りそな銀行の法人口座は口座だけ開けない|ビジネスダイレクト月7,700円・miniは3,300円で初年度無料、他行あて振込は605円

りそな銀行の法人口座で同時申込になる費用を積み上げで示した図。初年度0円と、2年目以降の92,400円・1,100円・1,375円の内訳

りそな銀行で法人口座を開こうとすると、口座だけを開くことはできません。りそな銀行の公式ページは「法人口座の開設にあたり、以下のサービスが同時申込となります」と書き、インターネットバンキングとビジネスデビットカードを並べています。月間手数料は7,700円、miniでも3,300円。ただしどちらも初年度は無料です。振込手数料は他行あて605円で、ネット銀行の1件100円と比べると6倍の水準です。りそな銀行が公開している2つのページで、費用と条件を1つずつ確かめます。

先に要点

  • 同時申込になるのはりそなビジネスダイレクト(法人インターネットバンキング)とりそなビジネスデビットカードの2つ。法人クレジットカードも同時に申し込める。
  • 月間手数料はりそなビジネスダイレクトが7,700円、りそなビジネスダイレクトminiが3,300円(いずれも消費税等込み)。初年度は無料。
  • 年会費はりそなビジネスデビットカードが1,100円、りそなJCB一般法人カードが1,375円。こちらも初年度無料。
  • 振込手数料は同一支店あて無料、りそなグループ本支店あて330円、他行あて605円。
  • 個人事業主、法人格のない社団・財団、任意団体、外国法人、国・地方公共団体または独立行政法人は申し込めない。
  • Webでの申込みは普通預金のみの取扱いで、Web完結の対象でも外為取引はできない。

法人口座だけは開けない。同時申込になるのは2つ

りそな銀行の「法人口座開設」ページには、ページの後半に「法人口座の開設にあたって」という見出しがあり、その下に「同時申込みになる商品」が並んでいます。原文は「法人口座の開設にあたり、以下のサービスが同時申込となります。またWebでのお申込みにあたっては普通預金のみの取扱となります。ご希望されない場合は、最寄り店舗窓口へご相談ください。」です。

りそな銀行公式の法人口座開設ページの画面。同時申込みになる商品としてりそなビジネスダイレクト月間7,700円・mini3,300円とりそなビジネスデビットカード年会費1,100円が並んでいる
りそな銀行「法人口座開設」ページの「同時申込みになる商品」。月間手数料と年会費、初年度無料の表示が同じ画面に並ぶ(2026年10月23日に表示)。
りそな銀行の法人口座で同時申込になる商品と費用(2026年10月23日にりそな銀行公式で確認、消費税等込み)
商品 費用 初年度 扱い
りそなビジネスダイレクト 月間7,700円 無料 同時申込(法人インターネットバンキング)
りそなビジネスダイレクト(mini) 月間3,300円 無料 上と選択。ページには2つの金額が並記されている
りそなビジネスデビットカード 年会費1,100円 無料 同時申込
りそなJCB一般法人カード 年会費1,375円 無料 希望すれば同時に申し込める(必須ではない)
りそなグループアプリ for ビジネス 月額無料 無料 小規模法人向け。残高確認・振込が使える
M@il通知サービス 月間0円 ― ビジネスダイレクトの基本利用手数料が別途必要

ビジネスダイレクトを7,700円で使い、デビットカードとJCB一般法人カードの両方を持った場合、2年目からの固定費は年94,875円(7,700円×12か月+1,100円+1,375円)になります。miniを選べば月3,300円なので年額は年41,075円です。初年度が無料なのは、この固定費が1年遅れて始まるという意味であって、消えるわけではありません。

なお「ご希望されない場合は、最寄り店舗窓口へご相談ください」とあるとおり、同時申込を外したいなら窓口での相談になります。Webの申込画面には、申込手続き中に希望しない旨を確認した場合はWeb口座開設申込を中断する、と書かれています。

振込手数料は他行あて605円。同一支店あてだけ無料

口座を開いたあとにかかるのが振込手数料です。りそなビジネスダイレクトの「ご利用手数料について」のページに、基本利用手数料とは別に所定の振込手数料が必要だと書かれ、3区分の表が置かれています。

りそな銀行公式のりそなビジネスダイレクト ご利用手数料についてのページの画面。基本利用手数料月間7,700円とminiの3,300円、振込手数料の表が並んでいる
りそなビジネスダイレクトの手数料ページ。振込手数料は同一支店あて無料、りそなグループ本支店あて330円、他行あて605円(2026年10月23日に表示)。
りそなビジネスダイレクトの手数料(2026年10月23日にりそな銀行公式で確認、消費税等込み)
項目 金額 公式ページの記載
同一支店あて振込 無料 すべて電信扱い
りそなグループ本支店あて振込 330円 りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行の本支店あて
他行あて振込 605円 金額による段差の記載はない
住民税納入 納付1件55円 利用する場合のみ。基本利用手数料とは別
トークン追加発行・再発行 1個あたり2,200円 トランザクション認証用トークン。月額手数料ではない
ビジネスダイレクト訪問サポート 1回27,500円 担当者が訪問して初期設定や操作説明を行うサービス

他行あて605円には、ネット銀行で見かける「3万円未満/以上」のような段差がありません。金額にかかわらず1件605円です。月に20件の他行振込があれば12,100円で、ビジネスダイレクトの月間手数料7,700円を上回ります。固定費よりも振込の件数のほうが効いてくる構造だと考えてください。

