【実際に使った法人カードレビュー】ダイナースクラブカード+ビジネス・アカウントカードを実際に利用して評価。限度額、発行日数、審査、利用したメリットデメリット・口コミ評判

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「ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの限度額はどうなっているの?」
「ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの審査はどうなっているの?」
「ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードを実際に使った良い点を教えてください。」
「ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードを実際に使った悪い点を教えてください。」

実際に法人カード「ダイナースカード+ビジネス・アカウントカード」を使った人の意見や口コミ・評価、レビューを知りたいという方は少なくないはずです。

今回は、筆者が保有している法人カード「ダイナースカード+ビジネス・アカウントカード」の実際利用した結果のレビューです。実際に使ってみなければ気付くことのできないメリットデメリットやお得な使い方、実際の限度額、発行までに日数、審査、おすすめポイントなどをレビューします。

ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの利用状況

発行した経緯

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ダイナースカードは、個人向けのクレジットカードですが、ビジネス・アカウントカードを追加カードとして発行することで法人カードとして利用できます。

ダイナースカードは、利用額が増えれば、インビテーション(招待)によってブラックカード相当のダイナースクラブ プレミアムカードを作ることが可能です。

法人カードで持てるブラックカード相当のカードは

  • ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card
  • ダイナースクラブ プレミアムカード+ビジネス・アカウントカード
  • ANAダイナース プレミアムカード+ビジネス・アカウントカード

は、3種類しかなく

どうしても、ブラックカード相当の法人カードを持ってみたいということで、ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの発行を決めました。

発行時のカードスペック

発行済法人カード申込日時発行日時発行までの期間発行期間備考ショッピング総利用枠キャッシング総利用枠審査
ダイナースクラブカード+ビジネス・アカウントカード
ダイナースクラブカード+ビジネス・アカウントカード
2019年7月31日2019年8月14日14日-100万円0万円1回目審査通過
国際ブランドDiners
初年度年会費(税込)24,200円
2年目~年会費(税込)24,200円
年会費優遇条件アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要
ポイント還元率/基本0.40%
ポイント還元率/上限0.80%
ポイント倍増方法●ポイントアップ加盟店
ホテル:2倍
レストラン:2倍
ショップ:2倍
【年会費特典】初年度年会費無料
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ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの発行時点のレビュー

発行スピード

申込日:2019年7月31日
入会日:2019年8月14日
カード受取日:2019年8月17日
申込からカード受取までの期間:17日

考察

ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードは、17日間、約2週間で申込から発行までいたりました。

ただし、ダイナースカード発行後にビジネス・アカウントカードを申し込んだので

ビジネス・アカウントカード
  • 申込日:2019年9月23日
  • 入会日:2019年10月3日
  • カード受取日:2019年10月14日
  • 申込からカード受取までの期間:21日
    ※一旦、必要書類の差し戻しあり

ビジネス・アカウントカードの発行で、一旦、必要書類の件で差し戻しを挟み、3週間かかっています。

法人カードとして利用できるまで、約2カ月かかったと言っていいでしょう。

個人カードとビジネス・アカウントカードは同時発行できないため、どうしても、法人カードとして利用できるまでには時間がかかってしまいます。

限度額

ショッピング限度額:100万円
キャッシング限度額:0円
リボ払い 実質年率:15.0%
キャッシング 実質年率:-

考察

ダイナースカードは、個人カードとしての発行になるため、ショッピング限度額100万円は、十分に高額な限度額設定と言っていいでしょう。

法人カードとしての利用でも、十分な金額と言えます。

今回同時に発行した

ANAダイナースカードも、同様にショッピング限度額100万円でしたので、初回設定の限度額は100万円に設定されるケースが多いものと考えられます。

リボ払いの金利は、上限金利ギリギリの高金利設定です。

審査

審査は、これまでに二回ほど、審査落ちしています。理由は不明ですが、三回目の正直で審査に通っています。

考察

外資系カードの審査は、それほど厳しくないはずですが、筆者の場合は2回審査に落ちています。

筆者の属性としては

  • 会社経営者
  • 年収:2500万円
  • 勤続年数:6年

ですので、それほど悪くないはずなのですが・・・

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想像するに筆者の場合は、個人カード、法人カードを、このサイトを運営していることもあり、50枚以上保有しています。

  • カード保有枚数が多すぎる
  • カードの枠(ショッピング枠・キャッシュバック枠)が多すぎる

ことが審査に通らない理由と推察されます。

同じアメリカン・エキスプレスでは、ゴールドカードも、プラチナカードも、同時期に審査通過しているため、ダイナースクラブの方が同じ外資系カードですが、審査は厳しいと考えられます。

