【検証】法人カード「在宅ワーク・テレワーク・リモートワーク」でおすすめの1枚とは?

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「在宅ワーク・テレワーク・リモートワークで法人カードは必要ですか?」
「在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめの法人カードを教えてください。」

コロナ禍によって、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークを導入している企業も、少なくありません。では、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークをするときに法人カードというものは必要なのでしょうか?在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめの法人カードについて解説します。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでの法人カードの必要性

役職、職種によって、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでの法人カードの必要性は変わってきます。

業務に支払いが発生しない社員の場合

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークで必要なものは

  • パソコン
  • ネット環境

だけであり、多くの企業では、パソコンは支給ですが、ネット環境の経費を負担してくれる企業は少なく、法人カードの必要性はほとんどありません。

業務に支払いが発生する社員の場合
  • 経理
  • 総務
  • クラウド系の外注を利用する職種
  • 販促などで商品やキャンペーンの購入をする職種

など、自分の裁量である程度の購入・支払業務がある社員の場合は、「法人カードを持つ上長から支払の時に法人カードを借りる」ということができなくなってしまうため、法人カードが必要になります。

部長、役員などの役職者の場合

部長、事業部長、役員の場合は、完全にリモートというわけにはいきません。

  • 機密事項を扱う場合は、出社する必要がある
  • 重要な商談の場合には、対面で行う必要がある
  • 重要な社内会議の場合には、対面で行う必要がある
  • 部下が在宅ワーク・テレワーク・リモートワークで必要なツール・サービス・道具などを購入する必要がある

と、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでなくても、法人カードは必要なものとなっています。とくに在宅ワーク・テレワーク・リモートワークだからこそ、必要なツールやサービスも増えてきているため、部長、事業部長、役員が自身の裁量でスピーディーにツールやサービスを導入したい場合には、法人カードは必要不可欠と言えます。

経営者

経営者の場合は、会社で在宅ワーク・テレワーク・リモートワークを行うために導入すべきサービス・ツールは多くあります。

  • ノートパソコン
  • クラウド系の業務管理サービス
  • クラウド系の財務会計管理サービス
  • クラウド系の人事管理サービス
  • クラウド系のマーケティングツール
  • 各人員に対する情報セキュリティサービス
  • クラウドソーシング
  • オンライン秘書

部下や社員に対して、追加カードを発行するためにも、経営者にとっては、法人カードは必要不可欠なものと言えます。

フリーランス、個人事業主

フリーランス、個人事業主こそ、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでは、自宅の機能性を最大限高める必要があります。

対面での営業活動ができないのですから

  • メールなどの遠隔の営業活動のためのツール
  • 効率的な営業を行うためのWEB会議システム
  • クラウドソーシング系のサービスへの登録

が必要になりますし、営業活動ができないと納品物の質が重要になるため

  • 自分の仕事環境への投資

も積極的に行う必要があるのです。当然、オンラインサービスが多くなるため、法人カードが必要不可欠です。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでできないこと

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでは

  • リアルな営業活動
  • 同じオフィスにいる総務や経理、情報システム部への迅速な依頼
  • 同じオフィスにいる上司、役員、社長からの迅速な承認
  • 同じオフィス内のパソコンでの一元管理
  • 同じオフィスでの利便性の高い仕事環境
  • リアルな外注先とのコミュニケーション

ができないのです。

これらの問題を解決するためには

  • クラウド系のサービスの導入
  • 社員の裁量、決裁権限の付与による単独の意思決定
  • 自宅の仕事環境の充実
  • オンラインで対応できる外注先の選定

が必要になります。

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これを実現するためには、法人カードというツールも十分に活用する必要があるのです。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークで法人カードを選ぶポイント

ポイントその1.社員数分の追加カードが発行できること

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークの場合は、いちいち、スケジュールを合わせて総務や経理、情報システム部、社長などにサービス・ツールの導入を依頼するのは、ロスが大きいのです。

