【法人カード組み合わせ】筆者がおすすめする最強の組み合わせ「経営者用法人カード」×「従業員用法人カード」×「経営者用個人カード」

man
「自分用の法人カードと従業員用の法人カードは別々に持つべきでしょうか?」
「経営者の法人カードと個人カードはどう組み合わせれば良いのか、わかりません。」
「経営者が持つべき、クレジットカードをすべて教えてください。」

法人カードは1枚だけあれば良いというものではありません。利用目的に応じて、併用する必要性も出てくるのです。今回は、筆者がおすすめする「経営者用法人カード」×「従業員用法人カード」×「経営者用個人カード」3枚の組み合わせについて解説します。

なぜ、法人カードを組み合わせる必要があるのか?

法人カードの3枚持ちが必要な理由は

  1. 経営者用法人カード
  2. 従業員用法人カード
  3. 経営者用個人カード

の3枚は、クレジットカードの役割が異なるから、別々のクレジットカードを持つべきなのです。

「経営者用法人カード」と「従業員用法人カード」の役割の違い

「経営者用法人カード」とは

経営者、もしくは副社長などの役員が持つべき法人カードのこと

を意味します。

経営者の役割としては

  • 重要顧客との接待
  • 新規の取引先の開拓
  • 出張

など、大なり小なり、人とかかわることが現場の従業員よりは多くなってきます。

重要な顧客との接待で、身だしなみを整えることは「良い印象を与える」という意味で大きな意味があり、法人カードも、やはり「信頼性できる人物であることを示す」重要なツールの一つなのです。

また、出張の手配や送迎、ある程度のランクのホテルでのアップグレードなど、出張の機会が多い経営者だからこそ、「出張に強い法人カードを選ぶ」というのも、重要な選択肢になるのです。

teacher
経営者自身の持つ法人カードは「対外的な信頼性」「出張や接待での活躍」を重視して、法人カードを選ぶべきなのです。

「従業員用法人カード」とは

現場の社員(従業員)が持つべき法人カードのこと

現場の社員、例えば

  • 営業部長
  • 経理部長
  • 経理部の社員
  • 総務部長
  • 総務部の社員
  • 運転をする社員

が経費を決済するために、都度経費申請をしていては、仕事のスピード感が失われてしまいます。

このようなタイミングでは、社員ごとに必要な限度額の法人カードの追加カード(子カード)を渡して、経費支払いに利用させることで

  • 無駄な手間の削減
  • 無駄な待ち時間の削減
  • 支払い履歴の管理

などができるのです。

追加カードを渡す社員を何名に設定するのかは、会社の規模によって異なりますが、社員が持つ法人カードに「対外的な信頼性」などは全く必要ではありません。

重要なのは「コストパフォーマンス」です。

teacher
年会費負担が軽くて、ポイントやキャッシュバックの手厚い法人カードを社員に持たせるべきなのです。

「経営者用法人カード」と「経営者用個人カード」の役割の違い

会社に関わる支払い(経費で落ちるもの) → 経営者用法人カード
プライベートの支払い(経費で落ちないもの) → 経営者用個人カード

という形で使い分ける必要があります。

経営者用の法人カードと、経営者用の個人カードを混同してしまうと

「個人の支払い」と「法人の支払い」が混在することになってしまい、税務署から「脱税」で狙われやすい状況になってしまいます。

teacher
だからこそ、税理士や会計士は、法人口座と個人口座、法人カードと個人カードは切り分けるように口を酸っぱく言ってくるのです。

「経営者用個人カード」は何を選ぶべき?

経営者がプライベートで利用する際に役立つクレジットカードを選ぶべきです。

法人カードではないので

  • 日々の生活費の支払い
  • 個人での買い物(車、家具、家電製品)
  • 家族との旅行
  • 恋人との旅行

に使うことを想定して、クレジットカードを選ぶことになります。

ここで注意したいのは

個人用のカードでも、経営者の場合、付き合いで取引先に見られることもある

という点です。

どこまでが経費で落ちるかは、税理士や会計士の判断によって若干違いがありますが

  • 休日に付き合いの長い取引先の社長とゴルフに行く。
  • 先日知り合った社長にパーティーに招待された。
  • 社長仲間でハイキングに行く

というケースでは、「経費にならない支払い」が発生するケースも少なくありません。

そのときに「経営者用個人カード」を使うのですが、ここでも「楽天カード」「Yahoo!japanカード」などを使っていると、イメージ的に「お金を持っていない社長」「儲かっていない社長」というイメージを持たれてしまいます。

