GMOあおぞらネット銀行の法人口座は他行宛て振込が1件100円|開設月の翌々月まで月20回無料、総合振込は対象外

紺色の背景に、GMOあおぞらネット銀行 法人口座の見出しと、他行宛て振込手数料100円・無料回数月20回・提携ATM入出金110円の3つの数値カードを並べたアイキャッチ

先に要点

  • 他行宛ての振込手数料は一律100円(税込)/件。同行宛ては無料で、金額による段階はありません。
  • 2023年6月1日以降に新しく法人口座を開いた法人は、口座開設日の翌々月まで、他行宛て振込が月20回まで無料。常設の扱いです。
  • 設立1年未満の法人はさらに長く、登記上の設立日から1年後の月まで毎月20回分が付きます。
  • 提携ATMはセブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行の3系統。入金・出金とも110円(税込)/回、残高照会は0円です。
  • 口座開設は最短即日。マイナンバーカード読取か自撮り動画で本人確認を済ませる3ステップです。

法人口座を選ぶとき、月額の口座維持費がかからないネット銀行は候補に入りやすいのですが、実際に効いてくるのは振込1件あたりの単価と無料回数です。GMOあおぞらネット銀行の法人口座について、公式ページに書かれている金額と条件を、但し書きまで含めて整理しました。

他行宛ては1件100円。当行宛ては無料

まず基本の料金です。振込手数料は金額で変わらず、宛先が自行か他行かだけで決まります。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座の手数料ページの画面。振込手数料の表に、通常は当社宛て無料・他行宛て一律100円(税込)/件・組戻手数料880円、振込料金とくとく会員は他行宛て一律99円と並び、上部に口座開設月の翌々月まで他行宛て振込手数料が月20回無料という案内が表示されている
出典:GMOあおぞらネット銀行「手数料」(2026年10月9日に表示を確認)。
区分 当社宛て 他行宛て 組戻手数料
通常 無料 一律100円 880円/件
振込料金とくとく会員 無料 一律99円 880円/件
同行内の振替 無料 — —

出典:GMOあおぞらネット銀行「手数料」が公表している金額(いずれも税込、2026年10月9日に表示を確認)。

注目したいのは「振込料金とくとく会員」です。他行宛てが99円になりますが、利用には別途、月額料金500円がかかります。通常の100円との差は1件あたり1円なので、単純計算では月に500件を超えて振り込まないと元が取れません。ただし、この会員にはATM出金が月5回まで無料になる特典が付くため、現金の出し入れが多い事業では計算が変わります。提携サービス口座を使っている場合は申し込めません。

新規開設なら他行宛てが月20回まで0円

金額よりも効くのが無料回数です。2023年6月1日以降に新しく法人口座を開いた法人は、開設日の翌々月まで、他行宛ての振込手数料が月20回まで無料になります。キャンペーンではなく常設のプログラムだと明記されています。

設立1年を経過していても、新規法人口座開設で、開設日の翌々月まで他行宛て振込手数料が月20回まで無料です。

GMOあおぞらネット銀行「他行宛て振込手数料が、口座開設月の翌々月まで20回無料」(2026年10月9日に表示を確認)

公式ページには付与期間の例も示されていて、2025年8月に開設したなら2025年8月から10月まで、9月開設なら9月から11月まで、というように「開設月を含む3か月」が対象です。

確認しておく条件 公式ページの記載
対象 2023年6月1日以降に新たに法人口座を開設した顧客
使い方 振込内容入力画面で「振込無料回数の利用:利用する」を選ぶ必要がある
繰り越し 未利用の無料回数を翌月へ繰り越すことはできない
総合振込 無料の対象外。総合振込には他行宛て振込手数料がかかる
他制度との併用 紹介プログラムやその他キャンペーンと併用できる。併用すると無料回数が増える
対象外になる場合 一部の提携企業を経由して口座開設したときは、20回無料が付かないことがある

