JCBプラチナ法人カードの年会費は33,000円。使用者追加は1名6,600円、枠は150万円〜。ゴールドとの差は3か所

紺色の背景に「JCBプラチナ法人カード」のラベルと「年会費33,000円で何が変わるか。ゴールドとの差は3か所」という見出し、年会費33,000円・使用者追加1名ごと6,600円・利用可能枠150万円〜の3枚の数値パネルを並べたアイキャッチ

この記事の結論

JCBプラチナ法人カードの年会費は33,000円(税込)、使用者を1名追加するごとに6,600円(税込)かかります。カードご利用可能枠(総枠)は150万円〜で、下限が決まっているのはJCBの法人カード5種類の中でこのカードだけです。

JCBゴールド法人カードとの差は、金額でいえば年会費が22,000円、使用者追加が3,300円。そのぶん増えるのは、プラチナ・コンシェルジュデスクとプライオリティ・パス、そして国内旅行傷害保険の最高額が5,000万円から1億円になる点です。

注意点として、JCBの法人カードは初年度年会費無料の案内が出ていますが、公式の比較表には「JCBプラチナ法人カードは対象となりません」と注記されています。初年度から33,000円がかかります。

年会費33,000円・追加6,600円・枠は150万円から

まず公式に出ている数字を押さえます。JCBの法人カード紹介ページにある基本情報は次のとおりです。

JCB公式サイトのJCBプラチナ法人カードのページにある基本情報の表の画面。年会費(カード使用者1名様の場合)33,000円(税込)、年会費(使用者追加1名様ごとに)6,600円(税込)、お申し込み対象は法人または個人事業主でカード使用者は18歳以上、カードご利用可能枠(総枠)150万円〜、旅行傷害保険は海外最高1億円・国内最高1億円と並んでいる
出典:株式会社ジェーシービー「JCBプラチナ法人カード」基本情報(2026年10月8日に表示を確認)。
項目 JCBプラチナ法人カードの記載
年会費(カード使用者1名の場合) 33,000円(税込)
年会費(使用者追加1名ごと) 6,600円(税込)
お申し込み対象 法人または個人事業主。カード使用者は18歳以上
カードご利用可能枠(総枠) 150万円〜
旅行傷害保険(死亡・後遺障害) 海外 最高1億円/国内 最高1億円
ショッピングガード保険 海外・国内とも最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
サイバーリスク保険(損害賠償責任に関する補償) 100万円
追加可能なカード ETC
スマートフォン決済 Apple Pay・Google Pay・Samsung Wallet いずれも設定可

表の時点:2026年10月8日。JCB公式「JCBプラチナ法人カード」ページの基本情報欄の記載です。

利用可能枠について、同ページの注記は「JCB法人カードを複数枚お持ちの場合、各カードにはそれぞれご利用可能枠の設定がありますが、同一発行会社のカードにおいて利用できる金額の合計は、カードの設定額のうちで最も高い金額の範囲内となります」と説明しています。プラチナを追加したからといって、ゴールドの枠と足し算にはならないということです。

ゴールドとの差は3か所に集約される

JCBは法人カードの比較表を公開していて、Biz ONE 一般、Biz ONE ゴールド、JCB一般法人カード、JCBゴールド法人カード、JCBプラチナ法人カードの5枚を同じ項目で並べています。年会費と枠を抜き出すと次のようになります。

カード 年会費(税込) 使用者追加1名ごと 利用可能枠(総枠)
JCB Biz ONE 一般 永年無料 無料 10万〜500万円
JCB Biz ONE ゴールド 5,500円(初年度無料。年間100万円以上の利用で翌年度も無料) 1,375円 50万〜500万円
JCB一般法人カード 1,375円(初年度無料はオンライン入会のみ) 3,300円 10万〜500万円
JCBゴールド法人カード 11,000円(初年度無料はオンライン入会のみ) 3,300円 50万〜500万円
JCBプラチナ法人カード 33,000円 6,600円 150万円〜

表の時点:2026年10月8日。JCB公式の法人カード比較ページ「中小企業・個人事業主向け 法人カード比較」の記載を抜き出したものです。

プラチナだけ枠の書き方が違います。他の4枚が「10万〜500万円」「50万〜500万円」と上限つきで書かれているのに対し、プラチナは「150万円〜」と下限だけが示されています。高額の仕入れや広告費を1枚で通したい場合、この書き方の差が効いてきます。

図:ゴールドからプラチナに上げたときに増える3つ

プラチナ・コンシェルジュデスク

国内・海外のホテルや航空券の手配、エンターテインメントの相談を24時間・365日受け付けるとJCBは説明しています。

24時間365日

プライオリティ・パス

世界145の国や地域、600を超える都市にある約1,700ヵ所以上の空港ラウンジ等を無料で利用できるサービスです。

約1,700ヵ所

国内旅行傷害保険の最高額

ゴールドは国内最高5,000万円。プラチナは国内も海外と同じ最高1億円になります。

1億円

プライオリティ・パスには申し込みの制限があります。JCBは「代表使用者以外のカード使用者は申し込めません」と明記しています。従業員に使用者カードを持たせても、ラウンジ利用の特典まで配れるわけではありません。

なお、空港ラウンジサービス(国内の主要空港とハワイ・ホノルルの国際空港内のラウンジ)とゴルフエントリーサービス(全国約1,200ヵ所のゴルフ場の手配)は、JCBが「ゴールドカードとの共通サービス」と位置づけているものです。プラチナにしたから増えるわけではありません。

