三井住友カードの法人カードは3系統|ビジネスオーナーズ・ビジネスカード・コーポレートカードの違いを公式の年会費で整理

三井住友カードの法人カードは3系統。年会費・利用枠・対象を公式情報で整理と書かれたアイキャッチ画像。ネイビー・ゴールド・シルバーのカードイラストが重なっている

三井住友カードの法人向けカードを調べていると、「ビジネスオーナーズ」「ビジネスカード」「コーポレートカード」という似た名前が並んでいて、どれが上位なのか分からなくなります。実はこの3つは上下関係ではありません。カードを持つ人が誰か、何人で使うかで分けられた別の系統です。三井住友カードの法人カード一覧ページには、対象を「個人事業者の方/中小規模企業の方/大規模企業の方」、カード発行予定数を「1〜20枚程度/20枚以上」で絞り込む条件が用意されていて、この2軸が商品の分かれ目になっています。

先に結論

  • ひとりで使うならビジネスオーナーズ。一般は年会費永年無料で、パートナーカードを18枚まで永年無料で追加できます。
  • 従業員に持たせるなら、使用者20名以下は三井住友ビジネスカード20名以上は三井住友コーポレートカードが目安です。
  • ビジネスカードの申込対象は法人のみ。個人事業主はこの系統では申し込めず、ビジネスオーナーズ側になります。
  • コーポレートカードには年会費の上限33,000円(税込)があります。ゴールドなら計算上11名で上限に達し、それ以上は人数が増えても総額が増えません。
  • 利用枠はビジネスカードのクラシックが〜500万円、ゴールドが〜1,000万円、プラチナは一律上限設定なしと公表されています。

対象と使用者数で3系統に分かれる

まず全体像です。三井住友カードは、法人カードを「誰が持つか」と「何枚出すか」で分けています。

三井住友カードの法人カードを、個人事業主・法人代表者向けのビジネスオーナーズ、法人で使用者20名以下向けの三井住友ビジネスカード、大企業で使用者20名以上向けの三井住友コーポレートカードの3系統に分け、それぞれの年会費と利用枠を並べた図
三井住友カードの法人カード一覧に書かれている区分と、各カードのページに載っている年会費・利用枠を系統ごとに整理したもの

一覧ページの絞り込み条件を見ると、この分け方が公式のものだと分かります。対象は「個人事業者の方」「中小規模企業の方」「大規模企業の方」、カード発行予定数は「1〜20枚程度」「20枚以上」で、この条件を外した状態の該当件数は17種類と表示されます。

三井住友カードの法人カード一覧ページの画面。対象を個人事業者の方・中小規模企業の方・大規模企業の方から、カード発行予定数を1〜20枚程度・20枚以上から選ぶ絞り込み条件が並び、該当カード件数17種類と表示されている
三井住友カード「カード一覧」。対象と発行予定数で絞り込む設計になっている(三井住友カード

つまり「コーポレートカードのほうが格上」という理解は正しくありません。20名以上で使う会社向けに作られた商品というだけで、1人で使うならビジネスオーナーズのほうが条件は良くなります。

ビジネスオーナーズ:個人事業主と法人代表者の系統

ひとりで使う、あるいは数名で使うならこの系統です。申込対象は「満18歳以上(高校生は除く)の法人代表者、個人事業主」で、ゴールドのページには「副業、フリーランスを含む」と明記されています。

項目 ビジネスオーナーズ ビジネスオーナーズ(ゴールド)
本会員の年会費 永年無料 5,500円(税込)
年間100万円の利用で翌年以降永年無料
パートナー会員の年会費 永年無料 永年無料
パートナーカードの枚数 18枚まで 18枚まで
カード利用枠(ショッピング) 〜500万円 〜500万円
リボ・分割等の利用枠 0〜200万円 0〜200万円
申込対象 満18歳以上(高校生は除く)の法人代表者、個人事業主

一般カードのポイントは、利用金額200円(税込)につき1ポイントが基本で、特約店では条件達成で200円につき3ポイント、最大1.5%還元と案内されています。年会費が永年無料でパートナーカードも無料なので、少人数で使うぶんには維持費がかかりません。

ゴールドの5,500円は「年間100万円の利用で翌年以降永年無料」という条件付きです。年100万円は月あたり約8.3万円なので、経費をまとめて通すなら届く水準です。上のシリーズにはプラチナプリファードもありますが、まずは無料の2枚で十分か判断してください。

三井住友ビジネスカード:法人のみ、使用者20名以下

従業員にカードを持たせる段階になると、系統が変わります。三井住友ビジネスカードは申込対象が「法人のみ」で、カード使用者は20名以下が目安と書かれています。個人事業主はここには入れません。

ランク 本会員の年会費 追加会員1名につき カード利用枠
ビジネスクラシック(一般) 1,375円 440円 〜500万円
ビジネスゴールド 11,000円 2,200円 〜1,000万円
ビジネスプラチナ 55,000円 5,500円 一律の上限設定なし

いずれも税込です。ビジネスオーナーズと違って本会員の年会費が必ずかかるかわりに、利用枠の上限が大きく設定されています。仕入れや広告費の決済が月に数百万円という規模なら、この差が効いてきます。

