですので、現時点で確認できる唯一の「即日発行可能な法人カード」と言えます。
クレディセゾンの発行するクレジットカードは「郵送」ではなく「デジタルカードの発行」ができるから
です。
クレディセゾンは「デジタルカードの発行」という方法が取れます。
申込から最短5分でデジタルカードが発行されるため、そのデジタルカードを使えば、最短5分でカード利用ができるようになるのです。スマホ決済と連動させることもできるので、実店舗での決済も可能です。
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」は、申込をすると「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital」というデジタルカードが発行されます。
デジタルカードは、セゾンカード公式スマホアプリ【セゾンPortal】に発行され、カード情報(カード番号、利用期限、セキュリティコード)を見ることができるのです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの即日発行の手順
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードに申込む
- セゾンカード公式スマホアプリ【セゾンPortal】をスマホにインストールする
- 「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital」が発行される
- アプリで「カード情報(カード番号、利用期限、セキュリティコード)」を確認し、買い物に利用する(スマホ決済と連携させる)
- 後日、プラスティックカードが郵送させる
結論
法人カードで「発行スピード・即日発行」でおすすめの1枚とは?
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目~年会費(税込) | 1,100円 |
年会費優遇条件 | 1年間に1回以上のご利用で次年度年会費無料 |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 2.00% |
ポイント倍増方法 | ●海外利用 海外利用:2倍 ●QUICQPay加盟店 QUICQPay加盟店利用:6倍 |
【年会費特典】初年度年会費無料 |
【新規入会】最大1,600ポイント(8,000円相当)※こちらのページからアクセスしたクレディセゾン公式ページに記載のないキャンペーンは対象外となります。あらかじめご了承ください。 |
です。
おすすめの理由は
- 「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital」であれば「最短5分で発行」ができる法人カードであること
- 年会費初年度無料で、1回でも利用すれば次年度も無料になる「年会費実質永年無料カード」であること
- 提携カードの一般カードでステイタス性は低いものの、アメックスブランドですのでしれない方にはそれなりのカードに見えること
です。
発行スピードが1カ月ぐらいかかるのが一般的な法人カードの中で「最短5分で発行可能」というのは、大きなメリットと言っていいでしょう。
次におすすめできるのは、同じクレディセゾンが発行する「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 22,000円 |
2年目~年会費(税込) | 22,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 1.00% |
ポイント倍増方法 | ●海外利用 海外利用:2倍 |
【年会費特典】初年度年会費無料 |
- |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、即日発行はできませんが・・・、筆者が発行したときは「5日」という、ほかの法人カードよりも圧倒的に早いスピードで発行できました。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、即日発行ができますが、提携カードの一般カードですので、ステイタス性やサービス面、特典などは大きく劣ってしまいます。
- できるだけ早く法人カードが必要だけれども、ある程度のステイタス性や特典が必要
という方には「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」をおすすめします。
「できるだけ早く法人カードを作りたいのですが、どの法人カードがおすすめですか?」
・・・