初年度無料の対象外である点は見落としやすい

JCBの法人カードには初年度年会費無料の案内が複数ありますが、プラチナは外れています。比較ページの注記にそのまま書かれています。

※1 Biz ONE ゴールドは初年度年会費無料です。条件達成で翌年度も年会費無料となります。
※2 JCBプラチナ法人カードは対象となりません。

株式会社ジェーシービー「中小企業・個人事業主向け 法人カード比較」の注記(2026年10月8日に表示を確認)

年会費の負担を年単位で見ると、使用者が何名いるかで金額が大きく変わります。公式の年会費をもとに単純計算すると次のようになります。

使用者の人数 JCBプラチナ法人カード JCBゴールド法人カード 差額
代表者のみ(1名) 33,000円 11,000円 22,000円
代表者+2名 46,200円 17,600円 28,600円
代表者+5名 66,000円 27,500円 38,500円
代表者+10名 99,000円 44,000円 55,000円

表の時点:2026年10月8日。JCBが公開している年会費(プラチナ33,000円+6,600円/名、ゴールド11,000円+3,300円/名)から計算した金額で、JCBが公表している金額ではありません。初年度無料の扱いは反映していません。

使用者が増えるほど差は開きます。代表者だけなら22,000円の差ですが、10名に配ると55,000円の差になります。コンシェルジュとプライオリティ・パスが代表使用者向けのサービスであることを考えると、人数が多い会社ほど「全員ぶんのプラチナ年会費を払って、特典は代表者だけ」という構図になりやすい点は意識しておきたいところです。

保険とサイバーリスクの補償は何が付くのか

プラチナの基本情報に並ぶ補償は4系統あります。金額の根拠はすべて公式ページの記載です。

図:JCBプラチナ法人カードに付く補償(公式の記載)

旅行傷害保険(死亡・後遺障害)

海外・国内とも最高1億円。家族特約が付帯し、対象はカード使用者の配偶者、生計を共にする同居の両親(義親を含む)、生計を共にする未婚の子とされています。

国内・海外航空機遅延保険

乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度、出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度、寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度、寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度。

ショッピングガード保険

海外・国内とも最高500万円。1事故につき自己負担額3,000円と記載されています。

サイバーリスク保険

損害賠償責任に関する補償が100万円。JCBサイバーリスク総合支援サービスは、東京海上日動火災保険株式会社が提供するTokio Cyber Portのサービスを活用していると説明されています。

海外旅行傷害保険の適用には条件があります。公式の注記は「『搭乗する公共交通乗用具』または『参加する募集型企画旅行』の料金をJCBプラチナ法人カードでお支払いになった場合」に適用されるとしており、募集型企画旅行については日本出国前にカードを利用した場合に限る、と書かれています。持っているだけで自動的に効くわけではない、いわゆる利用付帯の形です。

経理面で効くのはETCと明細データの扱い

年会費の高さに見合うかどうかは、特典よりも日々の経理で決まる面があります。JCBが法人カード共通のサービスとして挙げているもののうち、プラチナのページに記載があるのは次の3つです。

図:経理の手間に直接効く3つのサービス

ETCスルーカードN

本カードの発行枚数とは関係なく複数枚を申し込めて、年会費は無料とされています。別途申込書の提出が必要で、所定の審査により希望枚数を発行できない場合があるとの注記があります。

MyJCB外部接続サービス

利用明細データを弥生・freee・ソリマチなどの会計ソフトへ取り込めるサービスです。各種会計処理の自動実行により業務効率化が実現できる、とJCBは説明しています。

JCB E-Co明細

ETCスルーカードNの走行日・利用区間・金額をオンラインで確認できる法人専用のサービスです。

ポイントは200円(税込)=1ポイントで、毎月の利用合計金額200円ごとに1ポイントたまると記載されています。JCBの公式ページには、月545ポイント×12ヵ月=6,540ポイントという例が「ポイントシミュレーション」として載っています。これはJCBが示した例であって、どの会社にも当てはまる数字ではありません。

JCBの法人カードの系統そのものを整理したい場合はJCBの法人カードは3系統|Biz ONE・JCB法人カード・コーポレートカードの違いを公式の年会費で整理を、代表者が交代したときの手続きは法人カードの代表者が変わったら?三井住友カードは約1週間、JCBは書面で3点。Biz・Biz ONEは変更できず退会になるをあわせてご覧ください。プライオリティ・パスの付く法人カードを横断で比べる場合はプライオリティ・パス法人カードの全貌:特典、比較、申請方法を徹底解説が参考になります。

よくある質問

JCBプラチナ法人カードの年会費はいくらですか

カード使用者1名の場合で33,000円(税込)です。使用者を1名追加するごとに6,600円(税込)が加算されます。

初年度は年会費が無料になりますか

なりません。JCBの比較ページには「JCBプラチナ法人カードは対象となりません」と注記されています。初年度無料の対象になっているのは、Biz ONE ゴールド、JCB一般法人カード、JCBゴールド法人カード(後者2枚はオンライン入会の場合のみ)です。

利用可能枠はいくらですか

公式の基本情報には「150万円〜」と記載されています。上限の金額は示されていません。複数枚のJCB法人カードを持っている場合、同一発行会社のカードで使える合計額は、設定額のうち最も高い金額の範囲内になると注記されています。

従業員もプライオリティ・パスを使えますか

使えません。JCBは「代表使用者以外のカード使用者は申し込めません」と明記しています。

ゴールドとどちらを選ぶべきですか

年会費の差は代表者だけなら22,000円です。プラチナで増えるのはコンシェルジュデスク、プライオリティ・パス、国内旅行傷害保険の最高額(5,000万円→1億円)の3点で、空港ラウンジサービスとゴルフエントリーサービスはゴールドとの共通サービスとされています。枠の下限が150万円と決まっている点も含めて、出張の頻度と決済額から判断することになります。

この記事で参照した一次情報

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