できるだけ、多くの社員に決裁権限を持たせて、予算の範囲内で法人カードを使わせた方が効率的に業務を進行できます。

そうなると、社員数分の追加カードの発行を視野に入れる必要があるのです。

  • 個人事業主・フリーランス → 追加カード不要
  • 社員数数名の零細企業 → 追加カードが数枚作れる法人カードがおすすめ
  • 社員数10名未満の零細企業 → 追加カードが10枚作れる法人カードがおすすめ
  • 社員数10名以上の企業 → 追加カードが無制限で発行できる法人カードがおすすめ
追加カードの発行枚数の多い法人カードをおすすめします。

ポイントその2.ポイント還元率・キャッシュバック率の高い法人カード

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでは、今までよりも多くのオンラインサービス、クラウドサービスを利用することになります。

当然、法人カードの利用額も増えます。

法人カードの利用額が増えるのであれば、ポイント還元率・キャッシュバック率の高い法人カードの方がよりお得に経費支払ができ、コスト削減につながるのです。

ポイント還元率・キャッシュバック率の高い法人カードをおすすめします。

ポイントその3.Visa、Mastercard、JCBの法人カード

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークだからこそ、経理業務をスリム化するために法人カードを渡しているのに「国際ブランドが使えない」という事態が起きてしまい、結局、立替が発生するようだと余計な手間が増えてしまいます。

日本国内のオンラインサービス、クラウドサービスの場合には

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB

は、ほぼどんなサービスでも対応しているため、Visa、Mastercard、JCBの法人カードをおすすめします。

反対に

  • Diners
  • AMEX

などは、利用できないオンラインサービス、クラウドサービスもあるため、おすすめしません。

ポイントその4.ショッピング限度額の大きい法人カード

法人カードは、コーポレートカードではないため、カードごとの利用額の予算設定はできません。

同時に同じ法人カードの限度額「枠」を利用する故地になるため、ショッピング限度額の小さい法人カードを使って、追加カードを多くの社員に渡してしまうと、すぐに限度額がいっぱいになって、カード利用ができなくなってしまうのです。

できるだけショッピング限度額の大きい法人カードを持っておかないと、月中でカード利用ができなくなって、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークに支障がでてしまいます。

同じオフィスで働いていれば、別のカードを社長から借りるということもできますが、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでは、それもできないのです。

ショッピング限度額の大きい法人カードをおすすめします。

ポイントその5.レストラン優待やホテル優待、海外での特別な優待サービスは不要

アメックスやダイナースブランドの法人カードにあるような

  • 海外空港ラウンジ無料付帯
  • 手厚い海外旅行傷害保険
  • レストラン優待
  • ホテル優待

などは一切不要になります。

コロナ禍では、旅行も、出張も、外食も、制限されてしまうため、ラグジュアリーな体験ができるエグゼクティブ向けの法人カードの必要性は一切ないのです。

人と会わないため、法人カードのステイタス性も関係ありませんので、年会費の高額なエグゼクティブ向けの法人カードを選ぶ必要はないのです。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめの法人カード

前述した条件でおすすめの法人カードは

NTTファイナンス Bizカード レギュラー

国際ブランドVisa
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本1.00%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法-
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在宅ワーク・テレワーク・リモートワークの条件

追加カードの発行枚数

無制限

  • 追加カードの年会費(税込):永年無料
ポイント還元率・キャッシュバック率

ポイント還元率:1.0%
※キャッシュバック可能

国際ブランド

Visa

ショッピング限度額

不明
筆者が作成したケースでは「40万円

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめのポイント

最大のポイントは

  • 年会費(税込):永年無料
  • ポイント還元率:1.0%

というコストパフォーマンスが高い法人カードでありながら

  • 追加カードの年会費(税込):永年無料

ですので、50枚作っても、100枚作っても、保有コストがかからないというメリットがあります。

また、Visaブランドですので、使えない加盟店というのがほぼなく、利用できないという手間がなく利用できる法人カードです。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークにうってつけの法人カードです。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめできないポイント

若干、限度額が少額の設定となります。

限度額が小さいと、多くの追加カードを発行して、同時に利用があった場合に、すぐに限度額がいっぱいになってしまいます。

毎月、一定額以上の高額なカード利用が発生する企業にはおすすめできない法人カードです。

NTTファイナンス Bizカード レギュラーを在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめできる方

  • コストを掛けたくない
  • お得も重視したい
  • 毎月のカード利用総額は少額に抑えられる
  • 社員数が20名以下の企業
  • 個人事業主、フリーランス