今回は、審査基準が変わったのか、3回目の正直で審査に通る結果となりました。審査に落ちた方も、時間をおいて、申込直してみると、審査に通る可能性が出てきます。

ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの実際に使ったからわかるメリット

メリットその1.意外とカバーできる加盟店が多い

Dinersブランド単体で見ると、日本国内でも、海外でも、使えない加盟店も少なくありません。

しかし、ダイナースカードを発行すると

Mastercardブランドの「TRUST CLUB プラチナマスターカード」がコンパニオンカードとして無料で発行されます。

この「ダイナースクラブ コンパニオンカード」で支払いをしても、ポイント、請求、利用代金明細をダイナースクラブカードに一本化されます。

つまり、ダイナースカードで

  • Diners加盟店
  • Mastercard加盟店

の両方で支払いが可能ということを意味しています。

Mastercardは、Visaと同等のシェアを誇る国際ブランドであり、日本国内であれば、クレジットカードが使えるお店でMastercardが使えないお店はほぼありません。

意外とカバーしている加盟店が多く、利用できないケースはほとんどない法人カードとして重宝します。

初期の限度額設定も、100万円と高いため、利用できないから現金や銀行振込で代わりに決済という不都合がない法人カードとして、重宝しています。

メリットその2.海外出張、海外旅行向けのサービスが年会費の割に手厚い

ダイナースカードは、年会費22,200円(税込)ですから、ダイナースカードのラインナップの中では、一番年会費が安いクレジットカードとなっています。

年会費が安い割に海外出張、海外旅行向けのサービスが手厚い法人カードとして重宝します。

  • 海外旅行傷害保険:最高1億円(自動付帯5,000万円)
  • ショッピング保険:年間最高500万円
  • 海外空港ラウンジ:1000カ所以上の空港ラウンジが無料
  • 送迎サービス:タクシー1台を片道分優遇でご案内(例:江東区から成田空港9,900円)※トラベルデスクで50万円以上の利用
  • 空港前泊ホテルサービス:(例:成田空港 ヒルトン成田1部屋無料)※トラベルデスクで50万円以上の利用
  • 手荷物宅配無料※カード会員ご本人様お一人様1個まで
  • 空港パーキングサービス:指定パーキングを、旅行期間中無料
  • 空港特急列車サービス:対象空港までのJR、または私鉄特急列車を指定区間内で2区間分まで無料※トラベルデスクで50万円以上の利用
  • グローバルWiFi:20%OFF

つまり、

  • トラベルデスクで1回のご購入金額が50万円以上の海外パッケージツアー
  • トラベルデスクで1回のご購入金額が50万円以上の日本発の海外航空券

を予約すれば

  • 交通費(電車代)が無料(タクシーの場合は優待)
  • 前泊のホテルが無料
  • 手荷物宅配無料

で、海外旅行、海外出張に行けるのです。

空港までに時間がかかる地方の会社の経営者の方によりおすすめできるサービスとなっています。

メリットその3.レストラン優待「エグゼクティブ ダイニング」がお得

法人カードのおすすめのサービスの中に

2名様以上の利用で1名様分のコース料理が無料

というサービスがあります。

ダイナースにも、同様のサービス「エグゼクティブ ダイニング」があるのですが

  • 高級なレストランが多い(コース料理の金額も高く、無料になるお得度も大きい)
  • 6名以上の利用で2名様分無料というサービスもある

という点が、他の法人カードよりも、お得な点です。

6名以上の会食であれば、2名分安くなるので、高級なお店であっても、十分に34%OFFと変わりません。また、高級なレストランも多いので、接待や会食でも、恥ずかしくないお店がお得に利用できるのです。

メリットその4.個人と法人の使い分けができる

ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの大きなメリットは

  • ダイナースカード → 個人のプライベート利用
  • ビジネス・アカウントカード → 法人の経費利用

と、一つのクレジットカードで「個人」と「法人」を使い分けられる点にあります。

個人事業主や少人数で会社経営している経営者には、「個人」と「法人」が一枚のカードで切り替えられるダイナースカード+ビジネス・アカウントカードのメリットは大きいのです。

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「個人」と「法人」の合算で利用額がカウントされるため、ブラックカードレベルの上位カード「ダイナースクラブ プレミアムカード」のインビテーションも狙いやすいのです。

ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードの実際に使ったからわかるデメリット

デメリットその1.ポイントが貯まりにくい

ダイナースクラブカードのポイントは

100円 = 1ポイント

  • 5,000ポイント = Amazonギフト券 2,000円分 → ポイント還元率:0.4%
  • 6,000ポイント = JCBギフトカード2千円分(1,000円券2枚) → ポイント還元率:0.33%
  • キャッシュバック:10,000ポイント = 3,000円 → ポイント還元率:0.3%

とポイント還元率が低い法人カードです。

ポイント還元率を高めるためには

ダイナースグローバルマイレージ
年間参加料:6,600円(税込)

