今回は、筆者のプライベート旅行で地中海クルーズに行ってきました。船の中でもクレジットカード(法人カード)が利用できるか、試してきました。
今回の体験談の状況
筆者個人のプライベート旅行として、今回は地中海クルーズに行ってきました。会社経営の合間のプライベート旅行ですが、接待などで話のネタにできるように「クルーズ旅行」を選択しました。
地中海クルーズの概要
寄港地
- バルセロナ(スペイン)
↓ - マルセイユ(フランス)
↓ - ジェノバ(イタリア)
↓ - ナポリ(イタリア)
↓ - メッシーナ(イタリア)
↓ - マルタ(マルタ共和国)
↓ - バルセロナ(スペイン)
実際に船の中でも、クレジットカード(法人カード)が利用できるか、試してきました。
使用した法人カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 143,000円 |
2年目~年会費(税込) | 143,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
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「MSCベリッシマ」クルーズ船
「MSCベリッシマ」クルーズ船の概要
- 就航年:2019年
- 乗船人数:5,714名
- 総トン数:167,600トン
- 全長:315m
- 最高速度:22.7ノット
- 船籍:イタリア
2019年に造船された、新造船になります。
「MSCベリッシマ」クルーズ船の各種サービス
ショッピングモール
屋内にプロムナードがあり、ショッピングセンターのようになっています。ブティックやブランドショップなどが入っており、船の中にいることを忘れてしまうような空間となっています。
また、天井のアーケードは、80メートルもの長さを持つ巨大なLEDスクリーンで、時間によって、イベントによって、色が大きく変化します。
プール
船の中には、いろいろな場所にいろいろな形のプールやジャグジーが設置されています。
ウォータースライダーは、船からはみ出ていて、上が空いているので、スリル満点です。
また、命綱をつけて、船のギリギリを歩く、「ヒマラヤンブリッジ」などのアトラクションも用意されています。
シルク・ドゥ・ソレイユのオリジナルショー
シルク・ドゥ・ソレイユとの独占提携による、毎晩2回、週6日のオリジナルショーが開催されています。
実際には、船の中なので、思ったような迫力はなく、眠くなりました。
カジノ
外国船なので、カジノは充実しています。ただし、プレイしている方はそれほど多くありませんでした。
子供用スペース
LEGOと提携した子供用スペースもあります。とにかく、外国人の子供たちが多く乗っていた印象です。
スポーツ
スポーツ(バスケットコート)やジムもあります。食事が美味しいため、長い船旅では、ジムは欠かせません。
シアター
毎日、3回シアターでイベントが開催されています。オペラやビンゴ大会、コンテストなど日替わりで内容が変わるため、乗客を飽きさせない作りになっています。ビンゴ大会は、日本とは違い、ビンゴが一列ではなく、全部の穴が空いた人が「ビンゴ」という変わったルールでした。オペラも素晴らしかったです。
「MSCベリッシマ」クルーズ船の部屋
今回は「MSCヨットクラブデラックススイート」という部屋に泊まりました。
飛行機で言えば「ビジネスクラス」と「エコノミー」のような違いです。
「ヨットクラブ」
- 優先的に乗船対応(寄港地ごとの下船・乗船に優先通路がある)
- スーツケースなどが優先的に届けられる
- 何時に来ても、好きなだけ料理が食べられるヨットクラブ専用の高級レストラン
- バトラーがいる(コンシェルジュのようなもの、何でも頼めばやってくれる)
- ヨットクラブしか入れないラウンジ、ジャグジーなどがある
- ヨットクラブの方のみのイベントがある
- バルコニーあり
「ヨットクラブ以外」
- 乗船手続きに時間がかかる(寄港地ごとの下船・乗船にも時間がかかる)
- 指定された時間に指定されたレストランで食事(ビュッフェ形式の24時間レストランはいつでも利用可能)
- バルコニーのない部屋が多い
「ヨットクラブ」の部屋
約24~28㎡でバルコニー付きとそれほど大きいわけではありませんが、たまたま部屋が進行方向のど真ん中の先頭だったため、抜群の景色が楽しめます。また、ミニバーも無料ですので、いつでも飲み物やお菓子に困ることはありませんでした。
「ヨットクラブ」専用レストラン
何時でも行けるというのは、それだけで大きなメリットで、船内はいろんなイベントが同時並行に行われており、行きたいイベントがあると、食事の時間をずらす必要が出てくるため、時間に制限されずに行けるメリットは大きいのです。一般的なツアーの場合、予約が取りやすい早い時間帯にディナーがセットされているケースが多く、正直、その時間ではお腹がすかないのです。実際に今回のツアーも、ほかの方は5時半にディナーが予約されていました。
また、シンプルに料理が美味しく、クルーズ料金に費用は含まれているため、いつでも無料で食べ放題です。とくにティラミスとリゾットが絶品でした。
