【付帯サービス検証】法人カードの「Tablet Hotels」とは?Tablet Plusの会費16,000円が無料になるカードと、2年で失効する条件

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「Tablet Hotels(タブレットホテルズ)とは何ですか?」
「Tablet Plusの会費はいくらですか?」
「Tablet Hotelsが付帯する法人カードはどれですか?」

法人カードのホテル優待として案内されることが多い「Tablet Hotels(タブレットホテルズ)」は、ホテルそのものの優待ではなく、ホテル予約サイトの有料会員資格を肩代わりしてもらう特典です。会員資格の名前はTablet Plus(タブレット・プラス)。クレディセゾンは通常年会費16,000円(税込)と案内しており、これが対象カードでは無料になります。どのカードが対象で、どんな条件が付くのかを公式ページの記載だけで整理しました。

この記事でわかること

  • Tablet Hotelsの運営元と、Tablet Plusという有料会員の位置づけ
  • Tablet Plusの会費が、買う経路によって金額が変わること
  • Tablet Plusが無料になる法人カードと、そのカード自体の年会費
  • 登録から2年で切れて自動更新されないという見落としやすい条件

Tablet Hotelsはミシュランのホテルガイド

Tablet Hotels(タブレットホテルズ)のサービス内容を解説する記事の見出し画像

Tablet Hotelsは、世界のホテルを厳選して紹介するガイドと予約サイトです。クレディセゾンは特典ページで「ミシュランお墨付き、世界のホテルガイドのTablet® Hotels」と説明しており、ミシュランガイドの系列に入ったサービスであることがわかります。無料の登録でも予約はできますが、優待が付くのは有料会員のTablet Plusに登録した場合です。

無料会員と有料会員の違い

Tablet Hotels自身は、Tablet Plusについて「厳選された数百のホテルの会員限定割引」を使えるメンバーシップとして案内しています。加えて、対象ホテルに泊まるときのVIPアップグレードとアメニティ、そして旅程の相談に応じる専任チームへのアクセスが付きます。予約の回数に制限はなく、自分以外の人のための予約にも使えるとしています。

Tablet Plusの会費は、買う場所で金額が変わる

ここが最初のつまずきどころです。Tablet Plusの会費として公表されている金額は、日本のカード会社が案内するものと、Tablet Hotels自身が案内するものとで違います。同じ会員資格なのに、窓口によって提示される価格が別々です。

入手経路 費用 補足
対象のセゾン・アメックスカードの特典として登録 0円 クレディセゾンは「通常年会費16,000円(税込)の『Tablet Plus』が無料でご利用いただけます」と案内
Tablet Hotelsのサイトで直接申し込む 年99米ドル 30日間の無料トライアルのあとに課金される、とTablet Hotelsが案内

クレディセゾンが示す16,000円という金額は、あくまで「通常年会費」として特典の価値を説明するために置かれた数字です。読者が自分で買いにいった場合の実勢価格は、Tablet Hotelsのサイトに出ている年99米ドルのほうに近くなります。カード会社の案内する「◯◯円相当が無料」という表現は、そのまま円換算の得と読み替えないほうが安全です。

Tablet Plusで受けられる優待

法人カードによるTablet Hotelsのホテル優待特典を解説する見出し画像

クレディセゾンが特典ページに書いている優待の中身は、次の4つです。加盟ホテルは世界約1,000件と案内されています。

優待 どんなときに効くか
客室アップグレード チェックイン時の空室状況に左右されるため、繁忙期の出張では当てにしにくい
無料朝食サービス 朝食別料金のホテルで効く。素泊まりプランとの差額がそのまま得になる
レイトチェックアウト 午後の便で帰る出張や、チェックアウト後に打ち合わせを入れる日程で効く
アーリーチェックイン 午前中に到着してそのまま部屋を使いたいときに効く
クレディセゾンは優待の例として、無料朝食サービス、レイトチェックアウト、アーリーチェックインを挙げたうえで「Tablet Plus加盟ホテルにて贅沢なひと時をお過ごしください」と案内しています。どのホテルでどの優待が付くかは、ホテルごとに異なります。

気をつけたいのは、優待が付くのはTablet Plus加盟ホテルに限られるという点です。Tablet Hotelsに掲載されているホテルがすべて加盟しているわけではありません。予約したいホテルがPlusの対象かどうかは、サイト上のPlusロゴの有無で判断することになります。

2年で切れる。しかも自動更新されない

この特典でもっとも見落とされやすいのが有効期間です。クレディセゾンは「『Tablet Plus』メンバーシップの有効期間はご登録日から2年間です。期間終了後は、ご登録情報が削除され自動的に更新されませんので、再度ご登録が必要です」と明記しています。カードを持ち続けていても、会員資格のほうは黙って切れます。

登録日

カード会員向けの導線からTablet Plusに登録する。ここから2年間が有効期間になる。

2年間

加盟ホテルでの客室アップグレードや優待特典を、回数の制限なく使える。

2年経過

期間が終わると登録情報が削除される。自動更新はされないため、気づかないまま優待なしで予約してしまう。

再登録

もう一度登録すれば、また無料で使える。クレディセゾンは「何度でも無料でご利用いただけます」としている。

Tablet Plusの有効期間と再登録の流れ。カードの更新とは連動しません。
出張のたびに使うつもりで登録したものの、3年目の予約で優待が付かず、理由がわからないまま放置しているケースが起こりえます。登録した日付を経費精算の記録などに残しておくと、失効に気づきやすくなります。