他行と並べると、りそなの位置が分かる

当サイトでは同じ手順で各行の公式ページを確認しています。他行あて振込の1件あたりの金額だけを抜き出すと、りそなは高い側に入ります。

他行あて振込手数料(各行公式ページで確認。日付は当サイトが確認した日)
銀行 他行あて振込(1件) 確認日
りそな銀行 605円 2026年10月23日
三菱UFJ銀行 484円から 2026年10月13日
楽天銀行 150円/229円(3万円で2段) 2026年10月21日
三井住友銀行 実質100円(145円を払って45円が戻る) 2026年10月13日
GMOあおぞらネット銀行 100円 2026年10月9日

ただし振込手数料だけで決めると見落とします。りそなには店舗網があり、窓口で相談できること、Pay-easyや社会保険料・税金振込に対応すること、日本政策金融公庫の融資金返済口座に対応することが公式ページに挙げられています。ネット銀行では代わりにならない部分です。口座の作りやすさ全体は法人口座が作りやすい銀行はどこ?で比べています。

そもそも申し込めない先がある

りそな銀行の法人口座開設ページには、申込みができない顧客が列挙されています。法人番号を持っているかどうかを最初に聞かれる設計で、法人以外は入口で外れます。

りそな銀行の法人口座に申し込める先・申し込めない先

申込可
法人番号を持つ法人。創業1年未満でも口座開設の対象になると公式ページに書かれている
申込不可
個人事業主
申込不可
法人格のない社団・財団、任意団体(組合・業界団体・サークル等)
申込不可
外国法人
申込不可
国・地方公共団体または独立行政法人
再申込不可
過去に申込みをした顧客はWebで再申込できない。再度申し込む場合は最寄店舗の店頭
りそな銀行「法人口座開設」ページの「以下のお客さまはお申込みができません」および「ご利用前の確認事項」の記載から整理した。

個人事業主が外れている点は、ネット銀行との大きな違いです。開業したばかりで法人化前なら、りそなの法人口座は選択肢に入りません。

Webで申し込むときに付く5つの制約

りそな銀行は「条件を満たすと来店不要で口座開設が可能」としていますが、同じページの「ご利用前の確認事項」に制約が並んでいます。読み飛ばすと手続きが止まります。

Web申込で引っかかりやすい点

1つめ、Webでの申込みは普通預金のみの取扱いです。当座預金が要るなら窓口になります。

2つめ、Web完結の対象でも外為取引を行うことができませんと明記されています。輸出入の決済を予定しているなら最初から窓口です。

3つめ、申込書類の郵送・電子契約締結の依頼から1ヵ月にわたって書類を受領・確認できない場合、口座開設の受付手続を断られます。その場合に顧客への連絡はしないと書かれています。

4つめ、提出した書類は削除されません。5つめ、口座開設を断る場合に理由は答えないと明記されています。

3つめの「連絡はいたしません」は特に注意が要ります。郵送した書類が届いていないことに気づかないまま1か月が過ぎると、申込自体が消えます。送付後は追跡番号で到達を確認し、受領の連絡が来ない場合は自分から問い合わせてください。

口座に付いてくるもの:アプリは月額無料、融資は最短3営業日

費用の話が続きましたが、りそな銀行が法人口座のメリットとして挙げているものも公式ページに書かれています。小規模法人向けの「りそなグループアプリ for ビジネス」は月額無料で、残高確認や振込ができます。ビジネスダイレクトの7,700円とは別枠で、アプリ単体の料金はかかりません。

融資では、法人口座を利用しているだけで「りそなビジネスローン『Speed on!(スピードオン)』」が使えるとされています。公式ページの記載は、申込から最短3営業日後に入金が可能、審査結果は最短即日回答、来店不要、手数料不要、無担保、無保証で最大1,000万円の融資が可能、決算書不要というものです。ただし「当社所定の条件を満たした場合にご利用可能となります」という注記が付いています。

カードを使う前提なら、同時申込のりそなJCB一般法人カード(年会費1,375円・初年度無料)だけで足りるかは別に考える必要があります。年会費無料の条件の読み方は法人カードの「年会費無料」は3種類にまとめています。

りそな銀行の法人口座についてよくある質問

口座だけを開くことはできますか

Webではできません。りそな銀行の公式ページに「法人口座の開設にあたり、以下のサービスが同時申込となります」と書かれており、りそなビジネスダイレクトとりそなビジネスデビットカードが同時申込になります。希望しない場合は最寄り店舗窓口への相談が案内されています。

月額いくらかかりますか

りそなビジネスダイレクトが月間7,700円、りそなビジネスダイレクトminiが月間3,300円です(いずれも消費税等込み)。月間利用手数料は初年度無料と公式ページに書かれています。

振込手数料はいくらですか

同一支店あては無料、りそなグループ本支店あては330円、他行あては605円です(消費税等込み)。りそなグループ本支店あてとは、りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行の本支店あてを指します。

個人事業主でも口座を作れますか

作れません。りそな銀行の法人口座開設ページは、個人事業主、法人格のない社団・財団、任意団体、外国法人、国・地方公共団体または独立行政法人は申込みができないと明記しています。

来店せずに開設できますか

条件を満たせば可能です。ただし申込内容によりWeb面談または来店を求められる場合があり、Web完結の対象でも外為取引はできないと明記されています。またWebでの申込みは普通預金のみの取扱いです。

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