「バルコニー」に朝食を持ってきてもらって海を見ながら朝食
バトラーにお願いすれば、「バルコニー」に朝食を持ってきてもらうことが可能です。海を見ながら、優雅に食べる朝食は絶品です。
「ヨットクラブ」専用ラウンジ
メインのプール・ジャグジーには、常に人がたくさんいます。「ヨットクラブ」専用ラウンジは、人が少なく、ジャグジーもほとんど貸し切り状態で入れます。
クルーズ船でクレジットカード(法人カード)を使う方法
クルーズカードを受け取る
クルーズ船に乗船すると「クルーズカード」というカードを渡されます。
船内の施設や買い物は、すべてこの「クルーズカード」で行います。
- アトラクションの支払い
- イベントの支払い
- 有料レストランでの食事
- ショッピング
すべてです。
現金は持たずに会計ができる仕組みとなっています。
「クルーズカード」の支払いは
- 下船時に現金で支払う
- 下船時にクレジットカードで支払う
という2つの方法があります。
ヨットクラブでは「クルーズカード」と同様の機能がある「リストバンド」も渡されます。
クルーズカードとクレジットカード(法人カード)を紐づける
下船時にクレジットカードで支払う場合には、「クルーズカード」と「クレジットカード(法人カード)」を紐づける必要があります。
クルーズ船によっては、受付担当がアナログで紐づけるのですが、今回のMSCベリッシマでは、船にある端末で自分で紐づけます。
日本語表示ができるので、操作は簡単です。
- クルーズカードを読み取る
- クレジットカードを入れる
- 暗証番号を入力する
- 「OK」ボタンを押す
- 同じ部屋の方(ご家族)のクルーズカードも、同じクレジットカードに紐づけるかを選ぶ
以上となります。
実際に利用したのは、アメックスですが
- Visa
- Mastercard
- JCB
- AMEX
- diners
- UnionPay
すべての国際ブランドが対応していました。
テレビ画面やアプリで決済情報を確認する
- 部屋にあるテレビ画面
- アプリ(船内で起動ができる)
の操作で、現在の支払い状況が確認できます。
下船時に利用明細を承認する
下船する日の朝にクルーズ船滞在中の支払い明細が2枚届きます。
1枚にサインして、部屋に置いておくことで、承認されクレジットカードから引き落とされます。1枚は控えです。修正があれば、この時点で申告します。
これでクレジットカード決済が完了します。
実際にアメックスの管理画面でも、引き落としが完了しています。
「クルーズ船」でもクレジットカード(法人カード)が使えるのか?の考察
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
初年度年会費(税込) | 143,000円 |
2年目~年会費(税込) | 143,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
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国際ブランド | Mastercard® |
初年度年会費(税込) | 220,000円 |
2年目~年会費(税込) | 220,000円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 1.50% |
ポイント還元率/上限 | 3.30% |
ポイント倍増方法 | 商品券との交換 |
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国際ブランド | Diners |
初年度年会費(税込) | 27,500円 |
2年目~年会費(税込) | 27,500円 |
年会費優遇条件 | - |
ポイント還元率/基本 | 0.40% |
ポイント還元率/上限 | 0.80% |
ポイント倍増方法 | ●ポイントアップ加盟店 ホテル:2倍 レストラン:2倍 ショップ:2倍 |
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簡単に使うことができました。
当然のことですが、世界各国の富裕層の方が利用するクルーズ船ですから、すべての国際ブランドに対応し、問題なく、「クレジットカード(法人カード)」と「クルーズカード」を紐づけることで、船内のすべての支払いに利用することができるのです。
クルーズは「接待」や「社員旅行」でも、経費で落とすことはなかなか難しいものですが、会社経営の合間のプライベート旅行には、おすすめできる旅行です。また、そのときには「ヨットクラブ」を利用することをおすすめします。サービス内容が段違いです。
ラグジュアリーカードなどでは、一度キャンペーンでクルーズ船(他の船)の優待サービスも行ったと聞いています。前述したMSCベリッシマも、来年は日本に就航するとのことですので、アメックスやダイナース、ラグジュアリーカードなどのエグゼクティブ向けクレジットカードで、優待キャンペーンやイベントを展開する可能性も、あるはずです。期待して待ちましょう。