出典:GMOあおぞらネット銀行「他行宛て振込手数料が、口座開設月の翌々月まで20回無料」に書かれている条件(2026年10月9日に表示を確認)。

見落としやすいのが総合振込が対象外という点です。給与や仕入れ先への支払いをまとめて流す総合振込には無料回数が効きません。月末にまとめて振り込む運用をしている会社ほど、無料回数の恩恵が小さくなります。1件ずつの都度振込で使う前提の仕組みだと考えてください。

設立1年未満なら12か月。ただし境目に落とし穴がある

設立したばかりの法人には、翌々月で終わらない別の扱いが用意されています。公式には「スタートアップ企業さまの応援施策」と説明され、付与期間は登記上の設立日から1年後の月までとされています。

図:どちらの扱いになるか

設立1年を過ぎている法人

口座開設日の翌々月まで、他行宛て振込が月20回まで無料。開設月を含めて3か月ぶんです。

設立1年未満の法人

開設日の翌々月を過ぎても、登記上の設立日から1年後の月まで毎月20回分が付与されます。

開設後3か月以内に設立1年を迎える法人

開設日の翌々月までの扱いだけになります。設立月から12か月間のサービスは適用外と明記されています。

共通して効く制限

繰り越し不可、総合振込は対象外、振込画面で無料回数を使う選択が必要。これらは設立年数に関係なく当てはまります。

3つめの「開設後3か月以内に設立1年を迎える」ケースは、設立から9か月を過ぎたあたりで口座を開いた法人が該当します。設立1年未満だから12か月分もらえる、とは限りません。設立から日が浅いうちに開設したほうが、受け取れる無料回数は多くなります。

他のネット銀行と比べるときは、無料回数の有無と期間をそろえて見てください。当サイトではPayPay銀行の法人口座やドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)の法人口座も公式情報で確認しています。

提携ATMは3系統で入出金110円

現金の出し入れは提携ATMを使います。公式ページには、セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のATMで24時間365日取引できる(メンテナンス時を除く)と書かれています。

区分 入金 出金 残高照会
通常 110円/回 110円/回 0円
振込料金とくとく会員 110円/回 月5回まで0円、6回目以降110円/回 0円

出典:GMOあおぞらネット銀行「手数料」の提携ATM手数料(いずれも税込、2026年10月9日に表示を確認)。

入金が有料である点は押さえておきたいところです。売上を現金で受け取る事業では、入金のたびに110円がかかります。提携ATMごとに1回あたりの預入・引出限度額と紙幣の枚数制限があるとも書かれているため、まとまった現金を扱うなら回数が増えることも見込んでおく必要があります。

カードの発行は代表口座が0円、追加口座は1,100円

口座に付くデビット付キャッシュカードの料金も公表されています。追加口座は最大19口座まで開設できると注記されています。

区分 通常 振込料金とくとく会員
代表口座の新規発行 0円 0円
追加口座の追加発行 1,100円/枚 0円/枚
再発行(紛失・盗難・その他) 1,100円/枚 1,100円/枚
再発行(破損・汚損・IC/磁気不良・名義変更) 0円/枚 0円/枚
海外緊急再発行 33,000円/枚 33,000円/枚
サブカード(カードタイプ) 1,100円/枚 1,100円/枚
サブカード(カードレスタイプ) 0円/枚 0円/枚

出典:GMOあおぞらネット銀行「手数料」のカード発行手数料(いずれも税込、2026年10月9日に表示を確認)。

再発行の料金が理由で分かれているのが特徴です。紛失や盗難は1,100円ですが、破損・磁気不良・名義変更による再発行は0円。社員の姓が変わったときの作り直しに費用がかからない設計になっています。社員へ配る用途なら、発行手数料が0円のカードレスタイプのサブカードが候補になります。ただしサブカードを使うには、デビット付キャッシュカードを発行済みの口座であることが条件です。カード自体の使い勝手はGMOあおぞらネット銀行ビジネスデビットカードの詳細にまとめています。