Tablet Plusが無料になるカードは限られる

クレディセゾンの特典ページが対象として挙げているのは、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードとセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの2枚です。これに加えて、freeeセゾンプラチナビジネスカードの紹介ページにも同じ特典の記載があります。法人利用を前提に選ぶなら、対象は実質2枚です。

カード 年会費(税込) 入会資格 法人利用
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード 初年度無料/次年度以降33,000円
追加カード3,300円(最大9枚)
個人事業主・経営者を始め、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生、未成年を除く) ○
freeeセゾンプラチナビジネスカード 初年度無料/次年度以降33,000円
追加カード3,300円(最大9枚)
クレディセゾンの申込ページを参照 ○
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード 33,000円 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) ×(個人向け)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

国際ブランドAMEX(アメックス)
初年度年会費(税込)22,000円
2年目~年会費(税込)22,000円
年会費優遇条件年間ショッピング利用額が200万円以上:次年度年会費10,000円
ポイント還元率/基本0.50%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法●海外利用
海外利用:2倍
【年会費特典】初年度年会費無料
【新規入会後3ヵ月間のショッピング利用】永久不滅ポイント通常の4倍(1,000円(税込)ごとに4ポイント/2%還元)※こちらのページからアクセスしたクレディセゾン公式ページに記載のないキャンペーンは対象外となります。あらかじめご了承ください。

登記簿謄本や決算書の提出が不要で、個人名で申し込んで法人口座(代表者名併記のもの)を引き落とし口座に設定できる点が、このカードの特徴です。カード利用枠は最大9,990万円、追加カードは最大9枚まで発行できます。付帯保険は海外・国内旅行傷害保険が最高1億円、ショッピング安心保険が年間上限額300万円です。

Tablet Hotels以外の旅行系の特典としては、プライオリティ・パス、24時間365日のコンシェルジュ・サービス、セゾンプレミアムゴルフサービス、顧問弁護士サービス「リーガルプロテクト」が案内されています。ホテル優待だけを目的に33,000円を払うのではなく、これらをまとめて使う前提で考える性質のカードです。

年会費33,000円と、無料になる16,000円の関係

特典の金額だけを並べると、判断を誤ります。カードの年会費33,000円に対して、Tablet Plusの「通常年会費」は16,000円。単純な引き算では、残りの17,000円を他の特典で埋める必要があります。しかも実際にTablet Plusを買うなら年99米ドルなので、為替次第では1万5千円前後にとどまります。

カード年会費33,000円(次年度以降)
Tablet Plus通常年会費16,000円(無料になる分)
Tablet Hotelsでの実売年99米ドル
プライオリティ・パス通常年会費469米ドル(プレステージ)
カード年会費と、無料になる各特典の通常価格。プライオリティ・パスの通常年会費はクレディセゾンの記載による。
金額の規模で見ると、このカードの元を取る主役はTablet Plusではなくプライオリティ・パスです。ホテル優待は、出張で空港ラウンジを使う人にとっての上乗せとして位置づけるのが実情に合っています。

プラチナ帯の法人カードは、ホテル優待のほかにラウンジ・コンシェルジュ・保険をまとめて持たせた設計になっています。年会費に対して何がどれだけ付くのかを横並びで見たい場合は法人プラチナカードおすすめランキングを、プラチナ以外も含めて選び直したい場合は法人カードのおすすめをあわせてご覧ください。

使う前に確かめておきたいこと

予約したいホテルが加盟しているか

加盟ホテルは世界約1,000件です。都市とグレードによっては候補が数件しかないこともあります。出張先が決まっているなら、登録より先に、その都市でPlus対象のホテルがいくつ出てくるかを見ておくほうが確実です。

他の予約サイトの価格と並べて見る

Tablet Hotelsの表示価格が、国内の予約サイトより常に安いとは限りません。優待の中身と価格差を両方見て、そのうえでどちらで予約するかを決めることになります。優待が付くという理由だけで予約先を固定すると、差額のほうが大きくなる場合があります。

登録の入り口はカード会社側にある

Tablet Plusの無料登録は、Tablet Hotelsのサイトで直接申し込むのではなく、カード会員向けのサービスページから手続きします。クレディセゾンの特典ページには、対象カードごとの詳細ページへの導線が置かれています。

よくある質問

Tablet Plusは法人契約の会員資格ですか

個人の会員資格です。クレディセゾンは登録者本人のメンバーシップとして案内しており、法人名義で契約するものではありません。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードも、申し込みは個人名で登録し、引き落とし口座に法人口座(代表者名併記のもの)を設定する形です。

追加カードを持つ社員もTablet Plusを使えますか

クレディセゾンの特典ページは対象カードを示すだけで、追加カード会員の扱いには触れていません。追加カードの発行は最大9枚、年会費は1枚につき3,300円(税込)と案内されています。社員に使わせたい場合は、登録時にカード会社へ確認するのが確実です。

2年の有効期間が切れたあと、すぐ再登録できますか

クレディセゾンは「再度ご登録が必要です。何度でも無料でご利用いただけます」としています。回数の制限は書かれていませんが、期間が切れると登録情報が削除されるため、再登録は新規登録と同じ手続きになります。

Tablet Plusだけを単独で契約できますか

できます。Tablet Hotelsは30日間の無料トライアルを用意しており、トライアル終了後は年99米ドルの会費がかかると案内しています。カードを持たずにホテル優待だけを使いたい場合は、この経路になります。

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