最低限のステイタス性は、個人カードでも重視すべきなのです。

筆者がおすすめする「経営者用法人カード」×「従業員用法人カード」×「経営者用個人カード」3枚の組み合わせ

結論

結論から先に言うと


「経営者用法人カード」セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
国際ブランドAMEX(アメックス)
初年度年会費(税込)22,000円
2年目~年会費(税込)22,000円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本0.50%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法●海外利用
海外利用:2倍
【年会費特典】初年度年会費無料
条件達成で最大30,000円キャッシュバック※こちらのページからアクセスしたクレディセゾン公式ページに記載のないキャンペーンは対象外となります。あらかじめご了承ください。
「従業員用法人カード」NTTファイナンス Bizカード レギュラー
国際ブランドVisa
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本1.00%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法-
-
-
「経営者用個人カード」アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

カード分類プラチナカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法郵送申込み
発行スピード通常1~3週間
年会費無料ステータス-
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)一律の利用制限なし
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=1マイル)
スカイマイル(1ポイント=0.8マイル)
ETCカード年会費0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害10,000万円(自動付帯:5,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害5,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用500万円

が最強の3枚と結論づけました。

実際に筆者も使っています。

※カード券面は最新ではない可能性があります。

理由

「経営者用法人カード」でセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめの理由

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは

  • マイル還元率:1.125%でJALマイルが貯まる
  • JALマイルは、1マイル=1円で、Amazonギフト券にも交換できるので、ポイント還元率:1.125%と高いことになる
  • アメックスブランドのステイタス性
  • コンシェルジュデスクの対応レベルが高い
  • 限度額も、最高500万円と高額に設定できる
  • プラチナカードにしては、年会費も22,000円(税込)と安い設定

というメリットがある法人カードです。

  • プラチナカードなのに年会費が安いコストパフォーマンス
  • 「限度額の高さ」「コンシェルジュデスクの対応レベルの高さ」による使い勝の良さ
  • アメックスブランドのプラチナカードという「ステイタス性」

があるので

経営者が持つのであれば、かなり総合力が高いおすすめ法人カードになるのです。

追加カードも、最大4枚まで発行できるので役員クラスだけであれば十分な枚数になります。

弱点は

アメックスブランドのプラチナカードとは言っても、クレディセゾンが発行する提携カードであり、見る人が見れば「ステイタス性の低いクレジットカードであること」がばれてしまう

という点です。

本家のアメリカン・エキスプレスのプロパーカードと比較すると、ゴールドカードと比較しても見劣りしてしまうのです。

この弱点は「経営者用個人カード」アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードでカバーします。

国際ブランドAMEX(アメックス)
初年度年会費(税込)22,000円
2年目~年会費(税込)22,000円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本0.50%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法●海外利用
海外利用:2倍
【年会費特典】初年度年会費無料
条件達成で最大30,000円キャッシュバック※こちらのページからアクセスしたクレディセゾン公式ページに記載のないキャンペーンは対象外となります。あらかじめご了承ください。

「従業員用法人カード」NTTファイナンス Bizカード レギュラーがおすすめの理由

NTTファイナンス Bizカード レギュラーは

  • 年会費永年無料
  • 追加カードの年会費も永年無料
  • 追加カードの発行枚数も上限なし
  • Visaブランド
  • ポイント還元率:1.0%
  • ポイントをキャッシュバックすることができるので、キャッシュバック率1.0%

というメリットがある法人カードです。

  • 年会費永年無料でキャッシュバック率1.0%という圧倒的なコストパフォーマンス
  • Visaブランドで使える加盟店は、国際ブランドの中で一番多い
  • 追加カードの発行枚数も上限なし