実際に枠がいくら付くかは審査によります。枠の決まり方と増枠の手続きは法人カードの利用限度額で別に整理しています。

三井住友コーポレートカード:20名以上と年会費の上限

使用者が20名以上になると、コーポレートカードの系統になります。ここには他の系統にない特徴があります。年会費に上限が設定されていることです。

ランク 1会員目 以降1会員につき 年会費の上限
クラシック(一般) 1,375円 440円 33,000円
ゴールド 11,000円 2,200円 33,000円

単価はビジネスカードと同じですが、上限33,000円(税込)がある点が違います。公表されている単価から計算すると、次のようになります。

ゴールドカードを人数分持ったときの年会費総額を、三井住友ビジネスカードゴールドと三井住友コーポレートカードゴールドで比べた横棒グラフ。5名は両方19,800円、11名は両方33,000円、20名はビジネスカード52,800円に対しコーポレートカードは33,000円、50名はビジネスカード118,800円に対しコーポレートカードは33,000円
各カードのページに掲載されている年会費の単価から計算した、ゴールドを人数分持ったときの年会費総額(税込)

ゴールドは1会員目11,000円に2,200円ずつ加算されるので、11名で33,000円に到達します。上限がそこなので、12名でも50名でも年会費の総額は33,000円のままです。50名なら1人あたり660円まで下がる計算になります。

クラシックは1,375円に440円ずつなので、上限に届くのはもっと先です。単価から計算すると72名で32,615円、73名で33,000円を超えるため、そこから上限で頭打ちになります。

ここに書いた総額は、公表されている単価から計算した目安です。コーポレートカードには個別決済方式のように別の年会費体系も案内されているため、実際の請求額は契約する決済方式と会員数によって変わります。申し込む前に見積もりで確認してください。

利用枠についても考え方が違います。コーポレートカードは会社全体の総利用枠に加えて、カード利用者ごとに利用枠を設定できると案内されています。部署や役職ごとに上限を変えたい規模の会社を想定した作りです。

どれを選ぶかは、人数と申込主体で決まる

ここまでの条件を、選ぶ側の状況に置き換えると次のようになります。

状況 候補 決め手
個人事業主・フリーランス ビジネスオーナーズ(一般) ビジネスカードは法人のみ。この系統しか選べない
法人代表者ひとりで使う ビジネスオーナーズ(一般/ゴールド) 年会費が無料になる。パートナーカード18枚も無料
従業員5〜20名に持たせる 三井住友ビジネスカード 利用枠がクラシック〜500万円、ゴールド〜1,000万円と大きい
従業員20名以上に持たせる 三井住友コーポレートカード 年会費の上限33,000円が効く。利用者ごとに枠を設定できる
決済額が月数百万円規模 ビジネスカード ゴールド/プラチナ プラチナは一律の上限設定なしと案内されている

迷いやすいのは、法人でありながら使用者が1〜2名という場合です。ビジネスオーナーズなら年会費が無料で済むので、まずはそちらで足りるかを見て、枠が足りなくなった時点でビジネスカードへ移るという順番が無駄になりません。

他社と横並びで比べたい場合はコーポレートカードとビジネスカードの違いもあわせて読んでください。会社の規模で呼び分けているのは三井住友カードだけではありません。

よくある質問

三井住友コーポレートカードの年会費はいくらですか

クラシックは1会員目が1,375円(税込)、以降1会員につき440円(税込)で、上限は33,000円(税込)です。ゴールドは1会員目が11,000円(税込)、以降1会員につき2,200円(税込)で、上限は同じく33,000円(税込)と公表されています。

個人事業主でも三井住友ビジネスカードを作れますか

作れません。三井住友ビジネスカードのページには申込対象が「法人のみ」と書かれています。個人事業主が申し込めるのはビジネスオーナーズの系統で、こちらは満18歳以上(高校生を除く)の法人代表者・個人事業主が対象です。

コーポレートカードとビジネスカードはどちらが上ですか

上下ではありません。三井住友カードは、カード使用者20名以下を目安にビジネスカード、20名以上を目安にコーポレートカードと案内しています。年会費の単価は同じで、コーポレートカードにだけ年会費の上限33,000円(税込)が設定されている点が違います。

ビジネスオーナーズのゴールドは年会費を無料にできますか

できます。ページには「年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料」と書かれています。初年度は5,500円(税込)がかかる前提で、達成できるかを年間の経費額から見積もってください。

追加カードは何枚まで発行できますか

ビジネスオーナーズはパートナーカードを18枚まで発行でき、年会費は永年無料です。ETCカードは本会員1ビジネスカードにつき1枚と案内されています。ビジネスカードとコーポレートカードは追加会員ごとに年会費がかかる方式です。

利用枠はどれくらいですか

ビジネスオーナーズはカード利用枠が〜500万円、リボ・分割・2回・ボーナス一括払いの利用枠が0〜200万円と記載されています。ビジネスカードはクラシックが〜500万円、ゴールドが〜1,000万円、プラチナは一律の上限設定なしです。実際に付く枠は審査によります。

この記事で参照した公式情報

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