に参加して

  • 1,000ポイント = 1,000マイル(全日本空輸/ANAマイレージクラブ) → マイル還元率:1.0%

でマイルを貯める方法しかありません。しかし、この方法は追加でのコストが発生します。

総じて、ポイント還元率が低い法人カードです。

デメリットその2.コンシェルジュデスクがない

ダイナースカードは、ステイタスカードではあるのですが、ダイナースクラブの一般カードであることは変わりません。

カードの裏面を見ても、コンシェルジュデスクではなく、コールセンターの連絡先しか書いていないのです。

コールセンターは、コンシェルジュデスクではないため、カードに関する相談や質問には回答してくれますが、レストラン手配・提案、旅行手配・提案、チケット手配・提案、お土産手配・提案などには対応してくれないのです。

ダイナースクラブでは、コンシェルジュデスクがない代わりに

  • レストラン予約 → リザベーションデスク
  • イベント手配 → イベントデスク
  • ゴルフ予約 → ゴルフデスク
  • 旅行手配 → トラベルデスク

という形で、目的ごとに予約・手配専用のコールセンターを用意しています。

ただし、コンシェルジュデスクほど、柔軟な対応や予約以外の行為の調整、調べものはしてくれないので注意が必要です。

デメリットその3.海外空港ラウンジは、プライオリティパスより対象空港が少ない

ダイナースカードは、独自のネットワークで「海外空港ラウンジ」を無料利用できるようにしています。

850カ所の海外空港ラウンジを利用できます。

ただし、プライオリティパスと比較すると

  • ダイナースクラブ海外空港ラウンジ:850カ所
  • プライオリティパス:1500カ所

と、圧倒的にプライオリティパスの方が利用できる海外空港ラウンジが多く

例:ダニエル・K・イノウエ国際空港

プライオリティパス

  • 国際線ターミナル
  • IASS Hawaii Lounge
  • インターアイランドターミナル(ハワイ諸島間線ターミナル)
  • THE PLUMERIA LOUNGE

ダイナースクラブ海外空港ラウンジ

  • 国際線ターミナル
  • IASS Hawaii Lounge

というように

  • プライオリティパスが使えて、ダイナースクラブが使えない海外空港ラウンジが多い
  • ダイナースクラブが使えて、プライオリティパスが使えない海外空港ラウンジがほぼない

のですから、プライオリティパスと併用するメリットもないのです。

海外空港ラウンジの面では、プライオリティパスが利用できる法人カードと比較して、劣っていると言わざるを得ません。

デメリットその4.審査が厳しい

外資系カードですので

  • アメリカン・エキスプレス
  • ダイナースクラブ

を同じように考えている方も少なくありませんが、審査・限度額の面で

  • アメリカン・エキスプレス → 審査は甘い、初期限度額が小さい
  • ダイナースクラブ → 審査は厳しい、初期限度額が大きい

という差があります。

筆者がアメリカン・エキスプレスが作れて、ダイナースクラブは2回審査落ちした後、3回目で発行できたことを考えると、ダイナースカードは、審査が厳しいという特徴があるのです。

ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードを実際に利用した評価

評価基準評価
発行スピード[star rating="2.5"]
審査の通りやすさ[star rating="3"]
限度額の高さ[star rating="4.5"]
管理画面・明細[star rating="4"]
ポイント・マイルのお得さ[star rating="2"]
年会費の安さ[star rating="3.5"]
サポート・コンシェルジェの対応[star rating="2.5"]
ステイタス性[star rating="4"]
海外出張・海外旅行・ホテル優待[star rating="4"]
レストラン優待[star rating="4.5"]
国際ブランドDiners
初年度年会費(税込)24,200円
2年目~年会費(税込)24,200円
年会費優遇条件アカウントカード年会費5,500円(税込)が必要
ポイント還元率/基本0.40%
ポイント還元率/上限0.80%
ポイント倍増方法●ポイントアップ加盟店
ホテル:2倍
レストラン:2倍
ショップ:2倍
【年会費特典】初年度年会費無料
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考察

ダイナースカード+ビジネス・アカウントカードは

  • Mastercardも使えるので、利用できる加盟店が多い
  • 年会費の割に海外旅行・海外出張の特典が手厚い
  • 上位のブラックカード「ダイナースクラブ プレミアムカード」が狙える
  • 法人と個人併用可能
  • レストラン優待が手厚い

という特徴があり、

  • 個人と法人を併用したい個人事業主や小規模な会社経営者
  • 海外出張、海外旅行に行く機会が多い経営者

におすすめできる法人カードです。

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筆者は上位カード「ダイナースクラブ プレミアムカード」が欲しいため、ほぼメインカードとして利用しています。個人の利用も、法人の利用も、集約させてクレジットヒストリーを貯めている最中です。

コンシェルジュデスクが使えない、審査が厳しい、海外空港ラウンジが少ない、ポイントが貯まりにくいなど、デメリットもはっきりしているので、他の法人カードで弱点をカバーできれば、非常に利便性の高い法人カードとなります。

ただし、ポイント還元率のことを考えると、ほぼ同じサービスでANAマイルが貯まりやすく、上位カードも同様に用意されている「ANAダイナースカード」の方がおすすめ度は高いです。

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