三井住友ビジネスカード(ゴールド)

国際ブランドVisa,Mastercard®
初年度年会費(税込)11,000円
2年目~年会費(税込)11,000円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本
ポイント還元率/上限
ポイント倍増方法●ココイコ!
カラオケの鉄人:18倍
紳士服の青山:6倍
Victoria:4倍
百貨店:3倍
レストラン:2倍

※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
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在宅ワーク・テレワーク・リモートワークの条件

追加カードの発行枚数

無制限

  • 追加カードの年会費(税込):2,200円(税込)
ポイント還元率・キャッシュバック率

国際ブランド

Visa

ショッピング利用枠

~1,000万円

※ご利用枠は弊社にて設定させていただきます。ご希望に沿えない場合もございます。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめのポイント

最大のポイントは、プロパーカードのゴールドカードですので、比較的高額な限度額が設定される点にあります。

その上で、

  • 追記カードを無制限で発行可能
  • Visaブランド

ですので、NTTファイナンス Bizカード レギュラーでは限度額が不足してしまう企業におすすめです。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめできないポイント

年会費が

  • 親カード:11,000円(税込)
  • 追加カード:2,200円(税込)

と高い点と、お得さも少ない点が挙げられます。

三井住友ビジネスカード(ゴールド)を在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめできる方

  • 信頼性の高いカード会社の法人カードを持ちたい
  • 社員数が20名以上の企業
  • 毎月のカード利用総額が大きくなる企業

どうしても、ショッピング限度額が不足する場合の対応

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「法人カードでは、どうしても、毎月のショッピング限度額が不足してしまう。」

という方の場合には、2枚、3枚の法人カードを持つという手もありますが、法人デビットカードを利用することをおすすめします。

法人デビットカードの「PayPay銀行Visaビジネスデビット」の場合には

発行会社PayPay銀行
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
キャッシュバック還元率下限0.00%
キャッシュバック還元率上限1.00%
ポイント還元率下限0.20%
ポイント還元率上限0.20%
第三者不正使用保険○500万円
  • 限度額 = 法人口座の預金残高
  • カードレスVisaデビットを最大4枚まで発行できる
  • Visaブランド

という特徴があります。

カードレスVisaデビットは、カードレスのデビットカードのことを言い、「カード番号の発行」「カード番号の停止」が自在にできるため、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークの社員から担当者に申請があった場合に、カード番号を発行し、利用が終わったら、カード番号を停止するという運用が可能になるのです。最大4枚しかカードレスVisaデビットは発行できませんが、利用するときに発行、利用が終わったら停止という運用であれば、同時に4人以上が使わない限り問題はないため、在宅ワーク・テレワーク・リモートワークで機能するのです。

この方法であれば

  • セキュリティ面も安全
  • ショッピング限度額を使い切る心配がない

というメリットがあるのです。

ただし、法人デビットカードには、デメリットもあります。

  • ポイント還元率が法人カードと比較する低い
  • デビットカードが利用できないオンラインサービス、クラウドサービスもある

点です。

法人カードと法人デビットカードは、お互いのメリットデメリットを補完しうるツールですので、併用することも賢い選択肢の一つと言えます。

まとめ

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでは

  • オンラインサービス、クラウドサービスの利用が増える
  • 同じオフィス内での細かいやり取り、迅速なやり取りができなくなる

ため、法人カードの必要性は大きくなります。

在宅ワーク・テレワーク・リモートワークでおすすめする法人カードの特徴は

  • ポイントその1.社員数分の追加カードが発行できること
  • ポイントその2.ポイント還元率・キャッシュバック率の高い法人カード
  • ポイントその3.Visa、Mastercard、JCBの法人カード
  • ポイントその4.ショッピング限度額の大きい法人カード
  • ポイントその5.レストラン優待やホテル優待、海外での特別な優待サービスは不要

です。

できるだけ多くの社員に決裁権限を持たせて、法人カードの追加カードを発行することで、リモートでも、スムーズな業務が可能になります。

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在宅ワーク・テレワーク・リモートワークの環境下でこそ、法人カードの機能を最大限に活用できるはずです。今一度、社内の法人カードの利用体制を再構築してみてはいかがでしょうか。

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