証明書の発行は880円(税込)/通、FX取引に関する証明書は1,100円(税込)/通です。決算期に残高証明書を取るなら、この費用も見込んでおいてください。

口座開設は最短即日。本人確認は2通り

開設の手順は3ステップです。公式ページは「最短即日!かんたん口座開設」として、経営者の手間を減らす設計だと説明しています。

GMOあおぞらネット銀行の最短即日かんたん口座開設のページの画面。STEP1お申込フォーム入力、STEP2法人口座開設ナビでマイナンバーカード読取または自撮り動画で本人確認・事業内容申告・AI面談・必要書類のアップロード、STEP3口座開設完了という3段階が並んでいる
出典:GMOあおぞらネット銀行「最短即日かんたん口座開設」(2026年10月9日に表示を確認)。

図:申込から利用開始までの流れ

1

口座開設申込フォームを入力する

登記簿謄本を手元に用意してから入力するよう案内されています。入力したメールアドレス宛てに、法人口座開設ナビのリンクを載せた受付メールが届きます。

2

法人口座開設ナビで本人確認と書類提出

マイナンバーカード読取か自撮り動画(セルフィー)で本人確認を行い、事業内容を申告し、必要書類をアップロードします。申告内容に応じてAI面談を案内されることがありますが、実施は任意とされています。

3

審査完了後に初期設定をして利用開始

審査が終わると、法人口座開設ナビのトップ画面で初回ログイン情報を確認できます。ログインして初期設定を終えると法人口座サービスを使えるようになります。

マイナンバーカード読取を使うには条件があります。取引責任者がマイナンバーカードを持っていること、そして署名用電子証明書用パスワード(マイナンバーカード発行時に設定した英数字6〜16文字)を把握していることです。パスワードが分からない場合は自撮り動画の方式になります。

また、取引責任者と代表者が異なる場合は、選ぶ提出書類によってハンコが必要になると明記されています。代表者本人が手続きするかどうかで、必要なものが変わる点に注意してください。提出書類の全体像は法人口座の開設に必要な書類で整理しています。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座ご利用までの流れのページの画面。マイナンバー読取で本人確認・自撮り動画で提出・アップロード・郵送で提出の3方式が並び、STEP1口座開設申込、STEP2法人口座開設ナビでのお手続き、STEP3初期設定という流れが図で示されている
出典:GMOあおぞらネット銀行「法人口座ご利用までの流れ」(2026年10月9日に表示を確認)。

よくある質問

他行宛ての振込手数料はいくらですか

一律100円(税込)/件です。金額による段階はなく、当社宛ては無料です。月額500円の「振込料金とくとく会員」になると99円になります。

振込手数料が無料になる回数はありますか

2023年6月1日以降に新しく法人口座を開設した法人は、開設日の翌々月まで他行宛てが月20回まで無料です。設立1年未満の法人は、登記上の設立日から1年後の月まで毎月付与されます。

無料回数は自動で使われますか

いいえ。振込内容入力画面で「振込無料回数の利用:利用する」を選ぶ必要があります。使わなかった回数を翌月へ繰り越すこともできません。

総合振込にも無料回数は使えますか

使えません。公式ページに、総合振込を利用する場合は他行宛て振込手数料無料を適用できないと明記されています。

ATMはどこで使えますか

セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のATMで、24時間365日(メンテナンス時を除く)取引できます。入金・出金とも110円(税込)/回で、残高照会は0円です。

口座開設にどれくらいかかりますか

公式には「最短即日」と案内されています。マイナンバーカード読取で本人確認できる場合が最も手順が少なく、取引責任者がマイナンバーカードと署名用電子証明書用パスワードを持っていることが条件です。

追加の口座はいくつ作れますか

追加口座は最大19口座まで開設できると注記されています。カードは1口座1枚の発行で、追加口座のカード発行手数料は通常1,100円(税込)/枚です。

参照した一次情報

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