ですので

社員にいくら持たせても、コスト負担が発生せずに、1.0%の経費削減が実現できる法人カードです。

弱点は

法人ETCカードは、年会費550円(税込)で有料である

という点です。

とはいえ、法人ETCカードは、1枚であれば完全に無料で作ることもできるのですが、複数枚発行する場合には年会費負担は避けられません。1名550円(税込)のコスト負担であれば、年間50,000円以上の経費利用があれば、キャッシュバック率1.0%なのでコストはペイできるので、大きなコスト負担ではないのです。

国際ブランドVisa
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本1.00%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法-
-
-

「経営者用個人カード」アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードがおすすめの理由

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは

  • アメックスのプロパーカードのプラチナカードという高いステイタス性を誇る
  • 有料ホテルチェーンのゴールド会員ステイタスがもらえる
  • 部屋のアップグレードが受けられるファイン・ホテル・アンド・リゾート
  • ポイント還元率も、メンバーシップ・リワード・プラス登録が無料なので、1.2%と高い
  • 家族カード4枚目まで無料
  • 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険最高1億円で、家族特約あり

というメリットがある個人向けクレジットカードです。

  • 個人カードでブラックカードを除けば最高レベルのプラチナカードで、「ステイタス性」は抜群
  • ホテルでの優待特典が豊富、旅行傷害保険が手厚いので「旅行」で活躍する
  • ポイント還元率も、1.2%以上と高い

ので

経営者が持つべきクレジットカードとして最適です。

審査もそれほどハードルが高いわけではなく、持ちやすいのです。

弱点は

年会費が143,000円(税込)と高額であること

です。とはいえ、月額に直せば1万円強です。ご家族に持たせるクレジットカードは年会費無料ですので、3枚作ればコスト負担も4分の1になるイメージです。

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「経営者用法人カード」セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのステイタス性の低さも、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードも持っていれば、カバーできる最適なクレジットカードと言えます。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

カード分類プラチナカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法郵送申込み
発行スピード通常1~3週間
年会費無料ステータス-
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)一律の利用制限なし
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=1マイル)
スカイマイル(1ポイント=0.8マイル)
ETCカード年会費0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害10,000万円(自動付帯:5,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害5,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用500万円

「経営者用法人カード」×「従業員用法人カード」×「経営者用個人カード」3枚の組み合わせでおすすめの使い分け

会社の経費支払い

基本
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードを使う
アメックスブランドが利用できない場合
  • NTTファイナンス Bizカード レギュラーを使う

※NTTファイナンス Bizカード レギュラーは、「従業員用法人カード」ですが親カードは経営者ご本人が持つことになるため、いざという時の支払いには利用できます。「Visa」ブランドですので使えない加盟店はほとんどありません。

従業員に対して

役員・営業部長など接待の多い社員
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの追加カードを発行する
上記以外で法人カードの使用権限を渡す社員
  • NTTファイナンス Bizカード レギュラーの追加カード、ETCカードを発行する

ビジネス利用時

接待
  • 使用するのは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

コンシェルジュデスクの対応がイマイチ
2人のお食事で1名様分のコース料金が無料になるサービスを使いたい
貸し切りや特別なお店を抑えたい
限度額を使い切ってしまった

という場合は

  • 「役員立替」処理で、個人カードのアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを支払いに利用する
出張
  • 使用するのは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

空港ラウンジを利用する
海外旅行傷害保険を利用したい(自動付帯)

という場合は

  • 個人カードのアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを提示する

空港の送迎や手荷物無料宅配を利用したい
国内旅行傷害保険を利用したい(利用付帯)

という場合は

  • 「役員立替」処理で、個人カードのアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを支払いに利用する

個人利用時

プライベート費用の支払い
  • 個人カードのアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを利用する

実際に筆者は、上記の使い分けを行っています。

まとめ

経営者の方の場合は、単純に「お得な法人カードを持てば良い」というものではありません。

利用する人、状況や利用シーン、接待や出張への貢献なども、法人カードを選ぶ重要な比較ポイントになるのです。

teacher

筆者がおすすめする最強の組み合わせは

  • 「経営者用法人カード」セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
  • 「従業員用法人カード」NTTファイナンス Bizカード レギュラー
  • 「経営者用個人カード」アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

ぜひ、上記の組み合わせを検討してみましょう。

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